ごく主観的なあらすじになります。(いつもそうだと言えばそう)
歌詞ページへのリンクを追加しました。
クリスマス休暇から学校に戻った生徒たち。ピーターは居眠りをして夢を見る。(秘密に関する彼の罪悪感もしくは二重生活に対する苦しみの表出?)
圧迫感に苛まれつつ寮に戻ったピーターはジェイソンを見て心が安らぐのを感じる。「僕たちは完璧」と言うジェイソンに「それなら話そう」と言うピーターだったが、ジェイソンは秘密を守る約束の念を押す。
3. Role of a Lifetime (一生続く演技)
最も人気のある優秀な学生。寮の部屋を出れば期待される姿を演じることに没頭するジェイソン。彼と生きる人生を望むピーターは混乱し、それがいつまで続くのか不安が膨らむ。頭で考えるジェイソンと心で感じるピーター。
卒業公演のオーディションが行われる。2人はロミオとマキューシオに選ばれる。母親に電話で報告するピーター。挨拶を促されるが断るジェイソン。
ジュリエット役のアイビーがロミオ役のジェイソンに一緒に練習しようと持ちかける。乳母役が不満なナディアは悪意を持ってアイビーをからかう。
双子のジェイソンとナディアに父親から誕生日プレゼントが届くが、父親の期待(と愛?)はジェイソンにだけ向かっている。いつもの事ながら落胆するナディア。
レイブパーティーのプランを練る生徒たち。学校の「薬屋」ルーカスが様々な麻薬の効能を説明する。
マットに心を寄せるナディアだったが、マットの目にはアイビーしか映らない。気分を損ねたナディアはレイブパーティーに行かず、劣等感とともに1人寮に残る。(猛々しくアイビーを攻撃したりするのは、自分を守る鎧なのかもしれない。)
パーティではしゃぐ生徒たち。ジェイソンと踊る女子生徒を押しのけるピーター。キスしろと囃し立てる生徒たちを良いことにキスしようとするピーター。ジェイソンは慌ててピーターを連れ出す。
ピーターの態度を責めるジェイソン。永遠にこんな風には生きられないと言うピーターだったが、ジェイソンは今日のために生きられないのかと返し、待って欲しいとなだめる。2人がキスするところを、アイビーを探しに来たマットが見てしまう。
学校の懺悔の時間。たわいない懺悔をする生徒たちの中で、それぞれ真剣な祈りを捧げるマットとピーター。
11. Portrait of a girl (少女の肖像)
美しく描かれた少女の内側に閉じ込められた苦しむ自分。本来の自分自身と、男性の目に映り作り出される自分の姿との乖離を見つめるアイビー。そしてまた、そんなアイビーを見つめるマット。
(絵の少女と本物のアイビーは全く同じと歌うマットは、アイビーの見た目を好きってことだろうか?だから相手にされないのかも。)
(アイビーにジェイソンが気になるのは、これまでの男たちとは違う眼差しだから。しかしそれは彼がピーターを愛しているから、という皮肉)
アイビーの誕生日パーティー。ロマンチックな時間を望むマットの気持ちに反して、生徒たちは、めちゃくちゃなパーティーをセッティングする。
知らずにマリファナケーキを食べたピーターは興奮してジェイソンに迫る。怒るジェイソンと機嫌を悪くしてその場を去るピーター。2人の様子を見ていたナディアは何かを察する。
マットを冷たくあしらってジェイソンにキスをせがむアイビー。仕方なしに?応えるジェイソン。
14. Are You There ? (そこにいらっしゃいますか?)
マットとピーターはそれぞれパーティーを抜け出し身の上を嘆く。惨めなもの同士で盛り上がる2人。酔ったピーターはマットに好きな相手の名前を言ってしまう。驚いてその場から逃げ出すマット。
15. 911! Emergency (911! 緊急事態)
ピーターの夢に現れた聖母マリアが、1人に話してしまえばもう終わりだと言い、一刻も早く母親に電話して事実を告げろと勧める。
16. Reputation Stain’d (汚された評判)
決闘場面の練習中、嫉妬にかられたマットがジェイソンに突っかかる。練習は中止となり、散っていく生徒の中のジェイソンをピーターが呼び止める。
ジェイソンに夢の話をして、卒業まで3ヶ月だから、もう2人の関係は問題にならないかもしれない。自分はもう限界だから春休みに母親に打ち明けると言うピーター。
しかしジェイソンは、この先どこへ行こうと必ず問題になる。2人の関係はここで終わらせなければならないと告げる。
自分の一人相撲だったと感じジェイソンから離れるピーターに、秘密を守るよう頼むジェイソン。
春休みが始まり、生徒たちは自宅に戻り始める。宿舎でチェロを弾き歌うナディア。アイビーはセリフの練習ができずに苛立つ。
黙って荷物をまとめ、ジェイソンに挨拶もせず宿舎を出るピーター。1人残されたジェイソンの元へアイビーがやってくる。
衣装確認の場にいないマットを探すナディア。ジェイソンの部屋に向かったアイビーに苦しむマット。真剣な思いを伝えるアイビーを、それが正しい道だと思い込むかのように受け入れ関係を持つジェイソン。あきらめようとしても、ジェイソンを切り捨てることができないピーター。それぞれの思いが渦巻いて1つになる。