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NHKはなかなか良い番組を作る
YouTubeで見かけたのですが、マネーワールド・資本主義の未来と題するNHKの番組なんだそうですが、これがなかなかに面白く第二集まで見ました。第一集はそこまで面白くなかったのですが(笑)
この第二集では国家よりも巨大な権力を持った企業が現れ、そして様々な弊害をもたらしているということを中心に報じております。
例えばホンジュラスという小国は、雇用を確保するために経済特区を作ったのだそうですが、安倍政権の国家戦略特区も真っ青の自由度です。
なにせ「その経済特区にはホンジュラスの法律はほとんど適用されない、法律も警察を作るかどうかすら”企業にまかせる”」のだそうです(!!)
当然ながら経済特区に指定された地域住民は、猛烈に反対しているのですが、まさにコーポラティズムの極地といった印象を受けます。
それとは反対にスペインのマリナレダ村では、村長を30年間続けている男性が「反グローバリズム」的な村作りをして注目を集めているそうです。
その村では衣食住には非常に低い料金しかかからず、食と住に関わるビジネス競争は禁止なんだそうです。
基本的には村が土地を所有し、それを低料金で貸しているという、ある種の共産主義的なやり方で、競争を抑えているのだそうです。
私もだいぶ前に「分配は物資で」という記事を書いたことがあります。
ざっと概要だけ説明しますと、衣食住の住と食にかんして「国産」の物資を分配することで、農業保護などにもつながり、なおかつ内需を高め、そして格差への対応もできるのではなかろうか?という可能性について論じております。
今、日本が認識するべきこと
現在、世界中の資本主義が壊れかけております。2008年のリーマン・ショックを境に長期停滞に世界経済は陥り、世界中の多くの経済学者なども「これは資本主義の通常の不景気とは違う、やばい」といい始めております。
なぜ起こっているのか?についてはいくつかの見解があり、また1つの原因ではなく複合的にそれぞれの要素が関係しあっているものと思われます。
しかし韓国出身の経済学者、ハジュン・チャンの統計によりますと、明らかに1980年代以降のグローバリズム期において経済成長が鈍化しており、その最終的帰結がリーマン・ショック以降の世界であると思われます。
ある経済学者は「フロンティアが無くなったからだ」と唱えますが、地理的フロンティアはもうだいぶ以前から「なかったはず」です。
むしろグローバリズムで実体経済を無視して、金融経済が膨れ上がった結果として、実体経済への投資が進まず、従って技術革新の速度も鈍化し、また投資が進まない実体経済においてはシェア争いが激化し、故に格差をどんどんと助長させていると見るべきでしょう。
こう考えるとむしろグローバリズムは、人が進むべきフロンティアを破壊していったと見えます。
資本と実体経済が乖離した当然の帰結、とも思えます。
日本は強く認識するべきなのですが、もはや2008年以前の「グローバリズムによる繁栄」は時代遅れの認識であり、そのグローバリズムの繁栄も「グローバリズムになる以前の過去の遺産を喰い潰していた」だけの現象であったのだろうと思います。
とするならば、日本が安倍政権のもとでいくらグローバリズムを進めても、それは繁栄の道ではなく、むしろ日本破壊への道であると認識するべきです。
ところで番組中にお馬鹿な経済学者がこのような珍説を披露しておりました。ジャック・アタリという人物だそうです。
「世界政府をつくって、その世界政府が人類共通の問題に対処するべきだ」
・・・・・これだから経済学者というやつは救えない(笑)番組で解説を担当しておられた京大の教授は、この見解に疑義を申し立てておりまして、非常に常識的な方であると思います。いわく
「EUを見ていても、ちょっとそれは・・・(汗)」
一方通行史観で「人間は常に進歩し続ける」という見地に立つならば「グローバリズムをどうやったら上手く出来るか」というところで思考停止してしまうでしょう。
その社会的実験がEUであり、完全に失敗しました。
グローバリズムとはむしろ「政治が責任を負わなくなる、負えなくなる」という「退化」であって、断じて継続性のない欲望だけのイデオロギーが「進化」などとはいえないでしょう。
そして日本は安倍政権によって「退化、破壊」されようとしている、いやもう相当部分されているといった「危機意識」が必要でしょう。
グローバリズムによって「日本破壊」を進めている安倍政権を応援する自称保守、そしてそれに群がって思考停止するネトウヨ、もしくは反安倍政権は良いとしても経済的見地を一切持たない左翼と、日本の状況はかなりマズいように思えます。
一番イヤなのは、経済学が専門だといいながら世迷い言ばかりをほざき、日本のために一切ならない◯◯理論などをお経のごとく唱え、役に立たないどころか有害ですらある経済学者です。個人的には(笑)
このようなヤバイ状況だからこそ、しっかりと「グローバリズムはもうお終い」と認識し、真に「日本ってどないしたらええねん?」という議論ができる方たちを少しでも増やしたい、それがこのブログの大目的の1つです。
ん?他にも大目的ってあるのって?えぇ、料理レシピの備忘録です(笑)
むしろこんな世の中でなかったら、料理のことだけを書いていたい(笑)
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本日の男の料理 ナスとひき肉の炒め物
本日もナス!でございます。ナスを炒め物にする時に、あまり油を吸わせないようにする小技も披露してますですよ。
材料
- ナス
- ひき肉
- 鷹の爪
- 味噌
- 日本酒
- みりん
- 醤油
- 塩
- 胡椒
- サラダ油
調理手順
- ナスはカットしましたら、海水よりやや薄い程度の塩水に5~10分漬けておきます。こうするとナスが油を吸いにくくなりますので、油の量も少なめに出来ますよ。鷹の爪は細かめにカット。
- フライパンにサラダ油を敷いてひき肉、鷹の爪を炒め、炒めている最中に塩胡椒。火が通ったらナスを入れて炒めます。
- 味噌3、日本酒3、醤油1、みりん0.5程度をお椀で混ぜ合わせ、2に入れてさっと炒めたら出来上がり!
ナスと味噌の相性というのは抜群でして、田楽、酢味噌和え、味噌汁、肉味噌炒めと味噌のオンパレード。他にも生姜との相性も抜群ですね。
茄子料理の本でも書こうかな・・・・(笑)