蒸しりんご店長のりんごです。
いないないばあ～！！
前回のマニアック、痒み記事に続き
今回は樹状細胞
のことを書こうと思いましたがやっぱり、先に気になる人が多いようなので
どうやってアトピーの対策をして
今の娘ちゃんの肌に至るのか、を
簡潔に書いておきます。
樹状細胞のことを楽しみにしていた
マニアックな方ごめんなさい。
そんなマニアなあなたとは
もっと昔に出会っていたら
きっと一緒に飲みに行って
ディープなネタで盛り上がっていけたでしょう。
残念！
ハイ、では、アトピーですね。
どうやって娘ちゃんの肌の治療をしたか。
文章にすると
ごくごく普通だと思います。
特別なことはしていません。
もう、ある意味昔ながらの王道治療かもしれません。
そう、アレです。
とりあえず、まず簡潔に書いてみます。
色々試行錯誤して、皮膚そのものに注目した。
という流れまで書きました。
皮膚のケア
炎症の対策
乾燥の対策
いろんなことを調べる中で
やはり、ステロイドというものに行き着きました。
そもそも、なぜステロイドが怖い(と思っている）のか。
一体どういう仕組みで効くのか。
どんな作用があるのか。プラスもマイナスも。
世の中のステロイドに対する認識の変遷
そんなことをしっかり調べ・・・
その時の娘ちゃんの段階での結論。
アトピー治療最前線にいるような病院・先生の下でなら
ステロイドの治療をしてみたい。
というより、ここまで長患いし
容易に皮膚をかき壊す皮膚状態になったら
炎症を抑えるのはステロイドしかないのかもしれない。
娘ちゃんの目下のQOL向上のためにも。
そんな風に思えました。
それから、娘ちゃんの痒みの引き金になるものが
もし分かりやすく特定できるなら
検査なりもしてみたいな。
以上のような結論に至りました。
で、実は、九州大学病院はアトピー治療の
中心的な位置にいるようで
特に一般への啓蒙に力を入れて
【アトピー性皮膚炎について一緒に考えましょう】
というようなＨＰも開設している。
せっかく福岡にいるから
行くなら、九大かな～と思いつつ
でも大学病院にいくのは
さすがに大変そうだし
紹介状とかいりそうだし
もう、本当にいよいよ病院に行こう！っていう
肌状態になったら
そのとき考えよう
とりあえずは、鍼灸と
あれこれ民間療法なんかでやってみよう
そう思っていた年明け
たまたま、ほんとうにたまたま
近くの中規模病院に
九大のアトピー専門の先生が
週に1回だけ外来に来ているのを見つけたのです！！！
その日を狙って受診し
軟膏ではなく、ローションタイプのステロイドと
保湿剤を出され
使ってみると
いわゆる、3日で治った！
（当たり前といえば当たり前、ステロイですから）
というような状態になったわけです。
でも、そこから先
また結果だけ言うと
トータルで10回くらい塗って
その後はもう今に至るまで塗っていません。
今は様子見て、適宜保湿したりしています。
それからずっと小児鍼はしています。
結局は、知識と情報と
実際の本人のカラダを観察する目と
何を信じて行動基準にするか
信念を持って試行錯誤する、
しかないと思っています。
だから、もちろん私も
ステロイド万歳！
さすがステロイド！
ステキだわ！
先生の言うとおり使い続けるわ！
ということになっているわけではなく
今はまだ試行錯誤の段階です。
ただ、この担当医師が
なんでも話を聞いてくれ
(といっても、私がいつも質問攻めしてます）
的確に簡潔に答えてくれる！
そこに安心感を持っています。
うちの担当医は
『ステロイドの副作用を含めて評価した上で
使うメリットがあるから使います。』
『ステロイドを使うも使わないも
今の肌にはどちらも侵害があります
ステロイドで皮膚萎縮が起きるか
ステロイドを使わないけれど
今のように掻き壊して皮膚の損傷が起きているか』
『この年齢のこのタイプのステロイドを
このくらいの頻度で使う使い方では
まず、副作用は心配しなくていいです。』
そういう答え方をする医師を
信頼しています。
ただ、かと言って
盲信しているわけではないです。
全部鵜呑みにしているわけではなく
医師にとっては、多くの患者の一人でも
私にとっては大切な大切なわが子なので
あくまで慎重に、慎重にです。
先にも書いたとおり
娘ちゃんのその時の
肌の症状レベル、それまでの治療歴から
炎症を叩き、まず皮膚を立て直すには
ステロイドを適切に使おう、と決めたものの
『炎症を立て直す』ことだけに使い
その後、
『アトピーを治す』ことにステロイドを使おうとは
思っていなかったので
使うからにはどう使うか、どうやめるかを
自分なりのスタンスで決めたのです。
その際、コチラの本を参考にしました。
本というより、論文の考察という感じですが。
ステロイド依存〈2010〉
日本皮膚科学会はアトピー性皮膚炎診療ガイドラインを修正せよ/医薬ビジランスセンター
2010年3月発刊。
この深谷元継先生は、ステロイドに警鐘を鳴らす方として
有名なようです。
多分、脱ステしてる大人の人とかでは誰もが知ってるレベル？
ブログが先にあるようです。
ブログアトピー性皮膚炎のステロイド外用剤離脱
又、小児に対するアトピーとして
やはり、ステロイド不要論を取る医師の本。
佐藤健二先生、佐藤美津子先生、ご夫婦で皮膚科医です。
赤ちゃん・子どものアトピー治療―ステロイドにNO!を/佐藤 健二
2010年9月発刊。
それから、この方もステロイド以外の
治し方を提唱されています。
藤澤重樹先生。多分、その筋の大御所じゃないかな、と。
9割の医者が知らない 正しいアトピーの治し方/藤澤 重樹
2013年12月発刊。
あと、医師ではなく
アトピッ子地球の子ネットワークという
第三者機関からの視点での本。
アトピー・アレルギー克服応援ブック―必ず道が見つかるアドバイス/アトピッ子地球の子ネットワーク
2010年9月発刊
まだまだ読んだけど
（こうなったら100冊は読もうと思っている笑）
たくさん読むとアトピー治療業界の動向も見えてくるし
ステロイド批判の本の中にも書いてある
ステロイドのプラス面
逆に、
ステロイド治療を薦める本の中に書いてある
ステロイドのマイナス面
又、両者共通に書いてある
重要な対策面
そういうことが最も興味深く学びになります。
陰中の陽。陽中の陰こそ色濃いなり。
結局、唯一無二の治療法はないし
それは多因子疾患であることと
発症している個々人の素体、体質
生活環境諸々が違うから。
だから、一つの情報、一つの主張だけを
鵜呑みにしちゃあいけなくて
（もちろん私のブログもふくめて）
そういったことを踏まえて
じゃあ、自分はどうするかを決めていかねばならないと
そう思います。
ステロイドなんて絶対やだ！と思っていて
『ステロイドを使って治す』という文字を見て
あ～、もうコレはダメだ！と捨て去るのではなく
逆に、ステロイド無しはありえないと思っていて
『ステロイドは危険だ』という文字を見て
あ～又変なこと言ってる、と捨て去るのではなく
両方に聞く耳を持つ
両方調べ、なぜそうなのかを調べ
自分なりのスタンスをもつこと
これが重要だと私は思います。
というか、私はそうしています。
本当、残念だけど、大変だけど
しっかり勉強しなくちゃいけない。
もしくは、本当に全くなんにもアトピーを気にせず
そのうち治るさ～と過ごす、どちらかかな。
だから今は、
医師の考えと治療指導を受けたうえで
主に医師に話を聞きに行き
日本の皮膚科学会の最新の動向を聞きつつ
さて、どういう風にケアしようか
皮膚がほぼ立て直り
掻いても容易に掻き壊れなくなった今
けれど、まだまだ炎症の火種は残り
アトピー体質である今
ステロイドを使わずに
どうやって抗炎症、乾燥肌対策をするか
というものを色々試しています。
でも、子供が故に
割と何もしないのが一番だろうと
何もしない日々が増えています。
はじめに炎症が起き始めた時に
もっと知識があって、ちゃんと対策できてたら
こじらせて、長引いて
掻いたらかき壊すレベルまで行かなかっただろう
と、思います。
そういう人が増えないように
だから、このブログを書いています。
あれ、なんか簡単に対策してきたことを書くつもりが
長くなってしまった。
うーん、もっと短く書くの課題だな～笑
では良い日曜日をお過ごしください♪
つづく
『アトピーと自律神経と樹状細胞のこと』
これまでのアトピー記事・赤ちゃん返り症状？上の子の皮膚トラブル
・子供のアトピー症状、原因は?食事?
・矢山クリニック流れやまのうち小児科へ
・アトピー治療方法、漢方薬で完治する？
・子供のアトピー治療、ステロイドで完治か？
・アトピーとステロイド、効果と副作用やリバウンドは？
・「かわいそう」子供アトピー母親もつらい・・・
・アトピーと病院選びのおすすめのポイントは？
・アトピーと水溶性ステロイド治療
・アトピー性皮膚炎に水溶性ステロイドを使う理由
・産後、下の子が生まれると子供のアトピーは悪化する？
・アトピーとステロイド治療経過と肌写真
・アトピーと細菌の異常繁殖
・アトピー、風呂は入らない？石鹸と体洗い方は？
・アトピーの原因と治す方法？病院？自然療法？スキンケア？
・子供アトピー治療と夫の意見、夫婦喧嘩
・完治めざして！アトピー治療の段階と目的。
・アトピー対策そのものが強力なストレス・・
・秋、乾燥の秋。嗚呼、子どもの肌よ・・
・アトピーと免疫力：腸の免疫力アップ
・腸内細菌を増やす！八百万の神たる腸内細菌
・ウン次第？ウンチから見る腸内細菌と食べ物
・アトピーよくならない治らない（涙）やっぱり鍼灸だ
・アトピー完治には、強い皮膚を作らねば！
・子どものアトピー、鍼灸師として母として、子育てとは
・サンムラタ助産院で乳児湿疹・子どもの肌ケア
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・アトピーは遺伝子レベルの影響！（フィラグリンの話）
・痒みとは本能との戦い！なぜアトピーは異常に痒いのか？
切らずに産めるものならば！
逆子の方にはぜひ知っておいてほしい情報です。