日本経済と新陳代謝-日本経済の無理なダイエット方法- | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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本日はダイエットと経済

 私は最近、散歩をしたり筋トレをしたり、もしくはある程度食事に気を使ったりしてダイエットしております。といいますのも、どうも生活が乱れていたせいで体重がやや増え、この顔では動画もだせないじゃないか・・・orz、と思い立ったからです(笑)

 もともと大した顔ではありませんが、やはり動画として残すならば自分的に納得のいく姿形で映りたいものですから(笑)

 

 さて、ダイエットをするにあたって昔からある程度知識はあったのですが、一応調べてみますと、やはり運動をせずに食事制限だけのダイエットというのは無理が来るようです。

 ダイエットには停滞期という言葉があるのですが、つまりはいくらカロリーを抑えても体重が落ちない時期、というようなものです。

 これがなぜ起こるのか?運動をせずに食事制限だけのダイエットの場合、脂肪とともに筋肉も落ち、そして体の新陳代謝も減少し、従って基礎代謝が少なくなるので落ちにくくなるのだそうです。

 「体重」という数字を絶対化して食事制限をすると、かえって健康に悪いダイエットになってしまうそうです。

 

 これは実は日本経済が歩んできた失われた20年に、非常によく似た現象だと思いました。ダイエットの本来の目的は「体系を理想に近づける」であって、体系が理想に近づくのならば体重は実はそこまで気にすることはありません。

 体重という「画一的な数字」を絶対化すると、不健康になるわけです。

日本経済が歩んだ失われた20年とは

 経済は生き物と言いますが言い得て妙で、日本経済が歩んできた20年というのは「政府債務の額」という体重のような数字を絶対化し、それを削ぎ落とすことだけを考えた不健康なものであった、という話になります。

 

 財政健全化で歳出削減というのもそうですし、規制緩和や自由競争の激化というのも所詮は「お金を使わずになんとか成長をしたい」という不まじめな議論の産物です。

 資本主義において「投資をせずに成長する」という議論なのですから、それだったら資本主義をやめちまえ!ってなもんでございます。

 

 さて失われた20年のなかでひたすら続けられた「緊縮財政」「規制緩和」という改革で日本が得たものは何か?デフレに陥り、従って売上が上がらない企業は研究開発費などをコストとして切り詰め、そして人件費も切り詰めました。

 そうして日本においても格差というものが広がっていったわけですが、格差と長時間労働などが日本から何を奪うか?というと活力でございます。

 デフレの真の恐ろしさというのはダイエットで基礎代謝が落ちるように、日本の基礎代謝、つまりは供給能力すら減少させ、そして技術革新などの機会も損失しているであろうところです。

 

 しかもダイエットならば停滞期であって体重は増えませんが、緊縮財政に染まった日本ではむしろ対GDP比での債務は増加するのですね。

 ダイエットの停滞期が体重比で体力が減少している、というような話と似てませんか?

まずは健康な食事と体力をつけること

 日本経済というのはいわばダイエットをしすぎた病人のようなものです。体力も落ちて自分で運動することも困難なわけです。

 そんな人間に「規制緩和で自由競争で根性だ!」とかなんとか無茶にも程があるでしょう(笑)

 まずは適切な健康的な食事をすること、つまりは政府による財政出動での体力回復が急務です。そうしてある程度体力が戻ってきたら、次は国策によって企業を自由競争から保護し、育成し、強靭な肉体に変えていかなければなりません。

 

 ひょろひょろの人間に「国際競争だ!」なんて無茶な話でして、まずは体力を整え、保護によって鍛え、そうしてようやく出来るのが「国際競争」でございまして、こんな常識中の常識すら政治の世界から消えているわけですから、病的という他にないでしょう。

主流派経済学の理屈なんて気にするな

 主流派経済学の屁理屈なんて気にする必要は何一つありません。彼らの理論には貨幣の本質が抜け落ち、国家や共同体という社会学的な観点が抜け落ち、そして「現実」というものから目をそらしている机上の学問なのですから。

 

 ちなみにこういった「ファンタジー的な学問」というのは古くから存在します。江戸時代の儒学なんてのはその典型でして、孔子のいうことを拡大解釈し、実践に目を向けず、稀有壮大な理論体系をあーだこーだと述べ合う学問でございました。

 会沢正志斎や徂徠、伊藤仁斎などが儒学に反発し、孔子の考え方というのはもっと実践知に基づいたものなのだ、と主張したのは中野剛志氏の「日本思想史新論」が詳しいです。

 

 

 

 「学問が言っているから」「ノーベル賞のような賞を受賞する学問だから」といって「正しい」とは全く限らないどころか、むしろ無茶苦茶な話かもしれないということは、歴史が証明しているところです。レーニン主義の共産主義なんてのもその一例でございますし、またナチスとヒトラーがでっち上げた優生学のオーストリア人が優秀である、というのもその例です。

 そしてもしかしたら100年後には「あの時代の経済学はアホだった」と一般的に認識されているかもしれない(笑)

※その可能性が非常に高い、と私なんかは思います。

 

 色々と述べましたが、日本は健康になるために財政出動が必要である、ということが「事実であろう」と私は思います。

※そーいえば主流派、新古典派経済学の方がコメントするときって、「じゃあ、南海トラフ巨大地震も想定されているし、財政出動は必要ですよね?」と問うと、かならず言葉を濁します(笑)

 どれだけ財政出動したくないんだ(笑)

 

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本日の男の料理 鰯の煮付け

 昨日は実は二日酔いでして・・・料理レシピを前に掲載した唐揚げにして手を抜いたわけですが(笑)今日は真面目な鰯の煮付け。

材料

  • 梅干し
  • 生姜
  • 日本酒
  • 醤油

調理手順

  1. 鰯は頭を取って、内臓も取り、水でお腹を洗って血合いを綺麗にします。
  2. お鍋に水1、醤油1、日本酒1をいれて沸騰させ、鰯、千切りの生姜、梅干しを入れて落し蓋をして2~3分ほど煮ます。(大きさによって変わります)
  3. 煮上がったら火を止めて、粗熱が取れるまで置いたら出来上がり!冷やすことで味が染み込みます。

 今回は小さめの片口鰯が良さそうでしたので買って作りました。美味しいですよっと。

 んでこれは昨日作ったのですが、二日酔いで炭水化物が入らなかったので以下のような食卓に。

 鰯の煮付け、自家製カツオのたたき、前日残り物のポテトサラダ、造っておいた酢レンコン、もやしだけ炒め(笑)

 

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