こんばんは。
蒸しりんご店長のりんごです。
アトピーの茶話会的なもの
(まだ名前を決めていない)
開催予定ですが
その前にステロイド記事を更新しますね。
・”標準”治療という啓蒙【アトピーとステロイド】
・ステロイドは怖い薬なのか【アトピーとステロイド】
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ステロイドを適切に使う【標準治療】が
ベストなアトピー治療なのか?
最高の抗炎症作用とされる
ステロイド。
ステロイドの副作用はいかに??
私がアトピー関連の本を読むときに
いくつかチェックする項目があります。
その1つが、副作用のことを
どこまで書いているのか。
特に、標準治療を良しとする立場の本
つまり、ステロイドこそ治療の
最適な第一選択だとする主張の本で
どこまで副作用を書いているのかを
必ずチェックします。
もうね、アトピーの人が
近くにいてもいなくても
【ステロイド】って聞くと
なんとなく、強い薬で
あんまり使わないほうがいい?かも?
ってぼんやり思っている人
多いんじゃないかな、と思う。
それくらい
なんとなく害あるのかも?な感じが
世間に浸透しているからこそ
ステロイドが
すごく優れた薬だと同時に
副作用があるということを
しっかり説明してくれる方が
格段に信頼が置けると思いません?
でもね、そんな親切な説明
なかなか医師からは聞けない。
そして本の中でも
ステロイドの優れた面の力説に
たくさんページを割いているのに
一方で副作用の説明は
ちょびっとって言う本もわりとある。
そういう簡単な説明しかない本は
たいてい
「適切な使用を守れば大丈夫。
多少皮膚が変化しても
使用をやめたら元に戻ります。」
という説明がこざっぱりとなされ
ステロイドが恐ろしい!と
誤解されていることだけは
否定するというスタンスをとっている。
たとえば…
Q ステロイドで白内障や網膜剥離?
▶外用性(塗る)ステロイドのせいではなく
痒いからと、目の周辺を叩くことが原因です
Q 体に溜まって副作用ありますか?
▶アトピービジネスのせいの誤解です。
まったくありません。
今、私の手元にある
ちょっと優しく読みやすいタイプの本では
上記のようなことのみ書かれていました。
副作用を詳細に書いていないタイプの本です。
そういういいことばかり書いている本で
「わあ!安心でいい薬だ!」って思うのかな。
本当にいいことだけかしら?って
私なら間違いなく逆に疑うんだけどな~
それでも最近の本の多くは
ステロイドの副作用で
皮膚が薄くなったり(皮膚萎縮)
多毛になったり
毛細血管収縮で皮膚が白くなったり
薬の使用が長いと
血管壁がもろくなり拡張、赤みが出ます。
しかし、やめたらある程度の期間で戻ります。
このくらいは書かれています。
それから私が読んだ本のほとんどは
ステロイドによっては
白内障や網膜剥離は起こらない。
色素沈着も起こらない。
と書かれています。
それはステロイドの副作用ではなく
アトピー性皮膚炎にかかっている経過の中で
起こるものだとされています。
つまり目の病気は
かゆみ対策で叩くことによるか
もしくは原因不明
色素沈着は、痒みのため
長期間、痒みで掻き壊した炎症の傷跡。
この辺りが最低限書かれていることです。
しかし・・・
副作用にたいてい書かれてはいる
【皮膚萎縮】
簡単に書いているけど、
この皮膚萎縮もすごいことなんですよね!
(これもまた詳しく記事に書きます)
が、実際の皮膚科学会?の論争は
そこから先にあります。
それはステロイド依存、リバウンド
この辺りの論争になるんですね。
それは今後に書いていきます。
先に、副作用で
アンチステロイド論でよく出てくる
【酸化コレステロール】のことを書きますね~。
それにしても、読んでいた本は
ほとんど否定していたのですが
開発元である薬の添付書類には
副作用として、目のことを含め
色々断言されているんですよね。
恐ろしい内容が・・・
強いステロイド(デルモベート)
だからかな?と思ったけど
弱いステロイド(ロコイド)
でもほぼ同じく書かれていた。
ロコイド添付書類
デルモベート添付書類
この説明書を読むことって
一般人はなかなかないからな~。
やっぱり、難しいね、ステロイド。
つづく
▶『酸化コレステロール【アトピーとステロイド】』
逆子の方はぜひお読み下さい!
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これまでのアトピー記事
・赤ちゃん返り症状?上の子の皮膚トラブル
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・「かわいそう」子供アトピー母親もつらい・・・
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