レイブパーティの日。ナディアはこっそり同室のアイビーの口紅をつけたり、ドレスを当ててみたりする。マットに告白する想像に照れる。そこにパーティ用の服に身を包んだアイビーが戻ってくる。マットが2人を迎えにくるが、劣等感に襲われたナディアはパーティに行かず、1人で部屋に残る。
誰もいない夜
みんな出かけて
わたしは また一人
時間は流れて 部屋に座り
私はまた 寂しさを楽しんでる
誰もいない夜
友達は想像の中の羊ばかり
羊たちを数えて 私は
この夜を過ごすの
眠るまで
静かに私は
そうやって私は
誰もいない夜
ママは心配する
私じゃなく 人の視線を
悲しい笑顔
私の手を握りながら
ついてくれた 愛の嘘
悲しみ
違うわよ!全然
悲しくない
こっちの方が楽
大きくなったら
きれいになると 慰めても
無駄よ
もうすっかり大きいんだから
誰もいない夜
神話の中の話を思い出す
美しい妖精
セイレンの音楽を演奏しても
何の意味もない
誰も惹かれはしない 私になんて
二時間読み上げた物語
悲劇的恋人
私とは全然関係のない恋の話
神様はきっと私を忘れたんだ
決まってる
よりによって なんで私
たくさんの人の中で なんで私なの
でも泣かない 絶対
絶対に
みんな出かけて
私はここで
いつものように
また一人
誰もいない夜
答えのない質問と一緒に
過ごしてる
(韓国ナムウィキ〈ベア・ザ・ミュージカル〉より)