教会のある所には

聖歌隊があると

勝手に思い込んでいる。



だとしたらば

ぶうにゃんも

ドリフの聖歌隊コントみたいな

白いスモックに

白いハイソックス

黒い革靴に

ベレー帽なんか被って

讃美歌なんて歌ってたかしら。



だとしたらば

やっぱ

ボーイソプラノ?


でもお母様に

ピアノの手解きを受けたのが

4歳というのが通説。

もう少し早くから

お母様の目を盗んで

ピアノで遊んでいたようだから

やはり歌うより

伴奏者が定位置だったかしら。



タキシードを脱いだお姿から

白いスモックを連想して

つい

似合ったかもしれない

と 一人ほくそ笑む。



恋の病もいよいよ末期かと

思う事があるけど

いや、まだまだ行きまっせ!

と鼻息は荒い。



可愛らしい

小学生だったろうな。



ぶうにゃん。



ドキュメンタリーは

辛くて痛々しい場面も

確かにあったけど

歩き出したぶうにゃんが

明るくてお茶目な所もあったから

楽しい妄想をしたいなあと

思っている。



ピアノでなかったら

オーケストラのどのパートを

選んだろうか……

というのは

懸案事項でなんども議題に上がる。



なんでもできそうなぶうにゃんは

妄想対象の申し子だ。