レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のドキュメンタリー的な 『 The Song Remains The Same [永遠の詩 (狂熱のライブ)] 』の映像,およびサウンド・トラックが収録された,1973年北米ツアー千秋楽のマディソン・スクウェア・ガーデン 3夜連続(7月27日~29日)公演.

 1973年北米ツアーは,5月4日ジョージア州アトランタのアトランタ・フルトン・カウンティ・スタジアム公演を皮切りに,6月3日カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラム公演まで,18公演が行われた 1st レグ.
 約1ヶ月間のオフを間に挟み,7月6日イリノイ州シカゴのシカゴ・スタジアム公演を皮切りに,7月29日ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演まで,18公演が行われた 2nd レグ に大別され,記録用として収録していたサウンドボード音源(故に完全では無い)が,相応の数流出しており,色々なタイトルで,数々のレーベルからリリースされているのは,ファンならばご存知の事と思います.

 本商品は,7月6日から行われた北米ツアー 2nd レグから 2nd レグ中盤に当たり 2夜連続行われたミシガン州デトロイトはコボ・ホール(コボ・アリーナ)公演の 2日目に当たる 7月13日のオーディエンスを収録した 『 Detroit 1973 2nd Night (No Label) 』 です.
 因みに初日に当たる 7月12日のオーディエンス録音と,やはり記録用のサウンドボード録音は,今年の夏に 『 Detroit 1973 (No Label) 』 としてリリースされていますので,ご興味のある方はそちらも参照してください.

 この公演日は今まで ジョン・ボーナム(John Bonham)が,記録用に収録した "Mobiy Dick" 以降のサウンドボード録音(本商品の Disc 4 に収録)の存在しか知られていませんでしたが,何と先日,この日のオーディエンス録音がネット上にアップされ話題になりました.本商品は,そのオーディエンス録音を収録したものです.
 それにしても,50年近く前の音源が,今,発掘というか陽の目を見るというのも驚きではあります.


 音像は若干遠く,ジミー・ペイジ(Jimmy Page)のギターが若干小さめ捉えられている感はあるものの,各パートの音も割とバランス良く,高音質な聴き易いオーディエンス録音と言えます.

 正直,ロバート・プラント(Robert Plant)の立ち上がりは,前日同様に絶不調という感じです.
 1ヶ月のオフを挟んでいるにも関わらず,喉の疲れから来ているのか,あるいは噂通りオフの間に喉の手術(1973年説,1974年説 等,諸説有)をしているのか,ある意味,恐る恐る発声してる感もあり,痛々しいですが後半には復調してきますが,他の 3人は ロバート・プラント(Robert Plant)の不調さをカヴァーするような素晴らしい演奏を展開しています.
 
 ”No Quarter” の 7分00秒前後にテープチェンジと思われるカットがあり,フェイド・アウト/インの処理がなされ,”Dazed And Confused” の21分53秒前後,”Moby Dock" の22分16秒前後にもカットがありますが,全体を通してオーディエンス・ノイズも少なく楽しめます.

 リリース告知 2日で120枚と言うのは,やはり根強い人気を保っている証拠ですね.
 「 11/5 ★レッド・ツェッペリン「DETROIT 1973 2ND NIGHT」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.121~140)を用意させて頂きました。★今週末までのオーダー分に限り、ボーナス・ディスク「HOUSES OF THE HOLY: JUKEBOX 7" EP」をお付け致します。
    :::::
 「 11/9 ★レッド・ツェッペリン「DETROIT 1973 2ND NIGHT」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.161~180)を用意させて頂きました。
 こちらも,間も無く Sold Out になるのでしょうね.

 メーカー情報では
 『数か月前に1973年デトロイトの「Recorder 2」が発掘され、「Recorder 1」とカップリングされた集大成「DETROIT 1973」がリリースされたのは記憶に新しいところですが、今度は何とデトロイト二日目の「Recorder 2」がひょっこり登場して世界中のマニアを騒然とさせています。
 この日は今までショウ終盤を捉えたサウンドボード録音しか存在せず、その全貌は謎に包まれていました。これを「Recorder 1」と称しますが、こちらは「Moby Dick」からの録音でしたので、以前リリースされた「HOUSTON & DENVER 1973: JOHN BONHAM'S MASTER CASSETTES」と同様、ボンゾからの依頼で終盤パートのみカセットでPAアウト録音された公算が大きい音源でした。
 しかし今回はオーディエンス録音による「Recorder 2」が発掘され、遂に1973年デトロイト二日目の全貌が明らかとなったのです。
 この貴重な音源はジェネレーションこそ不明とのことですが、45年以上眠っていたとは思えないほど状態が良く、非常にマイルドな質感。
 初日の二種類の音源と比べると地味な印象を受ける音質ではありますが、それでも新発掘音源としては驚くほど聞きやすい。やや奥行きを感じさせる音像ながら、それでいてロバート・プラントの声はかなり大きなバランスで捉えてくれているのも聞きやすさの秘密。彼の歌声と比べて各人の楽器の音が奥まった印象を受けますが、これもショーが進むにつれて改善。後で詳しく述べますが、この日はとにかく演奏が素晴らしいので、その屋台骨であるジョンジーのベースラインもちゃんと聞こえてくるのがエライ。
 もっともビンテージなカセット録音らしくヒスノイズが漂っているのですが、元の音質がマイルドなのでそれも嫌味に響かないところがまたいい。実際その音質には一切手を加える必要がないと判断、今回の限定プレスCDにてリリースに際しては音圧を上げた程度であり、イコライズは一切加えませんでした。さらにはこの手の音源にありがちなピッチの狂いが皆無という点にも驚かされます。
 
 こうして遂に全貌が明らかになったデトロイト二日目ですが、オープニング「Rock And Roll」はロバートが前日よりも不調である様子が伺えます。それこそシカゴ初日を彷彿させそうなほど。そんなボーカリストとは対照的に楽器隊は前日よりさらに好調で、各人しっかり、丁寧に演奏しようとしている。ジミーが「Rock And~」ギターソロを締めくくる際にいつもと違ったカッティングでまとめているところなどは余裕たっぷり。
 また「Over The Hills And Far Away」のソロなどは正に丁寧に弾けている感じ。
 ロバートも「Since I've Been Loving You」や「No Quarter」といった尺が長めの曲で喉が休めたのは明らかで、「The Song Remains The Same」からは本領発揮とばかりに力強く歌ってくれる。
 こうして全員のエンジンが全開となった中で披露された「Dazed And Confused」はもう最高。ボンゾは当初から煽ったり仕掛けたりとウズウズしていたようで、「San Francisco」パートではハードに攻めてきたかと思えば、ボウイング・セクションが近づくにつれて一転して朴訥とした一打を重々しく叩く。その緩急自在ぶりからして数か月前のヨーロッパを彷彿とさせてくれます。
 ところがボウイングが終わってバンドが戻るところで珍しいことにプレイヤー三人の息が合わず、聞いていてずっこけてしまうような間が18分辺りで発生。しかしここから三人の奮起ぶりが凄まじい。ボンゾが待ってましたとばかりに煽ると、ジミーも負けじと早弾きで応酬。そんな二人のスリリングすぎる駆け引きをしっかりと支えるジョンジーの音もよく聞こえる。ちなみに21分のところで微弱なカットが生じています。
 ここまでのスリリングな駆け引きがまた73ヨーロッパに匹敵する見事なものだったのですが、最後の歌パートが終わってからがまた長い。73アメリカで最後がここまで引き延ばされたテイクは他にないはず。明らかにプレイヤー三人が「もう少しやろう」と合図した様子が目に浮かぶような展開で、最後はボンゾが大暴れして30分を超える壮絶な演奏が終了。73アメリカの「Dazed And Confused」セカンド・レグでは間違いなくこの日がベストでしょう。

 調子を取り戻したプラントが最後まで熱唱してみせる「Stairway To Heaven」も素晴らしい演奏。この曲や「Dazed And~」がPAアウトからのカセットに捉えられなかったのが惜しまれるほど。とはいえ今回のオーディエンス録音はこれらの曲になるといよいよ聞きやすくなってくるので、スリリングな駆け引きのダイナミックさやプラントの熱唱がアリーナに響き渡る様はPAアウトの「Recorder 1」からは到底伝わってこないもの。今回の音源の独特な魅力こそが演奏の迫力をリアルに感じさせてくれるのです。
 こうしてデトロイト二日目を通して聞いてみれば、プラントがショー序盤で発したMC「昨日はとっても良かったけど、今日はもっと良くなる」一日であったことを痛感させられます。それが今まで出回っていたショウ後半のみの「Recorder 1」からは全く伝わって来なかったということも明らかに。だからこそ前日以上に満足な演奏ができた余裕がなせる業として、最後に「Dancing Days」がこの日に限って特別に披露されたのでしょう。
 PAアウト録音では演奏序盤のみで終わっていましたが、今回の音源で完全版を聞いてみると、これからロバートが力強く歌い上げる…という手前だったことが解ります。そこで四枚目のディスクにはおなじみ「Recorder 1」を収録しましたが、本曲の欠損部を今回の「Recorder 2」にて補填し、最後まで聞けるよう仕立ててみせました。
 世界中のマニアの間で話題の新発掘音源をベストの状態で収録はもちろん、「Recorder 1」まで網羅したデトロイト二日目の決定版。何より演奏が抜群に素晴らしい…これは名演!

 ★こんなに長く、良質でなマスターが47年間眠っていたとは・・・驚きの一枚。』

Detroit 1973 2nd Night (No Label)
 
 Live At Cobo Hall,Detroit,MI,USA 13th July 1973

  Disc 1
   1. Intro
   2. Rock And Roll
   3. Celebration Day
   4. Black Dog
   5. Over The Hills And Far Away
   6. Misty Mountain Hop
   7. Since I've Been Loving You
   8. No Quarter
   9. The Song Remains The Same
   10. The Rain Song
   TOTAL TIME (65:14)

  Disc 2
   1. MC
   2. Dazed And Confused
   3. Stairway To Heaven
   TOTAL TIME (46:40)

  Disc 3
   1. MC
   2. Moby Dick
   3. Heartbreaker
   4. Whole Lotta Love
   5. Dancing Days
   TOTAL TIME (57:52)

  Disc 4 [SOUNDBOARD RECORDING]
   1. MC
   2. Moby Dick
   3. Heartbreaker
   4. Whole Lotta Love
   5. Dancing Days
   TOTAL TIME (57:52)

 Since I've Been Loving You
 
 No Quarter
 
 Dazed And Confused
 
 Dancing Days
 
 [SOUNDBOARD RECORDING]
 Whole Lotta Love
 
 Dancing Days
 

 本商品のリリース初週に限って,何と1973年の貴重なUSジュークボックス 7"EP をオリジナル盤 「 Atlantic SD 7-7255 / Little LP's Unlimited LLP #213 」 から復刻した 『 Houses Of The Holy : Jukebox 7" EP (Special Bonus CDR) 』 がボーナス・アイテムとして付属しています.
 これは何とコアな企画ですね.最初の針パチ音が懐かしく感じると言うか年代を感じます(笑)

 メーカー情報では
 『1973年、米国でリリースされた Houses Of The Holyのジュークボックスボックス仕様の33回転の4曲入り7インチEP盤です。
 70年代アトランティックレコードは各種のアナログ盤を積極的にリリースしておりそんな中の一枚がこのジュークボックス用EPです。この時期、バーやカフェ・レストラン等でおなじみのジュークボックス。
 アルバムから4トラックがチョイスされており、一般のファンがツェッペリンと聞いてイメージするであろうオンビートで躍動感のあるナンバーを中心に収録されています。コインを入れてディスクがオートマチックにゆっくりとセットされ、何秒かの間をおいて、おもむろにDancing Days が流れだす光景は、想像するに、実に70年代らしい愛すべき瞬間と言えるのではないでしょうか。そんな時代の音色を仮想体験できる一枚が本盤です。
 両面の頭は、それぞれが針を盤に落とすパチパチ音からスタートしますが、たっぷり8秒かけて曲がスタートするのも実にアナログ・ジュークボックスらしく、実に良い感じです。
 そして、その音の醸し出す雰囲気・質感はまさにヴィンテージそのもの。B面も同じく8秒たっぷりかけてからThe Song Remains The Sameが軽快にスタートします。TSRTS~The Crungeという流れも実に新鮮。
 現代では再現不可能な、生々しい質感とチープな感触こそが実に当時のロックらしく、そういった意味でも、まさに時代の断面切りな一枚と言えるでしょう。』

Houses Of The Holy : Jukebox 7" EP (Special Bonus CDR)
 
 Taken From The Original US Jukebox 7" EP
 [Atlantic SD 7-7255 / Little LP's Unlimited LLP #213]

   1. Dancing Days
   2. D'yer Mak'er
   3. The Song Remains The Same
   4. The Crunge

 Dancing Days
 
 The Song Remains The Same
 
 ※) オフィシャル音源なので削除せざるを得ないと思いますが悪しからず.

[参考]
 詳細情報(メーカー情報より)
  Disc 3
   1. MC
   2. Moby Dick
      ⇒ 20:00 - 20:21 SBD補填
   3. Heartbreaker
      ::::

  Disc 4
   1. MC
      ::::
   5. Dancing Days
      ⇒ 1:23 - 最後まで AUD補填









1973 North American Tour Dates
 May
  04 Atlanta–Fulton County Stadium,Atlanta,GA,USA
  05 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
  07 Jacksonville Coliseum,Jacksonville,FL,USA
  10 Memorial Coliseum,Tuscaloosa,AL,USA
  11 St. Louis Arena,St. Louis,MO,USA
  13 Municipal Auditorium,Mobile,AL,USA
  14 New Orleans Municipal Auditorium,New Orleans,LA,USA
  16 Sam Houston Coliseum,Houston,TX,USA
  18 Dallas Memorial Auditorium,Dallas,TX,USA
  19 Tarrant Country Convention Center,Fort Worth,TX,USA
  22 Convention Center Arena,San Antonio,TX,USA
  23 University Arena,Albuquerque,NM,USA
  25 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
  26 Salt Palace,Salt Lake City,UT,USA
  28 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  31 The Forum,Inglewood,CA,USA
 
 >June
  02 Kezar Stadium,San Francisco,CA,USA
  03 The Forum,Inglewood,CA,USA
 
 July
  06 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  07 Chicago Stadium,Chicago,IL,USA
  08 Market Square Arena (Unconfirmed),Indianapolis,IN,USA
  09 St. Paul Civic Center,Saint Paul,MN,USA
  10 Milwaukee Arena,Milwaukee,WI,USA
  12 Cobo Hall,Detroit,MI,USA
  13 Cobo Hall,Detroit,MI,USA
  14 Buffalo Memorial Auditorium,Buffalo,NY,USA
  17 Seattle Center Coliseum,Seattle,WA,USA
  18 Pacific Coliseum,Vancouver,BC,CANADA
  19 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
  20 Boston Garden,Boston,MA,USA
  21 Providence Civic Center,Providence,RI,USA
  23 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
  24 Three Rivers Stadium,Pittsburgh,PA,USA
  27 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  28 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
  29 Madison Square Garden,New York City,NY,USA

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V 1/2 (LZSC-017A/B/C/D/E)
 
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Providence 1973 (No Label)
 
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#2020-11-03