正しい板橋区の歩き方 大山編その3 | C.I.L.

正しい板橋区の歩き方 大山編その3

さて、空気も読まずに板橋のグルメを紹介する、おはら汁のメインコンテンツのお時間です。


今回は過去に2回お届けしている、「正しい板橋区の歩き方 大山編その3」 でございます。


■参考リンク

・大山編 その1

・大山編 その2

・区役所前周辺編 その1





今回は東武東上線大山駅の南口改札を出たところからスタート。写真の場所は、南口改札から出て右を向いたところです。


で、とりあえず突き当たりの踏み切りまで歩いて、左に進みましょう。(川越街道方面と書いてある方)




かなり長~いアーケード街をひたすら歩いて行くと、「やすだ」というパチスロ屋とパチンコ屋に挟まれた路地が左手に出てきます。


夜はちょっと怖いですが、追い剥ぎがいないかビクビクしつつ、この路地に突入しましょう。


大丈夫です。板橋区がいかに貧民街とはいえ、大山周辺で殺人事件は "年に5件" くらいしか起きません。自爆テロに悩まされている国と比べたら、比較的安全です。


で、通り魔に殺される事なく無事に路地を突き当たりまで進んだら、そこを右に曲がります。(写真の川越街道へと書いてある方)


真っ直ぐ歩くとすぐ目の前に川越街道が見えてくるので、それを渡って下さい。


ちなみにすぐ近くに交番があるので、万が一の場合は何とかそこまで逃げ切りましょう。ただしお巡りさんが留守だったらアウトです。ご愁傷様ですね。





何とか命に別状なく川越街道を渡り切ると、目の前には本日の1軒目である 「奉天源」 という中華屋さんが。


このオレンジ色はかなり目立つので、初めての方でも迷う事はないと思います。




本日の一品目は

「乾豆腐のサラダ 辛口」


細く切った乾豆腐の上に、同じく細切りにしたピーマンやニンジンが乗り、ラー油と鷹の爪と胡椒でピリリと仕上げたドレッシングがかかっている。


乾豆腐はほんのちょっと固めで、そのコリコリした食感が味によく合っている。


こ・れ・は・美味い!


ちょっと味付けが濃いんだけど、生ビールを片手にチビチビ食べるにはもってこい。とにかく酒が進んで進んで仕方ない。(辛くないのも作れます)


内臓を壊したり、高血圧になったりする危険が頭をよぎるが、美味い物は美味いんだから仕方ない。きっとダンボールは入ってないから大丈夫だ。


で、予想以上にスパイスが効いているらしく、気付くとじっとり汗ばんでいたオレがいる。デブだからじゃない、きっとスパイスのせいだ。




次に頼んだのは新商品!とPOPが貼ってあった

「ラムのスペアリブ 奉天源特製ソース」


1,000円以上のメニューがほとんどない奉天源で、1,700円という高額プライスだったため、あえて頼んでみた。


で、値段から安易に予想できたはずなんだが、2人で食べるにはちょっと多い…。1人2本ずつ食べれば充分に腹が膨れてしまう。


しかも中央の特製ソースが、芝麻醤をベースにして、パクチーなんかで風味をつけたコッテリ系のソースでね…。確かに味は文句なく美味しいんだけど腹が…。


で、で、ラム肉は骨を持っただけで肉がズルリと剥がれ落ちるほど柔らかくて食べやすい。羊肉の匂いはほとんどなく、軽く味がついているので、ソースをつけずにそのままでも食べられる。


感動的なまでに身離れが良くて 「ほほぅ!」 と思うんだが、やっぱり腹には限界があるわけで…。


しかしお肉が柔らかくて食べやすいためか、気付くとペロリと平らげていた汁カップル。本当に痩せたいと心から願っている。




ラムのスペアリブに続き、こちらも新商品で、しかも1,400円という価格設定だった

「カエルの唐揚げ」


1品メニューの価格が大体400円~700円くらいの奉天源で、1,400円で、しかもカエルとは!もしかして食用蛙って高級品なんでしょうか?


で、味は淡白な鶏肉のような感じで、臭みなんかは全くなく、大変食べやすいお味。中華系のスパイスが効いているので、これも酒の肴にぴったりだと思う。


それよりなにより、この唐揚げは衣が美味しい。薄めの衣をサックサクに揚げてあるので、衣の食感の良さだけで勢い付いてパクパク食べれてしまう。


でもやっぱこれも量が多かった気がするなぁ…。ハーフサイズとか出来ないのかなぁ…。




こちらはLOが迫っていたので慌てて頼んだ

「ニラ饅頭」


この店のニラ饅頭は、写真でも分かる通り、具がぎっしり詰まっていて食べ応えがある。




幸せの断面ショー。ニラだけじゃなくて、野菜や海鮮系の具材がたっぷり。


で、この後に二次会が控えていたため、今回はこの辺で勘弁してやる事に。



■注文したメニュー

・生ビール(中) ×2

・プーアール茶(ポット) =お茶葉いっぱいでお湯はエンドレス。

・乾豆腐のサラダ

・ラムのスペアリブ

・蛙の唐揚げ

・ニラ饅頭

合計5,500円くらい。


※今回はあえて高いメニューを頼んだけれども、平均価格の1品メニューを腹一杯飲み食いするだけなら、一人2千円あれば充分です。




さて、奉天源を出たら、お店を背にして川越街道を左に歩きましょう。ちょっと歩くと、写真の左端の辺りに辿り着きます。(華福という赤い看板の中華屋さんの辺り)


そのまま川越街道を直進してください。




するとすぐに今回の2軒目である 「龍神」 というラーメン屋さんに。


カウンター席だけで10席あるかないかなので、たまに待たされる時もありますが、とりあえず騙されたと思って我慢我慢。




こちらは龍神の看板メニューである

「ねりゴマつけ麺 中辛」


野菜だったり動物系だったりと色々な味のする複雑なスープに、ねりゴマの香ばしさと甘味が混ざり合っている。ちょっと脂分が多目で味が濃いので、若者向けかもしれん。


これはね~、何と比較して説明すればいいか悩む味なんだよねえ…。これだ!という似たようなスープのお店があまりなくて、本当にオリジナリティに溢れているんですわ。


とりあえず味が濃い!そして甘くて辛くて香ばしい!そんでもって何だか知らないけど美味い!


1回目は味がよく分からなくてピンと来なくても、騙されたと思って2回食べてみれば多分ハマる。ちなみにウチの彼女さんはそのタイプだった。


初めて彼女さんを龍神に連れて行った時に、「なんかあんまりピンと来なかったよ。」 と言っていたクセしやがって、2度目に連れて行った時は 「なにこれ!ウメー!すげーウメー!」 と大騒ぎしながらがっついていやがった。


そんな例えるのが難しい味がするんです。




で、こちらが 「ねりゴマつけ麺」 のデフォルトの麺。熱盛りと冷盛りが選べるんだけど、一度冷水でシャッキリと〆た冷盛りの方がオレは好き。


具はトロ肉チャーシュー、味玉、メンマ、カイワレ、海苔といった感じ。麺が来たら即座にチャーシューをスープに沈めてトロトロにさせるのがポイントかな?


ただでさえスープが脂っぽいのに、このトロ肉チャーシューの脂分も染み出てくるわけだから、そりゃもう脂ギッシュですわ。


自分が若者だと思う人は存分に食べるといいよ。ちなみにオジさんは間に3日くらい空けないと辛いよ。(数年前は1週間毎日通ったりしてたのに…)




こちらは毎年夏季限定で販売している

「夏つけ麺」


店のマスターいわく、「ねりゴマつけ麺をね、夏でも食べられるように、脂分を少なくしてあっさり作ってみようと思ったの。そしたらスープを一から作ることになっちゃった。」 とのこと。


龍神では普通のつけ麺は熱々のスープが出てくるんだが、この 「夏つけ麺」 だけはスープも冷たい。で、店のマスターが無駄に研究熱心なため、毎年味が違う。それも少し違うどころではなく、全然違うw


今年の 「夏つけ麺」 は、例えるならドレッシング系の味かなあ?ゴマの風味も強いけど、その他にネギなんかの香草系の風味もあって、去年と比べると少し味が濃くなっていた。


といっても去年の 「夏つけ麺」 を知らない人にとっては全く伝わらないのだが!


さて、来年の 「夏つけ麺」 はどんな味になるんだろうか…?




で、こちらが 「夏つけ麺」 の麺。


普通のつけ麺と違い、チャーシューの代わりにスープで煮込んだ豚肉の薄切りが乗っており、レタスと千切りの鷹の爪なども乗っている。


このレタスがいい仕事してて美味かった。今年のつけ汁はレタスによく合うわ~。去年は確かワカメかなんかが乗ってた気がするんだが…。


ほんと毎年毎年すべてが違いすぎるぞ!


それに2年に1回くらいのペースで麺もガラっと変えちゃうし!


6~7年くらい前のオープン直後から通っているオレとしては、この龍神のマスターの研究熱心すぎるところが萌えだ。


平打ちのフェトチーネみたいな麺だったり、黒い粉がいっぱい入った噛み応えの凄い麺にしてみたり、讃岐うどんか!と言いたくなるようなクニクニした食感の麺にしてみたり…。


お前は往年のデビットボウィか!


と、ロック好きなオヤジにしか伝わらない表現をしてみるテスト。



「ボクは常にチェンジスなのさ byデビットボウィ」


「だって~同じ麺だと作ってて飽きちゃうんだも~ん by龍神のマスター」



んー、やっぱ萌えだ。


ぱっと見はイカツイ感じなのに萌えキャラだ。




またいつ変わるか分からないので、麺のアップを撮ってみた。2007年の麺はこんな感じです。これは太麺だけど、同じく自家製の細麺もあります。


つけ麺は太麺の方が美味しくて、ラーメン系は細麺が合うかも。(ラーメン系で太麺にするとかなり重たくなる)


ちなみに麺は粉の量が普通のラーメン屋の麺よりもはるかに多いらしく、食べ終わってから30分~1時間くらい経過すると、お腹の中で膨れ上がって地獄を見ます。


これはラーメン好きな人に一度くらい試してみて欲しいなぁ。


この店はラヲタなオレでも代替品が見つからないので、遠方から遠征してくる価値があるかもしれん。(近くにパーキングもあるし、池袋から近いし)



■注文したメニュー

・夏つけ麺

・ねりゴマつけ麺

合計1,550円とかだったかな?


というわけで、奉天源の時点で腹一杯だったのに、無理矢理に龍神のつけ麺というヘビーパンチを喰らいに行ってしまったため、帰り道はまるで這って歩くようでした。


本当に痩せたいと "願ってはいる" んです…。




■奉天源(中華)

住所:東京都板橋区大山西町3-9 荒井ビル1F

TEL:03-5966-8187

営業時間:11時~LO 23時(閉店0時) ランチ営業あり

定休日:月曜

URL:http://ameblo.jp/oharan/entry-10016891351.html




■龍神(ラーメン)

住所:東京都板橋区大山西町54-12
電話番号:03-3530-0740
営業時間:昼=11時30分~14時30分 夜=18時~1時
定休日:水曜日
URL:http://ameblo.jp/oharan/entry-10010999448.html