アトピーは免疫力が高い?低い?また樹状細胞(笑) | 鍼灸師が創った元祖国産よもぎ蒸し【よもぎ庵】子宮菌活®

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こんにちは。
蒸しりんご店長のりんごです。

早速アトピー記事の続きです。

今回も長くややこしくなりそうですので
お茶請けによもぎ梅ヶ枝餅を用意しました。

25日限定で、よもぎ梅ヶ枝になるんですよ!
昨日、足つぼに来られたお客様にいただきました!
ごちそうさまでした!!

さて、


前の記事はちょっとややこしい話をしましたが
もうちょっとだけ続きます。

前回、自律神経と白血球の割合を書きました。
交感神経優位だと顆粒球が増え
副交感神経優位だとリンパ球が増える。



アトピーと免疫力

白血球は
単球
顆粒球
リンパ球

にわけられるのですが
その役目は

単球はパトロールして、異物情報を抗原として提示、指令を送る役目。
実際に戦うのは顆粒球とリンパ球。

でも戦い方が違う。
顆粒球は肉体派、大きな奴(大きな菌他)をガッツリ食う。
肉体派?


リンパ球は色んな指令や情報を処理して
小さな奴(小さな菌ウィルス他)に時に抗体作って戦う。
頭脳派?


この辺りが大前提です。

リンパ球はとにかく異物=抗原に対し
抗体を作って戦うということですね。
だから、アレルゲンに対する反応もリンパ球の働きになります。

ということで
顆粒球が増えてると炎症などが起きている状況、
リンパ球はアレルギー反応が起きている状況 
体の状態をそんなふうに判断したりします。

超ざっくりな説明です(笑)

とにかく

副交感神経優位=リンパ球タイプ=アレルギー反応系
交感神経優位=顆粒球タイプ=炎症反応系

ということですね。

人の一生で、子供時代は副交感神経のリンパ球が優位なので
そのために免疫過剰になりやすく
アトピーは子供時代をすぎれば治る、といわれたり

夜かゆいのは、副交感神経優位の時間帯で
リンパ球による反応が起きているから、
と言われたりする根拠ですね。

しかし本当にそうなのか?
交感神経、副交感神経
顆粒球、リンパ球だけで決められるものなのか?



で、ここから最後また、樹状細胞に戻るのですが。

自律神経の交感神経、副交感神経の話となると
白血球のうちの顆粒球とリンパ球との話になりますが

ちょっと待った!!!

白血球にはもう一つ、単球がいるじゃないか!


アトピーと免疫力

我らが樹状細胞が所属する単球。

ここのことは自律神経の白血球支配の話では
何も出てこないんです。

しかし実は、パトロール役、司令塔というくらいなので
単球はとても重要なんです。

単に例えば、怪我して雑菌が入った!という単純図式には
じゃあぱくっと雑菌食べよう!と顆粒球が働いてくれるけど

異物が入った。抗原だよ!
これに対して武器(抗体)作って戦おうっていう
ちょっと複雑な戦い方をするリンパ球に対して

まずもって指令を出すのが単球。

で、肌にいる単球の樹状細胞=ランゲルハンス細胞が
ニョキッと突起を伸ばして抗原を捕まえて
抗原提示するわけです。


アトピーと自律神経

この樹状細胞は体のあらゆる組織にいてるし、

外からの抗原の取り込むことで活性化する。
しかもどんな種類の異物かに応じて動きも変わる。


たとえばですよ・・・・

このランゲルハンス君が、
抗原提示を間違っているかもしれない。
いや、捕獲したけど抗原提示しないかもしれない
または、抗原提示しなければいいのかもしれない。

なんてことがありうるかも??

また、抗原提示したものを受け取る側がいるのですが
それはリンパ球の中でもT細胞と言われる人が受け取るのですが


T細胞の受け取り方、受け取ってからの判断の仕方によって
その後の作用が変わってくるんです。
T細胞も種類が多数で
どんな抗原提示されるかで活性化される種類が決まる!

アトピー交感神経副交感神経

T細胞にもいろいろ種類あり
だれが受け取るか
抗体作らず、すぐに戦ったり
抗体作らせて戦ったり

アトピー副交感神経優位

その辺は複雑な仕組みになっていて
それぞれ多種多様な細胞が関わっています。


だから、もしかしたらT細胞がどう判断するか
そこが重要かもしれない!


実はこの辺りが、いろんなことがまだわかっていなくて
ここがアトピーも解明の鍵と言われています。


特に樹状細胞、そしてT細胞とかが
免疫の最前線となっているわけです。


この辺りのT細胞関連が、
ヨーグルトを食べるとアレルギーは減るとかと関わる世界。
(この話はまた別記事でする予定です)

んでも
調べれば調べるほど、樹状細胞とかT細胞とかって
難しい論文がたくさん出ていて、この辺りって
もし解明したらノーベル賞ものなんじゃないかな?と思ったら

本当にそうで、
2011年のノーベル賞生理学医学賞は
「自然免疫の活性化に関わる発見」とか
「獲得免疫における樹状細胞の役割の解明」とかで
受賞になってた!


そんな、樹状細胞やT細胞に魅せられたあなたのために
私も読み込んだHPを幾つか紹介♪

・日本血液製剤機構のHPがこちら

比較的わかりやすいと思います
抗原提示細胞とT細胞のことが。


京都大学のHP
樹状細胞のこと、これもわかりやすいほうじゃないかなと。

樹状細胞の発生・分化・増殖にかんして
こちらはちょっと難しい東大の人の論文

こちらも難し目の熊本大学の論文

え?もういいって??



こういう研究されて
分かった!とかいう論文を読むと
私、ワクワクするんですが

周りの友人からは、「そんなのよくよむね~」って怪訝な顔されます。


アトピーって、免疫とかの話を切り口にすると
白血球の自律神経支配がとりあげられて以降
交感神経、副交感神経をよくとりあげられるけど

皮膚の専門の研究レベルの話になると
その辺はほとんど出てこなくて、むしろ樹状細胞とかの話ばかり。

だから一部のわかっていることで
あーだこーだ言ってるのがアトピー。
で、更にわかっていることに乗っかって
アレコレ商品開発、売り込み文句されているのが現状。

そもそもアトピーとアレルギーは全く別、という意見もあります。
となってくると、リンパ球や顆粒球、どちらも炎症には関連するし
自律神経がととのっているのが、普通に健康にもいい話ではあるし


でも、アトピーそのものの解明にはやっぱり
抗原提示、受け取るT細胞とかが重要なのかもしれません。
解明に期待。

ということで、樹状細胞ちゃんたちの話でした。

ちょっと書くことつかれたので
いや、読む方も疲れましたよね

今回は、少しでも和むように
丁寧に色付けした挿絵を入れたのよ♪

マニアックT細胞のことは、いずれ書くということで
もうちょっと気楽な記事書いていきます~。



その前に、ちょっと飛躍した話を入れるならば
私イロイロ突き詰めるの好きですが
アウトプットはかなり感覚派です。

治療は、もちろん理論は知識としていれていますが
感覚重視での治療です。

東洋医学って、経験値の集積
結果がありきの世界で

それを理論で後付けしていると言われたりするんですが
ちょっと暗号に近い部分があって
その暗号をどう解釈するか、という世界があります。

もともと、イロイロ追求するのは好きですが
東洋医学の、確実な答えがない世界に身を置いて以降

知識で答えがあるものならば、追求するのは
すっきりするので好きです。

そして、追求すればするほど
結果的にその先は、まだ解明されていない
という世界に行き着きます。

複雑系なり。

だから、ああ、やっぱり結局は
西洋も東洋も一緒だな、とも思えて

やっぱり日常でやれるべきベストなことは鍼灸かもしれないと
行き着くところが好きです。

今も、一瞬、炎症を抑えるためにステロイドを使いましたが
2週間ほどで、少し掻いてもかき壊れない肌まで
ベースを戻しました。

そこからステロイドをやめて、やはり
薬で抑えただけですから
痒みや肌荒れがぶり返したりしていますが

小児鍼だけで管理しています。

なので、かき壊すことはないし
かいても安定しています。

あのひどい状態を、一度立て直すには
短期的効果はやはりステロイドはベストだなと思いますが

これが、ベースのことを整えていなかったり
その後の管理でもし小児鍼を使えなかったりしたら

やめたらすぐぶり返してステロイド漬けになったのかな?とも
思ったりします。
だから、どういう状況で、どのタイミングで使うか
その辺の見極めも重要だと思います。

で、なぜ鍼が効くのか、となると

結局は、効くことに理論的説明が追いついていなんじゃないかな?と
やっぱりおもうんですよね。

今回の樹状細胞のことでも

樹状細胞も沢山の種類が皮膚には特に多いし
その樹状細胞の生態も
たくさん未知の部分があり

異物を取り込んでも
それを異物として抗原提示するときもあれば
異物とはみなさない免疫寛容の時もある
だけど、入ってきても、それが異物=体に害がある抗原と
認識されなければ、攻撃も始まらないのですね。


更に、抗原提示された受け取り側の
リンパ球のT細胞もたくさん種類がいて
その辺もわかっていないことたくさん。

鍼灸もまた、金属による何らかの刺激を与えることで
刺激を受け取り、様々な皮膚細胞たちが動き回っている。

炎症に関連する細胞も、すべて解明されているわけではない。

だから、きっと、鍼灸の効果を立証するに十分な
理論が追いついていないだけなんだろうなと思うわけです。

でも、その分野の人は経験値で知っている。
なにがEBMだよ、何が非科学的だよ、と。


私も実際、効くんだからいいなじゃない?と思っている口です、実は。

でも、例えばアトピーでも、例えば不妊でも
藁をもつかむ思いで、「よいよ~」と言われる情報に
振り回されている人多いと思うんです。

だから、ある程度、こういう理由で聞いて
こういう状態のこういう分野には
とても効果的だよ、と

提示したいな、と思うのです。

それは、自分が患者さん側になった時の気持ちとして。

抗原提示ならぬ、効果提示!w
というわけで、鍼灸がいいよ!という話でした(笑)


はああああ。
お付き合い、本当にありがとうございました。

次回以降しばらくさっくり行きます!

つづく
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