とびきり
Stanislav Bunin, piano: Poulenc Toccata (from "3 Piéces")Stanislav Bunin, piano.F. Poulenc: Toccata (from "3 Piéces)(31/VIII/1987) Suntory Hall, Tokyo (Japan)youtu.be演奏後の笑顔がとびっきり、可愛らしい。見た目は少々年嵩に見えるけどぶうにゃんは少年のように笑う。恥ずかしそうにねえ、ねえ見た?と言いたげに上手くできたでしょ?ってお顔に書いてある。とってもお上手でしたよ。花丸スタンプを押しましょうね…と言ってあげたくなる。その日の出来栄えは勿論満足するのが一番いい。その一度の演奏の為に何十回、何百回と練習するのだろう。そう思うとコンサートチケットのお値段は間尺に合わないのではないかと思われる物がある。特にオーケストラの演奏会。自営業の人間は思わず損益を考える。会場に入る人数。演奏者の人数関わるスタッフさん勿論会場その他諸経費。楽器の設置やチューニングリハーサルも考えれば一日仕事になる。お昼ごはんは準備されるのかしら?手弁当?ボランティアじゃないんだからと思いつつやはり間尺に合わないこともあるんだろうなあと遠くを見る。ぶうにゃんのコンサートに行ってから演奏会というものがとても貴重な機会で綱渡りのような経営ではないかとつい考えてしまう。地元で演奏会がある時はなるべく行きたいなあと思う。終演後には舞台の上の皆さんもスタッフさんもぶうにゃんのようなとびきりの笑顔を見せてくださるようとびきりの拍手をしたいなあと思っている。音楽会って心を豊かに彩ってくれる素晴らしい空間と、時間だからチャンスがあったらせっせと通い「わあ、素敵」と命のお洗濯をしよう。