リヒテル を語るには,,,

richter 64
(写真: ネットで拾いました。 ありがとう。)



いや~、今ネットで検索中なんですけど、、、

目の前に未知の世界が広がってくるんです
今まで“知ってたつもり、,,” だったことが
そう感じてたことが、と~っても、とっても
チッポケに感じるんです。

今まで,ロシアの音楽界のこと、何にも知らなかったんだぁ~,,,
ロシア人と言えば、なんだか巨大な身体に、感情が
クールなイメージがあったんですけど、
ネットサーチが進むにつれて、
いままで知らなかったことが目の前に展開してくるんです

リヒテルにしたって、ほんの一部しか知らなかった,,,
日本にも数回遠征してたことも知らなかったし
アメリカ上陸もある意味ではイヤイヤながらの遠征であり、
しかも、自分の母と再婚した主人がカーネギーホールへ
ドイツからやってきてることを、開演前に知って
凄く感情的になり、最悪のリサイタルであったこと
アメリカには2度と遠征に行きたくない,,,と感情的になったこと

そんなリヒテルにも、学生時代ってあったんですね
リヒテルを語るには恩師、ハインリッヒ・ニューハウスを語らなければ、、、

heinrich neuhaus
(Heinrich Neuhaus)


ニューハウスを語るには、ゴドウスキーも知ってなくちゃ,,,

leopold godowsky
(Leopold Godowsky)


まだはっきりと分かってきたわけじゃないんですけど
ロシアで言われてたベダゴギーとは、特にアート/音楽に関しては
“教養”と言う言葉がふさわしいかな、、、っとも思ってるんですけど
それもロシア語のガツガツした感覚ではなく、とても柔軟な
ソフトタッチな、それでいて奥が深い,,,

よく、アメリカ人が“芸者”を語るとき
まるでセックスオブジェクトの感覚で話をすることもあるが
芸者を語るには、その奥ゆかしさを知ること、、、
ロシアの知らざれるハートには、とても温かいものがある

私はフィンランドに留学してたことがあるんですが
昔の日本人の気性に似た所があるんです
とても長く厳しい冬を体験したDNAには
“自然と共存する”ノウハウが刻み込まれている気がするんです
あの厳しさを耐え抜く精神、,,
そのようなものを、東北新幹線が開通した年に
盛岡の知人を尋ねたとき、感じました
10月に入り紅葉の秋を楽しみながらの東北の
旅に、「何か、凄いエネルギーが潜んでいる,,,」
もう、20数年前の話ですけど,,,

あれっ、話ソレちゃったな
あ、そう、リヒテル、、、
あの巨大な身体から生み出す、あの音色、、、

はなしは、続きます、、、



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richter-English version
(写真: ネットで拾いました。 ありがとう。)



1ヶ月程前だったかな、近くの本屋さんに行って
暇つぶししていたら、見つかった本 
"Sviatoslav Richter-Notebooks and Conversations"

あれは、ハイスクールの時だったかな
市営図書館でLPを借りてきては、片っ端から
聴きまくっていた、、、そんな時に見つけたのが
リヒテルの演奏  ベートーベンの“Appasionata”
とてもパワフルな演奏でありながら、音の流れは
きれい、、、とにかく圧倒される迫力
それからは、リヒテルのレコードを探しまくる,,,

幻のピアニストと言われるくらいだから
生演奏?

いや、それがラッキーでね
’68年だったと思うが、ヘルシンキ音楽祭で
舘野泉さんとご一緒できたんです
リサイタルをキャンセルされることも
度々あるとのことで、前日の新聞の記事にも
演奏は確認されていなかったし、
当日、いやコンサートホールの席について
開演前になってもわからなかった、、、
リヒテルがステージに現れて初めて皆さんが
ホッと安心して館内はどよめきの声で,,,

ニコニコしながら、聴衆者をみながら
早足でピアノへ向かい、座った、、、と思った瞬間

あれは、シューマンの曲だったんでしょうか
最初が フォルテのコード
それが、またパワフルで、ホールがグラッと揺れたような
感じで一瞬にして“静”の空間にそのコードの余韻が
鳴り響き、皆さん釘ずけ状態、、、まさに歴史的なコンサート

私が知らなかっただけなんですが、この著書も出版されて
もう10年程になるんですねぇ~

richter-Japanese version

これは、リヒテルの要望で、ブルーノーさんに
「伝記を書いて欲しい」と依頼されて、可能になったそうです。
丁度この頃日本にも演奏旅行にでかけたようです。
何分飛行機が嫌いなものだから、シベリア経由で日本に入ったとか。
なかなかの親日家だったんですねぇ
それに村上輝久という調律師の出会いから、ヤマハのピアノが気に入り
演奏旅行に村上氏が専属調律師として同行された程
そして、来日された時には浜松のYAMAHA工場まで行き見学をした後
感謝を込めて、YAMAHA諸君に2時間半ほどピアノを演奏した
というエピソードもあります。

私が長い間知りたかったことは
あのパワーで
あのスピードで
なおかつリリカルに弾ける,,,これって何?

今まで抱いていた色々な問いかけ、,,
その答えを解きほぐしながら、この本を味わってみよう



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