信用調査会社の評点のファイナンスへの影響
10月18日
帝国データバンク(TDB)や商工リサーチ(TSR)の評点のファイナンスへの影響は?
この問題について、ファイナンスサイドから聞いた話なども交えてお伝えしたいと思います。
一言で言えば、銀行やノンバンク、そして貸金業者は、融資などファイナンスの審査をするとき、対象企業の帝国データバンクや商工リサーチの評点は非常に参考にしている場合が多いとように思います。
不動産担保ローンの場合は、それほど参考にされないと思いますが、企業の信用力を前提としたビジネスローンの場合は債務者の評点を、そして、売掛先の信用力を前提とした手形割引や売掛債権担保融資やファクタリングでは、売掛先の評点を、必ずと言っていいほど調べているように思います。
金融機関などによって違うと思いますが、私が懇意にしている貸金業者の場合は、帝国データバンクと商工リサーチ、両方の評点を調べて、低い方の評点を参考にして、審査をしています。
債務者になる企業の与信で融資を受ける場合は、債務者の企業の、そして、手形割引や売掛債権担保融資やファクタリングの場合は、手形名義の会社、そして売掛先の企業の、帝国データバンクの評点をまず調べて、ファイナンスの可否や金利コストなどの条件を出す参考にしています。
ですから、帝国データバンクや商工リサーチなどの信用調査会社の評点は、かなり重要であるとご認識ください。
実際は、この評点は、信用調査会社の担当者によって、かなり情報が歪められているような場合があると思います。
けっこう、担当者は感情的な部分で判定をしているのではないかと思われる実例もけっこうあるように聞きます。
例えば、信用調査の対象企業の担当者と、信用調査会社の担当者の相性が悪かったり、行き違いがあったりして感情的になり、毎年提出している決算書を提出しなかったりすると、このことだけでも評点が5ポイントは下がるようで、こんなことから、帝国データバンクと商工リサーチでの評点が大きく違っている場合もあります。
このような場合、先ほども触れたように、低い方の評点が基準となりますので、気を付けたいところです。
ではどの程度の評点があれば良いのかと言うことですが、まずは55点が基準であるように思います。
先ほどの親しい貸金業者でも、55点以上と、54点以下では、金利が違います。
また、少なくとも50点以上はないと、融資においては、大きなハンディになると思います。
そして、弊社では、自身の会社の信用力が前提のビジネスローンの様な融資については、現時点の環境下では、非常にサポートが困難ですが、販売先の信用力が低くて困っている会社に対するサポートは可能です。
具体的に言うと、販売先の会社が信用調査会社の評点が低い場合の手形割引やファクタリングが可能にするサポートを行っています。
このサポートは、信用調査会社の評点が低い販売先に対して、分割払いを可能にして、販売促進を図るサポートでもあります。
これは、販売先の信用力が高くないことから、現金支払による条件でしか販売できず、売上が低迷している会社の業績アップのサポートにもなります。
このようなケースのご相談は bhycom@gmail.com まで。
いずれにしても、信用調査会社の調査は無視できません。
信用調査会社から、急に調査の連絡が来たら、めんどうに感じる場合もあると思います。
でも、資金調達を考えれば、対応していただいたほうが得策です。
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