マットとピーターはそれぞれパーティーを抜け出し身の上を嘆く。
あなたも勿論ご存じでしょう
見ているだけの私の心を
ただ見守りながら
涙をのむ私の心を
ありふれた祈りでも
どうか聞いてください
私の祈りに答えてください
どうして私じゃだめなんですか
なぜこんなに人生は
不公平なんですか
あなたも勿論ご存じでしょう
怯える心を
全部崩れるかと思って
夢も見られない私の心を
女たちといる彼をただ見守る私
信じたとしても残るのは傷だけ
一人でもがいて胸を焦がす
馬鹿みたいな私
そこにいるんですか?
見えますか? 私の涙が
私を救うと言いながら
どうして私を
見てばかりいるんですか
ご意思どおりに生きてきました
私の方を見てください
この苦痛は何ですか
待つべきでしょうか
そこにいるなら答えてください
いるんですか?
私のために
マット?
ピーター!
ここで何してるの?
ワイン飲む?
これミサの時に使うやつじゃん。
神父様も気づかないさ
それなら。
杯を持て
人生なんてクソだ!
飲めよ
なんで出てきたの。
パーティー?
うん
全部うんざりだ
僕も。
全部クソ
無視されて
そのとおり!
僕はいつも努力したのに
これがその対価だよ
これが対価だ
そこにいますか?
時間を作ってください
そこにいらっしゃるんですよね?
見ているんですよね?
私もできるだけはやりました
あなたも知ってる
道が見つからないんです
これからどうすればいいですか?
うまくいくと言うけど結局
うそ
だめなんです
あいつはあれじゃだめなんだ
その言葉に乾杯!
人のことは気にしない 僕たちは
ただ幸せならいいんだ
いつか気付くだろう君も
僕しかいないって
主よ約束してください
耐えられると
あなたを感じられるように
どうか
見せてあなたの存在を
私のために
ピーターは酔った勢いでマットにジェイソンとの関係を明かすが、マットは驚いて立ち去ってしまう。
(韓国ナムウィキ〈ベア・ザ・ミュージカル〉より)