18.細かい話にはなりますが
16.弓道の離れとアーチェリーのリリースとの比較でアーチェリーとの比較をしました。アーチェリーは的中精度を極限まで求めるので、道具も大事にしています。その点弓道はと言いますと、かなり無頓着です。
がしかし、自分の努力の結果となって的へ飛んで行ってくれる矢くらいは、少しは大事に扱いましょう。と言うことで・・・。
<仮説9>
細かい話にはなりますが・・・?
取り懸けの時、矢羽根の扱いは大事にしましょう。
<検証>
的中にこだわるには、取り懸けの時の矢羽根の向きに注意する必要があります。
矢が安定して真っ直ぐ飛ぶために、回転によるジャイロ効果を利用しています。3枚の矢羽根の反りの向きを揃えて甲矢は右回転、乙矢は左回転で飛ぶようになっています。
取り懸けでは人差し指で羽根を押さえてしまうので、羽根に折り癖が付いてしまいます。この折り癖が羽根の反り方向と逆にならないように、甲乙矢で押さえる方向を変えることが必要です。
羽根に変なクセがつくと矢の回転が悪くなるので、矢いろの原因となります。
ただし、アーチャーズパラドックス(矢がくねくねと飛んでいく運動)はこれに関係なく起きる現象ですので、お間違えなく。
<まとめ>
取り懸けの際は、矢羽根を大事にしましょう。
矢飛びや矢所の安定を維持させることが出来ます。
次は、弦捻りをかけると離れで弦枕が引っかからないか?を予定します。
的中と仲良しになるために、またのお越しをお待ちしています。
解りにくいところがあれば、遠慮なくご質問ください。