改革バカに付ける薬はあるのだろうか? | 反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

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改革バカの定義をしよう

 当ブログでは散々「改革!改革!」とか言うのはほとんど詐欺で意味がない、改革という破壊なのだ!と論じてきてます。確かによくよく深く考えれば「必要な改革」もあるかもしれませんが、改革と称されるものの殆どが「単なる破壊である」ように思われます。

 

 イノベーションや社会の発展、もしくは国民の安定した生活というのは「安定した社会」があってこそであり、安定した社会とは「安定した社会制度が運用されている」とも捉えられます。改革というのはこの「安定」を無視し、まだ見ぬより良いものにしようとする行動でしょう。結果としては殆どが、単なる破壊になるのですが(汗)

 ところが世の中、一向に改革!改革!という声は減りそうにありません。プライマリーバランス改革、働き方改革、農協改革、郵政改革、大阪都構想、抜本的改革、政治改革と挙げればキリがありません。

 

 農協で言えば種子法が廃止され、農協が将来外資に渡るかもしれない。プライマリーバランスはもう言わずもがなで、日本の財政出動という正しい政策を縛り、日本経済を破壊し続けている。大阪都構想に至っては大阪市の吉村市長がまたもや住民投票を企んでいるようです。

 おい、ふざくんな!(怒)なのです、一大阪人としては。

 

 さて、このように世の中に蔓延る改革バカですが、その定義をしましょう。

「制度さえ変えれば、売上(GDP)が上がると思っているバカ」

 

 社会人の方のためにわかりやすく企業風に定義してみました。常識的な社会人の方なら、売上を上げるための要素は例えば自社の技術や商品、そして営業であると思われると思います。

 マクドナルドが典型的なのですが、一時期メニュー表をなくすなどの変な企業行動をしてましたよね?通常は「そんなのしても、売上が上がるわけがない」と感じるのですが、あの大企業が大真面目に実行したのです。正に「制度さえ変えれば、売上(GDP)が上がると思っているバカ」な行動と言えるでしょう。

 

 制度を変えたら劇的に売上があがるなら、どこの企業も毎年制度を変えますって(笑)私だってもしそうならそうしますが、残念ながらそれは「嘘」なのでしてません。

国というものがなんだか理解できない?

 コンサルや社長や自営業をしている方なら「その会社(自社)の強み」を理解しようとするはずです。少なくとも良いところをぶっ壊して、改革!などというのは、口が裂けても言えないでしょう。

 

 しかるに我が国日本の改革バカ勢力は20年間何をしてきたか?終身雇用制度を破壊し、年功序列を破壊し、非正規雇用を増やし、政府による潤沢な公共事業をストップさせ、何か論じれば民営化!と言って行政を縮小させ、日本の良いところ、強みをぶち壊してきたわけですね。

 

 つまり改革!改革!という人間は、実は国家のことなんて、日本のことなんてな~んにも知らない、理解できない、分かっちゃいないと解釈可能でしょう。

 この文脈で言いますと「鳩山由紀夫元総理」と「安倍晋三総理」は「同レベル」と解釈可能です。安倍総理はかつて「立法府の長」と自身を自称していたくらいですから(笑)

 

 1つ言えるのは、今の議員たちにも「国家というものが何かよくわからない」という議員が「ほとんどであろう」ということでしょう。だって全員、国家論なんて語ったことないじゃん?国会議員なのに国家論すら語れないとはこれ如何に?

 企業の社長が「当社はこういう企業なのだ」と定義できるように、総理や大臣、国会議員は「日本とは、国家とはこういうものなのだ」と論じられる能力が必要です。若手議員の方にはぜひとも頑張って頂きたい。勉強を。

 語れないなら、あなた方は全員「鳩山由紀夫元総理と同レベル」という訳です。もちろん、安倍総理とも。

付ける薬はあるのだろうか?

 全体像を俯瞰できない人間が改革!という名のもとに制度を変更し、日本を破壊してきたのは言うまでもない事実です。曰く「硬直的だから!」とか「活力が足りない!」とか言いながら。

 活力とは安定から生まれるのだ!とすら考えられない、かわいそうな人々ですね。きっと彼らにいわせると、昔ながらの味噌汁を毎日家族のために作り続けるお母さんは「活力のない存在!」と定義されるのでしょう。

 むしろインスタント食品満載の食卓こそが「活力のある食卓!」とか言いますよ、彼ら改革バカは(笑)

 

 生活実感にまで落とし込んで国家、経済、社会、安全保障を考える必要があるのだと思います。自由貿易で中国の野菜だらけでいいの?とか、緊縮財政で防災、減災が進んでないけどいいの?とかいう風に。

 

 改革バカは舌もバカでしょうから付ける薬はありませんが、常識的な味覚を持った人たちが「いや、その料理はマズいだろう?普通に・・・」と指摘して、彼らが「味覚音痴の破壊的舌の持ち主である」「お前の作る料理はマズい」と自覚させねばなりません。

 

P.S

 料理にやたらアレンジを入れたがるメシマズっていますよね?私の感覚で言うとそれが「改革バカ」なのです(笑)

 そういう人に限って味見をしない(笑)「◯◯を入れたら体に良いと思って・・・」「オリジナリティが欲しいの・・・」と。いやいやいやいや(勘弁してくれ)

 

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本日の男の料理 美味しい料理と味見の関係

 今日はこのような論考になりましたので、美味しい料理と味見の関係という「料理をつくるのに絶対に必要」な要素を書いていきましょう。

 

 私は料理をしていると、もともと少食なのもありお腹が膨れてきます(笑)味見を頻繁にするからですね。あとつまみ食いと・・・・(汗)

 私は一応元料理人でしたし、料理も上手い方だと自負しています。ちゃちゃっと自分用の料理をつくるだけなら味見なしでも、目分量で味を決められる自信はあるのですが、それでもやっぱり味見は頻繁にします。

 

 塩一つまみでだいたいどれくらい塩気がつくのか?すまし汁一杯分には塩2つまみが本当に適正なのか?醤油の味はどのように塩気と影響するのか?旨味は?甘味は?辛さは?

 

 例えばすまし汁を作るときに鰹出汁を引き、塩を適量入れてちょうどよい塩気になったとします。ここで醤油を少々入れると、塩分量は増えているはずなのに、鰹出汁の動物性の旨味と醤油の植物性の旨味の相乗効果で旨味が増すので、塩気が「薄くなった」と感じます。いや、本当。ビックリでしょ?

 

 一般的に美味しいといわれる塩分量は1%と言われますが、旨味と関係して多少上下するんだろうと思うのですね。

 何を加えたらどうなるか?料理として成立するのか?自分の舌と経験でしっかりとはからないと、美味しい料理に近づけないのだと思いますよっと。

 

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