今回のお題は「ペンタ・トニック・スケール」です。(長いのでペンタ

とかく、誤解されがちな?ペンタですが、この世の音楽におけるペンタの貢献度はヤバイです。

 

世界にはいろんなペンタがありますが、今回はアドリブの時に最も使われるメジャー&マイナー・ペンタを題材に授業を行います。

 

そしてオプションとしてジャズに使用されるその他のペンタも紹介したいと思います。

 

いきなりですが…

 

ニヤリペンタを使いこなせば本当はOKなのではないか?と思ってしまうほど(何がOKなのかはわかりませんが・・・)メロディを作る為に産まれたスケールと言っても過言ではありません。

 

我々が頭に描くポップなサウンドは、ほとんどペンタです。と、無責任に言ってしまいましたが、あなたが知っているあの曲、その曲、こんな曲も、ペンタなのです…

 

上差しペンタはその使用法によって様々な色に変化します。

 

その顕著な例がブルースです。

 

メジャー・コードなのにマイナー・ペンタを弾いている人を見かけた事がありませんか?

 

その人はおそらくエリック・クラプトンです・・・

 

ブルースに限らずロックやポップ、もちろんジャズやクラシック民族音楽にも、メインディッシュやアペタイザー、時には調味料として活躍します。

 

誠に結構なお手前で・・・

 

 

口笛因にペンタとは「5」という意味です。

トニックは「音」ペンタ、トニック、スケールで「5音階」です。

 

その他テトラ・トニック「4音階」やヘキサ・トニック「6音階」もよく使われる7音以外のスケールです。

 

ウインクペンタがこの世に蔓延る?理由、それは「良い奴」だからです。

 

何が良いのか?いくつかの理由があります…

 

 

キョロキョロ先ずは今回のメインゲスト、2つのペンタを見てみましょう!

 

 

右差しメジャー・ペンタ

CMajor Penta

縦に積むとこんなコードになります。

 

メジャーペンタの5番目(6度)の音を主音にするとマイナーペンタが出来ます。C=Am(relative key)

 

 

右差しマイナー・ペンタ

 

Am Penta

説明のため主音(ルート)をCに統一します。

Cm Penta(同主調)

縦に積むとこんなコードになります。

 

マイナー・ペンタの2番目(♭3度)の音を主音とした物がメジャー・ペンタですCm=E♭(relative major)

 

 

ペンタの特徴

 

キョロキョロペンタには減5度や半音がありません。全音と短3度で構成されています(不協和音程が無い)

 

そして、5度音程を重ねた規則的な構造を持っています。

 

(主音から5度づつ積むとペンタになる)

 

ウインク特別扱いすべき音程(不協和な半音や減5度、リーディング・ノート等)がないので、どの様に並べても、メロディとして成立する「ナイスな」やつなんです。おまけに無機質で機械的なサウンドを作る事にも長けているので「有機的な面」「機械的な面」両方兼ね備えた、正に万能スケール!我らがヒーローです。(ナイスですね!)

 

キョロキョロメジャースケール、メロディックマイナーの様なリーディングトーン(トニックに半音で向かう音)や、ハーモニックマイナーやハーモニックメジャーの様に半音とオーギュメント2ndが同居する等、特殊な音程を含むスケールは、その音程の個性が強いのでメロディを創作する為にはそれなりの注意を払わなくてはなりません。

 

それに対してペンタは音程的には「個性の無い?」スケールとも言えるでしょう。だから扱い易く、アドリブの時も活躍できるのです。

 

ニヤリもう一つの特徴ですが、ペンタは主音に強いトーナリティを持っています。メロディの中心とする音がはっきりと示されるのです。ペンタのメロディの後ろでコードがどんなに変わろうと、主音の存在感が無くならないのです。即ち、演奏者がペンタを意識して演奏している時はその曲がどんな進行であれ、「1発物」あるいは「モード曲」のように感じられる…そのくらい調性を示す特性が強いという事でしょう。

 

 

口笛ペンタは、コードに対してどのような距離で配置するか?(どんなコードにのっけるか?)によってテンション感を変化させ、ハイブリッドなサウンド(分数コード的用法)のように扱う事が出来ます。多くのプレーヤー、作曲家がそれを利用しておもしろいサウンドを作っています。

 

 上差し今回はペンタとコードの関係に焦点をあてて、その使用法をハイブリッド視点も交えて紹介したいと思います

 

ここからは、必ず音で確かめながら説明を読んで下さいね。

 

上差しメージャー・コードとペンタ

 

 

メジャー・コードに対してメジャー・ペンタを使う時は3つの使い方があります。(マイナーで考えても同じ)

 

分母のコードを弾きながら分子のペンタを弾きましょう〜

 

右差し1度からのメージャー・ペンタ(Cmaj=Am) 一般的なサウンド

 

 

右差し5度からのメージャー・ペンタ(GMaj=Em) 少しテンションが加わる

 

 

右差し9度(2度)からのメージャー・ペンタ(DMaj=Bm) ハイブリッドサウンド

 

 

 

 

上差しマイナー・コードとペンタ

 

マイナー・コードに対してマイナー・ペンタを使う時は3つの使い方があります。

分母のコードを弾きながら分子のペンタを弾きましょう〜

右差し1度からのマイナー・ペンタ(Cm=E♭Maj) 一般的なサウンド

 

 

右差し5度からのマイナー・ペンタ(Gm=B♭Maj) 少しテンションが加わる

 

右差し9度(2度)からのマイナー・ペンタ(Dm=F Maj) ハイブリッドサウンド(アウト)

 

 

 

上差しここで一旦まとめると、

メジャーコードには、1.5.2度のメジャーペンタ

マイナーコードには、1.5.2度のマイナーペンタ

1.5.2(いちご煮)と覚えればいかがでしょう…

 

 あえて1.5.2の順番に並べたのはテンションの数が少ない(アウトが少ない)順に並べているのです。

 

スケールはペンタに限らず、メジャー視点マイナー視点両方で見れるようにすれば便利です。「Gmペンタ、ああ、B♭メジャーね!」という感じで。(relativ key)

 

 

それでは続きを…

 

 

上差しドミナント7th・コードとペンタ

 

ドミナント7th・コードに対してペンタを使う時はメジャー、マイナー両ペンタを使います。

分母のコードを弾きながら分子のペンタを弾きましょう〜

 

右差し1度からのメージャー・ペンタが使用出来ます(CMaj=Am)

 

 

右差し1度からのマイナー・ペンタが使用出来ます(Cm=E♭Mai)

 

 

少しモダンな使い方

右差し5度上のマイナー・ペンタが使用出来ます(Gm=B♭Maj)

 

 

アウトな使い方

右差し♭5度上のメジャー・ペンタが使用出来ます(G♭Maj=E♭m)

 

全てが♭(黒鍵)になっている事に注目!

 

 

上差しここで再びまとめると、

 

ドミナント7th コードは自由な解釈が許されるので、いろんなペンタが当てはまります。

 

ルート(1度)からのメジャー・ペンタ(C6カントリー・サウンド)

ルート(1度)からのマイナー・ペンタ(ブルース・サウンド)

5度からのマイナー・ペンタ(sus4 or Mixolydianサウンド)

♭5度からのメジャー・ペンタ(Alterdサウンド)

 

と、覚えましょうドミナントはメジャー、マイナー1と5(♭5)です。

 

それぞれが違ったサウンドになりますので試してくださいね。

 

 

上差し今までは、メジャー&マイナーペンタを

 

*メジャー・コード

*マイナー・コード

*ドミナント7th・コード

 

にペンタを当てはめる方法を紹介しました。

 

それでは、マイナー7(♭5)の時はどうしましょう・・・?

 

 

上差しマイナー7(♭5)・コードとペンタ

 

右差し♭7度(全音下)のマイナー・ペンタ(B♭m=D♭)

 

右差し短3度上のマイナー・ペンタ(E♭m=G♭)

 

上記の2つのペンタの使用法は両方ともコードに対して♭9を含んでいます。

 

キョロキョロm7(♭5)のはLocrianがコード・スケールとして使用可なので、♭9を含んでいてもサウンド的には問題ないのですが、一番最初に説明した「取り扱い注意の音が無いナイスな奴」というペンタの看板に傷が?付きます。

 

ウインクそこで新手のスペシャル・ペンタを紹介致します。

 

 

 

右差しマイナー6・ペンタ

 

このペンタをパッと見て「なんかと似てるなあ?」気づいたマニアックな方も居るかもしれません・・・

 

 マイナー6ペンタは、メロディック・マイナーの2と7を抜いたものと考えて、マイナー・コンヴァージョンと同様の使い方が出来ます。

 

メロディック・マイナー

 

 

右差しマイナー6・ペンタの使用法

ここではコード目線では無くスケール目線の説明をまずは聞いてください。(このスケールが何のコードにフィットするか?)

 

Cマイナー6ペンタがフィットするコードは以下の通りです。

これらのコードにマイナー6ペンタは非常に気持ちよくフィットします。コードを弾きながらスケールを弾いて確かめてくださいね。

 

ということでCm(♭5)にフィットするペンタは?

 

上差しマイナー7(♭5)・コードとペンタ(マイナー6ペンタ)

 

右差し短3度上のマイナー6・ペンタ

これで♭9音程の問題は解決します(おまけにSounds Good!)

 

 

右差しディミニッシュ・コードとペンタ

 ディミニッシュ・コードにはマイナー6ペンタの5度を半音下げますす。

 

このペンタは短3度(増2度)と半音が混在したいびつな形で、最初に紹介した「ナイスな奴」の片鱗は微塵も残っていません。(たった2音変えただけなのに・・・)

 

・・・しかし、 ディミニッシュ・コードが持っている便利な機能を利用すると「許せる奴」くらいにはなると思います。

 

ディミニッシュ・コードの転回形は4つの音がそれぞれルートになります。

 

右差しマイナー6(♭5)ペンタがフィットする4つのディミニッシュ・コード

 

Cdim7はB7(♭9)と同じコードです。

それと同じく

E♭dim7はD7(♭9) 

G♭dim7はF7(♭9)

A dim7はA♭7(♭9)

は同じ解釈なので・・・

 

4つの7thコードに対してもフィットするのです。


このようにして、ペンタ自身が持つ強いトーナリティを利用して、ハイブリッド(分数コード)的サウンドを作る事が事が出来るのです。

 

 

 

上差しここまでのお話を表にまとめてみました。

 

かなり情報過多?になってきましたが皆さん大丈夫ですか?

 

ここまでのお話はペンタの使用法とそのロジックが中心でした。

 

上差し最後に少しだけ実際の使用例を紹介しておきましょう。

 

コード進行に実際ペンタのフレーズを当てはめてみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右差しブルースとペンタ(ブルース・スケール)

長かった旅路もゴールが見えてきました・・・

 

ペンタと言えばブルースですが、ここでブルーノートの話をしましょう。

 

かつてはブルーノート・ペンタ・トニックと呼ばれ、近頃「ブルース・スケール」という名で通ってるようですが、ペンタは「5」なので、ブルーノートが1音加わって6音スケールとなったからには「ヘキサ・トニック」なのでは?・・・とおもってしまうのですが、ここではブルース・スケールと呼びましょう。

 

 

 

ブルーノートの使い方はユニークです。ある意味「理論無視」の方が「正しく?」使える・・・キーワードは「コブシ」です。(拳ではない)

 

ゴスペルというジャンルがありますよね?ゴスペルのシンガーが歌う独特の節回し、わかり易いのはスティーヴィー・ワンダーやダニー・ハサウェイの歌唱です。彼らがメロディを装飾する時に使うれいのやつ・・・あれがブルース・スケールです。

 

これは私見ですがブルース・スケールというのは「スケールではない」のかも?と・・・

 

スティーヴィーやダニーはメジャーのキーでも「平気」でマイナーのブルース・スケールを弾きます(歌います)そしてそれは必ずかっこいいのです。

 

ピン!と来ない方は、スティーヴィーの"Boogie On Reggae Woman""Living For The City"

ダニー・ハサウェイの"Misty"等を参考にしてみてください。

 

ブルース・スケールを練習する時の一つの方法として文字通りブルースの進行を使って次のような練習が出来ます。

 

基本ルールは

マイナーペンタはいつでもOK

メジャーペンタはコードの邪魔をしない限りOK

 

譜例を見ながらペンタを弾き分けてみてください。

 

少し解説を加えると・・・

 

C7の3度はEの音です。

従ってメジャー・ブルース・スケールが使用できます。

が、次のF7の小節は7度の音がE♭になるのでメジャー・ブルース・スケールはコードの邪魔をします。

しかし、何故かマイナー・ブルース・スケールはオールOKなのです・・・

もちろん〜理屈を捏ねて説明する事はできますが、あえてここでは省きます。

 

だって、「説明」なんて無粋な事はブルースに必要ありませんから?(えへっ)

 

という訳で最後にブルース・スケールを使った例を紹介してお開きと致しましょう!

 

 

 ここまでたどり着いたあなたの瞳に乾杯!

今回はペンタという馴染みのある題材なので、あえて簡単に説明をせずに、譜例も多めに載せました。論より証拠、百文は一見(音楽は逆だね)耳で色を聴き分て下さいね。

 

See you!

 

 

 

 

 

私の新たなる本がでます!

 

こちらはクラシックギターの富川さんとの共著です。

 

 

 

 

 

 

私の新しい本が

8月24日発売されます。

 

こちらです〜〜〜

早いものでシリーズ6冊目になります。

 

色々賛否両論もある本シリーズですが、本書はその中でもとっておきの1冊です。

 

本書の基になっているのはこちらです

 

 

が、内容は改訂しておりますので必ずしも同じではありません。

 

鍵盤や管楽器の方のご意見なども取り入れて(手加減はしてませんが)より良い物になっていると自負しておりますので、皆さんよろしくお願いいたします。

 

今回は動画も制作しましたので、是非ご覧になってください。

 

 

 

【CONTENTS】
■Part1 コード一発モノの無窮動エクササイズ
・コード一発モノの解説
◎メジャー・コード(8分音符、3連符、16分音符)
◎マイナー・コード(8分音符、3連符、16分音符)
◎ドミナント・コード(8分音符、3連符、16分音符)

■Part2 モードの無窮動エクササイズ
モードの解説
◎モード系ジャズ・スタンダード進行1〜6

■Part3 マイナー・コンバージョンの無窮動エクササイズ
・マイナー・コンバージョンの解説
◎マイナー・コンバージョンの無窮動1625進行4パターン(inC、inF、inB♭、inG)
◎定番進行でのマイナー・コンバージョン1〜2

■Part4 アッパー・ストラクチャーの無窮動エクササイズ
・アッパー・ストラクチャーの解説
◎アッパー・ストラクチャーの無窮動1625進行4パターン(inC、inF、inE♭、inA♭)
◎定番進行でのアッパー・ストラクチャー1〜2

■Part5 コルトレーン・チェンジの無窮動エクササイズ
・コルトレーン・チェンジの解説
◎コルトレーン・チェンジの無窮動3トニック4パターン(C A♭ E、B G E♭、B♭ G♭ D、A F D♭)
◎コルトレーン・チェンジ定番進行での無窮動

 

その他私の著書もよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

いつも、音源制作、動画制作を担当してくれているマイフェイヴァリットオルガニスト黒瀬香菜のCDで私も演奏しております。

 

こちらもよろしくお願い致します。

 

 

アドリブをするとき、ギタリスト達はどのようにしてポジションを選択してるのか?というお話を・・・

ギターを弾いたことのある方ならお分かりだと思いますが、
一つのフレーズ(メロディ)を弾くときに、数通りの運指(弾き方)がフレット上には存在します。

同じ音が複数点在するので弾き方も複数あるのですが、そこが、ギターの長所と短所になっています。

「工夫次第で弾きやすくも弾きにくくもなる」ということ

いろんなギタリストがいるのでみんなそれぞれやり方が違うと思いますが、大まかにいうと・・・

コードのある場所でフレーズ(メロディ)を弾く」ということです。


自分が選んだ(フレーズの)運指が、押さえてるコードと形が似て(シンクロ)いることがアドリブをする時にいろんな利点を生みます。


一般的なメロディ(ってどんなんやねん・・・)はコードトーンが基本となってできています。

スタンダードと呼ばれる「歌いやすいタイプ」の曲は、コードトーンの下部(1.3.5)でできている場合が多いですね。

よっぽどアウトなフレーズでない限り、メロディの運指はコードの形の周辺にあります。

 

譜例1



上記の譜例1は5フレットに1の指があるポジションで楽に弾けます。

 

コードも同じ場所で弾けばジョー・パスやバーニー・ケッセルのようなピアノ・ライクなソロも出来るでしょう?

 

すなわち普段自分が押さえている「コードの付近」でフレーズの運指を組み立てる習慣を付けていると、コード進行とシンクロしたフレーズを弾く事に慣れていくと言う事です。これはギターに限らず他の楽器にも当てはまると思います。

 

生徒たちにリーディング(読譜)をさせているときよく見る「症状?」が、メロディを「コードがある場所」ではなく「自分がわかる場所」で探してしまって、結果的に弾きにくい運指を選択しその結果覚えにくい運指を無理矢理練習して・・・

「記憶が苦手」という思い込みを持ってしまう・・・

まあそれも勉強で「どうしたら弾きやすくなるか?」という自問自答が大切な事…

結局コードを押さえる時に何の音で成り立っているか?を地道に覚えていった方が早道なのですが・・・TABがあるので・・・トホホなのです。


カート・ローゼンウインケルのこの動画は参考になるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギターの真ん中の4本の弦を使って出来るちょっとした伴奏のテクニック。

 

毎度おなじみ1.6.2.5 循環進行です。

 

TABをみればわかりますが、2.3.4.5弦、のみを使って押さえられる 1.6.2.5です。

 

 

 譜例1

これだけ弾いても「で?」となりますので、右手のハイブリッド・ピッキングをついでに?練習致しましょう。

 

ハイブリッド・ピッキングとは?

 

ピックと指を両方使う「技」です。

 

こんな感じに持ってください。

 

ピック=(ピ)中指=(中)薬指=(薬)の3本指を使います。

(小指はは使いません)

 

 

譜例2

これを10回弾いてみてください。(ゆっくりからだんだん早く)

 

譜例3

これを10回弾いてみてください。(ゆっくりからだんだん早く)

 

OK出来ました!(速っ!)

 

譜例2.3を合体!

 

 

譜例4

 

なんちゃって3フィンガーの出来上がりです。

 

右手のコツが掴めない方は(ピ)だけを弾いてみてください。

 

4分音符でドとミを弾いているだけです。

 

1拍目は「ピと薬」が同時、その後は「ピと中」「ピと薬」が交互に弾くだけです。

 

 

 

ゆっくりから段々早くして行ってください。

 

フォーク・クルセイダーズみたい?でしょ(古過!)

 

ここで最初の1.6.2.5に戻ります。

 

譜例5

 

アルペジオを弾く時はどんなコードでもそうですがその小節の最後の音と次の小節の頭の音をつなげるように意識します。

 

このハイブリッドピッキング練習のミソは右手のパターンがず〜〜〜っと同じというところです。

 

一度覚えてしまえば何も考えずに動かし続けるだけでアルペジオを弾き続けられる訳です。

 

要は2.3.4.5弦でヴォイシングを配置するように工夫すれば、いろんな進行で伴奏のヴァリエーションを作れます(わりと簡単に)

 

と、言う訳で2.3.4.5弦に配置した1.6.2.5(テンション入り)を書いておきました(サービス)

 

譜例6

このようなフィンガーアルペジオはカントリー・ギター又はラグタイム・ギター・スタイルで、サムピック(親指に付けるピック)を使ってやるのが本流です、がピック弾きの方もそのまま応用できるので覚えておけば便利ですよ。

 

もっと深みにはまりたい方は、

Tommy Emmanuel

Danny Gatton

Albert Lee

Daniel Donato

Brent Mason

等、達人が一杯いるので参考にしてみてください〜

 

 

ハイブリッド・ピッキングによるなんちゃって3フィンガー! で・し・た〜

 

 

See You!

 

フィンガーピッキングはこちらの本がおすすめ!

 

 

 

 

 

 

私の演奏が聴ける参加アルバムです!

 

私(道下)が洗足音楽大学で行っている授業内容を載せています。

一般の方を想定して記事を書いていませんので意味不明な言葉も多々あります。

ので、その辺ご理解の上お楽しみください。

 

 

第1回

 

 

第2回

 

 

 

第3回

 

 

 

 

第4回

 

 

 

第5回

 

 

 

第6回

 

 

 

 

第7回

 

 

 

 

第8回

 

 

 

 

第9回

 

 

 

番外

https://ameblo.jp/wapikodon/entry-10584146000.html

 

https://ameblo.jp/wapikodon/entry-12594908346.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/7/6の授業
今回はリスニングの授業です。みなさんもお持ちの楽器で、私と一緒にモードで遊びましょう!

 

モードpart3は…

 

上差し『その他のモード』です

 

その他とはメジャー・スケール・ファミリー以外のモード達です。

 

 

モード・シリーズは…

 

1回目

『モードとは何か?』

 

モードの解釈

モードの覚え方

 

2回目

『モードで遊ぼう』

モードのキャラ音

 

キャラ音を使ったモードのベースライン

モードのヴォイシング

モードのバンプ

 

等、モードの勉強法を紹介しました。

 

 

キョロキョロ今回は

メジャー・スケール・ファミリー以外のモードを紹介致します

 

前回、前々回の方法を使って自分でモードに対する造詣を深めていってくださいね。

 

 

真顔現代のジャズで、よく使用されるモードは28種類あります。

 

メジャー・スケールに属する7つのモード

 

メロディック・マイナーに属する7つのモード

 

ハーモニック・マイナーに属する7つのモード

 

ハーモニック・メジャーに属する7つのモード

 

7x4=28

 
 

チュー最初ににメジャー・スケールも含めた4つのスケールがそれぞれ持つ7つのモードの名前、構成音を記します。

 

各モードの主音を低音で鳴らしながら弾いてみてください。

 

ニコメジャー・スケールが内包する7種のモード(前回紹介した7つのモード)

主音 = C

 

 

真顔メロディック・マイナー・スケールが内包する7種のモード

主音 = C

 

 

 

ショックハーモニック・マイナー・スケールが内包する7種のモード

主音 = C

 

 

ぶーハーモニック・メジャー・スケールが内包する7種のモード

主音 = C

 

 

上差しさてさて、ここからが本当のモードの楽しさを味わえる授業になります。

 

 

ウインクモードはキャラだ!色彩だ!と訳の解んない事言ってるなこのおっさん!?と思われてるのは十分承知の上ですが、

 

『お楽しみはこれから・・・』

 

上差し何故キャラという表現を使うのか?それは、キャラ(個性)が強いほど、人は興味を持つ(覚える)!?これを利用して音楽(芸術全般)は成り立っているからなのです。

 

キャラとは「違和感?」です

 

あれ?って思うから人は覚えるのです。

 

あれっ?と思わない物を無理矢理覚えさせるような勉強はどこかおかしいと思いませんか?

 

 

滝汗同じ顔の人が50人出て来る映画のストーリーをあなたは理解する事が出来るでしょうか?

 

ゲッソリこの世にアイオニアンしかモードが無かったら???一体全体どうなるんでしょう???

 

笑い泣き世界はハトぽっぽだらけです・・・

 

 

 

真顔作曲家達は先ず興味を持ち(あれっ?)

 

モードを観察し、

 

友達になり、

 

一緒に旅をして、

 

『物語』を作っていったのです。

 

ニコニコエリック・サティ(1866~1925)というフランスの作曲家がいます。

彼の残した作品は色彩そのものです。ドビュッシー、ラヴェル、も影響を受けたという彼の作品は、モードが放つ「異常な個性」を最大限利用した作品が多数ありますので、是非参考にしてみてください。

 

上差しそれでは、あなたの友達になるかもしれないモード達を紹介していきましょう。

 

譜例は動画で音が確認できます。

 

メジャースケールの家族は前回紹介しましたので省きます。

 

右差し紹介するモードの元になる代表的なスケール(ファミリー)は4種類あります

 

Major 

Melodic Minor

Harmonic Minor

Harmonic Major

 

これらのスケールが持つモード達の名前、構成音のDegree、音程間隔、主和音(に成りうるコード)を紹介します

 

ただしメジャースケールは前回紹介しましたので省きます。

 

 

上差しあなたが自分の楽器でこれらのモードを練習する時は、主音(主和音)を鳴らしながらモードをなるべくランダムに弾くようにしてください。メロディっぽくしようとしなくても構いません。自分の楽器の中に「モードのランプ」がつくようなイメージ(鍵盤、やフレットがモードの形に光る)で練習してください。

 

今回のモードのサウンドはYoutube限定動画で音が確認できます。

 

右差しMelodic Minor

上行下行同じ形状のJazz Melodic Minor Scale

 

全てのモードがコンテンポラリー・ジャズには欠かせないキャラを持っている。

 

特にAlterd と Lydian♭7はドミナントコードに対して頻繁に使われるモード。

 

 

 

 

右差しHarmonic Minor

コード進行を生み出す為に適したマイナー・スケール

 

ナチュラル・マイナー(Aeolian)の7番目の音が長7度に変化しているので、リーディングトーン(導音)をスケール内に持つ。

 

そのためトニックに解決するドミナントが存在するので、マイナーのコード進行はこのスケールを元に作られる事が多い

 

半音3つ、増2度が1つ、できる特殊な音程間隔を持つ。

 

右差しHarmonic Major

 

スケール内に全てのタイプのコードを含む、汎用性抜群のミステリアス・モード群。

 

コンテンポラリー・ジャズを象徴するサウンドの一つオーギュメント音程を持つ。

 

コード進行を作る事が出来るスケール(functional)の中で最も不思議なサウンドを作るのに適したスケール。

 

ウインクいかがでしたか?

笑っちゃうくらい

いろんなモードがあるでしょ?

 

 

 

上差しおさらいをしましょう!上差し

 

今回紹介した4種類のスケール(ファミリー)

 

Major 

Melodic Minor

Harmonic Minor

Harmonic Major

 

は、各7つのモードを持っている

 

すなわち

7x4=28種類のモードがあります。

 

上差し追加情報!

 

28種類のモードは

 

全て『Functional』(機能的)です。

 

「機能的」とはコード進行を作る事が出来るという事です。

 

スケール内の音程が均等に並んでいるシンメトリック・スケール(ホールトーン、ディミニッシュ、シンメトリック・オーギュメント・・・等)はどの音から弾いても同じ音程間隔になってしまうので違い(キャラ)を持ったモードやコード進行を作る事が出来ません。

 

即ちスケールには

 

FunctionalSymmetricの2種類あるという事です。

 

 

上差し音程間隔はモードの個性

 

Functional Scale達は音程間隔が均等ではないので個性が違う

 

だから・・・

 

音程間隔は

モードの個性

 

と、言う訳です。

 

 

真顔モード・シリーズは…

 

1回目

『モードとは何か?』

 

 

 

2回目

『モードで遊ぼう』

 

 

 

3回目

『その他のモード』

 

で、一つの内容となっています。

 

続けてご覧になっていただくとモードの全貌が明らかになっていくと思います。

 

 

お・し・ま・い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は皆さんにモードのVAMPを作っていただきます。2020/6/29の授業

 

 

授業内容は

1.モードのcharacteristic note(キャラクタリスティック・ノート)

2.モードのベース・ライン

3.モードの伴奏(コード)

の3つです。

 

まずは

 

右差しモードのキャラクタリスティック・ノート

 

キャラクタリスティック・ノートとは特徴を表す音です。長いので「キャラ音」にします

 

メジャースケールの7つのモードはそれぞれ、キャラ音を持っています。

 

その音があるからそのモードなんです。

 

右差し各モードのキャラ音

 

 

スケール内の赤丸がそれぞれのモードのキャラを表す音です。

 

って言われても「だから?」ってなりませんか?

 

そこで…

 

 

右差しモードのベースライン

 

真顔質問です、こちらのベースラインのモードはなんでしょう?

 

Ex.1

 

チューマイナーって事はわかるけど?うーむ、ドリアンっぽい感じもするし…エオリアンかなぁ、って感じで悩みませんか?

 

このベースラインにはモードを決定する為のキャラ音が含まれていないので、♭3が含まれるマイナーだったらドリアンでもエオリアンでもフリジアンでもいいんです。

 

真顔ベースは楽曲のキャラクターを決定づける大切なパートです。したがってベースラインでモードサウンドを表す勉強をすれば、モードとは何か?確信に近づいていくと思います。

 

注)Ex1は、5度が含まれているのでロクリアンはX

 

キョロキョロモードを決定づけるキャラ音を入れない事で自由度の高い音選びができます。・・・が、もしあなたが「どうしてもこのモード・サウンドでバッキングトラックを作りたい!」と思うならば、モードのキャラ音を使ってベースラインを作ればいいのです。

 

上差しモードのベースラインを作ってみましょう。

 

Ex.2 Dorian =♮6

クール&都会派!?マイナー系モードなので♭3を入れる。キャラ音は♮6

 

 

Ex.3 Phrygian =♭2

ダーク&民族派!?マイナー系モードなので♭3を入れる。キャラ音は♭2

 

Ex.4 Lydian =#4

ミスティック&抽象派!メジャー系モードなので3を入れる。キャラ音は#4

 

Ex.5 Mixolydian =♭7

エキゾチック&自然派!?メジャー系モードなので3を入れる。キャラ音は♭7

 

Ex.6 Aeolian =♭6

ドラマ&印象派!マイナー系モードなので♭3を入れる。キャラ音は♭

 

Ex.7 Locrian =♭5

ミステリアス&中東派!マイナー系モードなので♭3を入れる。キャラ音は♭5(♭2も入れた方がロクリアンっぽい)

Ex.8 Ionian = 4

ハッピー&清純派!メジャー系モードなので3を入れる。キャラ音は4

 

上差し各モードには必ずモードのキャラ音を入れていますので、しっかりとモード・サウンドがベースラインだけで聞き取れます。

 

ドクロ注)ベースラインには必ずキャラ音を入れなくてはならないのですか?

 

ゲッソリNo,No.No!

 

それは違います。モードを表す要素は、ベースラインだけではなくコードやメロディーの中にも含まれるので、ベースラインのみにキャラ音を背負わせる必要はありません。

 

 

おねがいしかし・・・

ベースだけだったら寂しいよね?

 

 

っと言う訳で

 


右差しモードの伴奏


私が良く受ける質問に「1発物の伴奏ってどうやるのですか?」というものがあります。

 

真顔確かにモード曲の代表といえば

ば"So What"や"Impressions"など

 

同じコードが延々と続く曲が多数です。

 

「ずっとDmを弾くのかな?」 

テンションは押さえていいのかな?」

「ウォーキングベース」はどうやってやるのかな?」

 

等の質問も・・・・

 

「モードにコードってあるんですか?」

 

という質問も良く受けます。

 

滝汗モードは謎に包まれていますね?

 

 

 

?何故こんな疑問が湧いてくるのか?

 

モードは日本語で「旋法」といいますが、フレーズ、メロディ等「単音」の為にある物という先入観があるのではないでしょうか?

 

??こういった先入観は何処からくるのか?

 

それはいろんな本に乗っている例の奴・・・
 

「DmはDドリアン」

「G7はGミクソリディアン」

「CMaj7 はCアイオニアン」

 

と、謎の呪文が…?えーん

 

 

おねがいもうボチボチ・・・

 

モードとはメロディでもフレーズでもコードでもない…
 

In other words!

 

単音でもいい、

 

和音にもなれる、

 

メロディにもベースラインにもなれる、

 

フレーズも作れるし

 

雰囲気

 

色彩

 

空気まで作れる!

 

正に色即是空、空即是色の世界なのである!

 

口笛とは、教則本に書けないので「DmはDドリアン」…ということになるのです。

 

モードはそのキャラを使って遊ぶのが1番分かりやすいですよ

 

ニヤリモードを使って様々な色彩を味わえる楽しい実験をいたしましょう


上差しインターバル・ヴォイシング


スケール内の音程を使ってモードの色彩を更に豊かにすることが出来ます。
 

 

右差しメジャー・スケール内にできる2音間の音程

譜例1

 

ピアノやギター等複数音が出せる楽器で確かめて下さい。音程にもキャラがあるでしょう?

注)6thの6番目の音程にミスがあります。正解は(A F)です。(動画も同様)

 

右差し音数を増やして


3音間の音程はこれだけできます。


22.32.42.52.62.72
23.33.43.53.63.73
24.34.44.54.64.74
25.35.45.55.65.75
26.36.46.56.66.76
27.37.47.57.67.77 

 

 

例えば2.2はこれ

譜例2

 

2.3ならば

譜例3

 

 

上差し3和音のそれぞれの音程間隔を2.3.4.5.6.7の数字で表しています。3つの音には2つの音程が出来ますので2.2ならばCDEとなります。

 

これらを全部示すと数多くて情報過多になりますので、お勧めのインターバルヴォイシングを紹介します。

 

右差し

譜例4



これらのインターバルヴォイシングをモードのコードとして使用します。ルートを鳴らしながらインターバルヴォイシングを弾いてみましょう

 

右差し

譜例5

 


 

真顔これは伴奏の練習ではありませんしソロの練習でも無い・・・

 

これはモード遊びなんです。

 

「キャラ」「色」を覚える遊びです。

 

各モードの色彩を覚えましょう!

 

 

ニヒヒそれでは本日のメインイヴェント!!

 

さらに発展させて、

 

上差しモードのベース・ラインの上で

インターバル・ヴォイシングを弾いてみましょう。

 

 

Ex.9

ドリアン・ベース・ラインの上で 24インターバル

 

Ex.10

フリジアン・ベース・ラインの上で 24インターバル

Ex.11

リディアン・ベース・ラインの上で 44インターバル

 

Ex.12

ミクソリディアン・ベース・ラインの上で 44インターバル

 

Ex.13

エオリアン・ベース・ラインの上で 63インターバル

 

Ex.14

ロクリアン・ベース・ラインの上で 55インターバル

 

Ex.15

アイオニアン・ベース・ラインの上で 24インターバル

 

 等、他のインターバルヴォイシングも是非試してみて下さいね。

 

 

右差し今回の課題はVAMP OF MODEを作っていただきます。

 

2段譜を使って下にベースライン上にはインターバルヴォイシングを使ってカッコイイ!VAMPを作って下さい。4小節でお願いします。拍子は問いません。

 

モードはあなたの好きなモードを1つ選んで下さい。

 

VAMPとは伴奏の事ですが同じパターンを繰り返すセクションの事を特別にVAMPといいます。

イントロ、インタールード(中間部)、ソロセクション等に良く出てきます。

 

右差しまとめ

 

モードとはスケールのことでもコードのことでもはありません。

 

色彩の事です。

 

色彩というキーワードを体現するミュージシャンの一人がギタリストのJohn Abercrombieです。

 

彼は正に印象派ジャズを代表する一人だと思います。

これは私が初めて彼の音楽に接したアルバムです。

もう、涙無しでは聞けませんぐすん

 

たった一人で色彩の世界を表現する、唯一無二のソロギターアルバムです。

 

彼に初めて会ったとき、Characters is my favorite album!

と、言ったら

Me too!

と言ってましたウインク

 

 

 

 

2017/8/22に天に召されたジョンの数々の名作です。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の数々(わずかですが)の著作です。

よろしくお願いいたします。

 

How to improvise 履修者の皆さん、私の本当の授業はリモートでやっているマジメなやつのみならず、横道裏道抜け道…の道下なのです。

リモートでやらない分を載せておきます。

作曲家チャーリー・パーカーのお話…

彼が残した作品達はその同時代に生きたミュージシャン達の曲とはベクトルが全然違います。超越したリズム・マジシャン、チャーリー・パーカーオリジナル曲の秘密を除いて見ましょう。

まず彼の曲の一番の特徴は「カオス」です。

混沌・混乱、無秩序という意味の単語。読みはケイオス (Chaos, Khaos) 。


上差しチャーリー・パーカーの曲はビックリするほどカオスです。リズムの秩序を乱しまくっています。

リズムの秩序とは何か?それはバーライン(小節線)の事です。

バーラインとはその曲の拍子を線で区切ったもので、4/4拍子ならば4拍づつ(4分音符4つ)4/3拍子ならば3拍づつ(4分音符3つ)

と、皆さんご存知の例のやつ・・・
パーカーさんの曲のメロディには小節が無いのです…そして作曲の規則をも破りまくってます!

秩序を見出し規則を破る!

そんなパーカーさんって、



ラブ素敵!




上差し次に上げる2曲はパーカーさんと同時代に活躍した、オスカー・ペティフォード(b)ミルト・ジャクソン(vib)のブルースです。


Blues in the Closet
by Oscar Pettiford
譜例1
$『道』Blog


Bugs Groove
by Milt Jackson
譜例2 
$『道』Blog

ね?わかりやすいでしょう〜
4小節のフレーズを3回繰り返しているだけです。

小節という箱を利用しているのです…


口笛この世の中にある数多の曲は殆どが最初の2小節、4小節又は8小節のリズムの形、音程、コード等、なんらかの要素を繰り返して出来ており、

そうしないと、曲に聴こえないし、覚えて貰えないから儲からないかもしれないのです。


右差しここでパーカーさんのブルース"

Relaxin' at Camarillo"を見てみましょう。

$『道』Blog

まずはジーッとこの譜面を見つめてください(背後に顔が…ガーン)

そしてリズムに注目してください…

何が見えますか…?


ポーンそうです!この曲の中には、同じリズムを持った小節がひとつも有りません。

12小節全部違います….

なんと言うことでしょう!

でたらめに弾いてもひとつくらい同じリズムになるもんです。

?何故、これで曲として成立するのか?

パーカーさんが計算によって12小節全て異なるリズムになるように配置したのか?

天才的閃きで結果的にこうなったのか?

わかりません。

しかし全く繰り返しの無いメロディにもかかわらず、めちゃ楽しい、しかも覚えやすい?曲に作り上げるセンスは脱帽です!


口笛作曲とは?

簡単に言えば繰り返しの事です(乱暴ですが)

譜例1.2で紹介した2曲は小節内にあるリズムのモチーフが必ず同じ形で他の場所にも現れてきます。

リズムのコピペです。

小節内で完結したリズムでないと同じ形でコピペ出来ませんので、バーライン毎に区切られたメロディなのです。

ゲッソリそれに対して、パーカーさんのメロディはすべてにおいてバーラインを跨いでいます。小節内で完結するリズムがひとつもありません。

ポーンモチーフを使って、覚え易いメロディを作らないと人々に覚えて貰えないから売れないんじゃなかったけ?

作曲の基本を無視しちゃってます(ケロッ)

キョロキョロパーカーさんの同世代の代表的ミュージシャンにバド・パウエル、セロニアス・モンクが、います。彼等の作品もずば抜けたインパクトでパーカーさんと才能の隔たり等あろうはずもありませんが、事リズムのアイデアに関してパーカーさんのそれは異才を放ちまくっています。

よくまぁ、こんな変テコな曲ばかり作って有名になれたな〜と、ひとしきり呆れた後、もう少しチャーリーさんの秘密に迫ってみましょう。


滝汗パーカーさんは小節を無視して滅茶くちゃ(カオス)にしているのだろうか?

彼は小節を別の方法で利用しているのです。それは、小節をわざと曖昧にする事に寄って醸し出される「ある効果」がポイントです。

音楽を聴くとき我々は嫌でも拍子を感じながら聴いてしまいます。例え現代音楽を聴く時もなんとなく拍子を探したりするものです。

笑い泣きライブハウスでは今日も観客が足を踏み、頭を揺らし、指を鳴らし…ているのか?えーん

ジャズがリズムの音楽と言われる所以はそこにあります。アクセントが複雑に入れば入る程、聴いている人はより強くリズムを感じようとする、ということです。

見えない物を見ようとする…

猿「サピエンス全史」は正しかったと言うことでしょうか?


照れかつてのニューオリンズジャズや、1620〜30年代のダンスミュージックは同じリズムを繰り返す事で、踊りやすく、覚えやすいメリットがあるのに対して、パーカーさんは覚えやすいというメリットを取り去るというリスク?を背負ってまで?ビートを説明しなかったのです!?

ガーン天邪鬼ここに極まれり!

彼の性格が後世の音楽に多大な迷惑と芸術を残してくれた、と言うことは紛れもない事実です。

パーカーさんがどう言う経緯でこのようなリズムのアイデアを得て自分の血肉にしていったのか、我々の知る由も無いのですが、ジャズのみに留まらずその後の音楽に与えたディープ・インパクトは未だ色褪せる事はありません。

口笛How to improvise で紹介しているのは音の使い方やフレーズの作り方の方が多目になっていますが、リズムの考え方などの情報は今のところ少な目です。

上差しここらで一度、チャーリー・パーカーのオリジナル曲を聴いて、そして研究してみて下さい。リズムマジシャンのアイデアを彼の作品からどんどん盗みましょう!

パーカーさんのリズム・マジシャン的推薦曲はこちら💁‍♂️

Cheryl
Anthropology
Au Privave
Confirmation
Moose the Mooch
Ornithology
Scrapple from the Apple
Blues for Alice
Chi Chi
Dewey Squar
Dexterity
Barbados
Perhaps

and many others 

私もお世話になったこの本、サックスの教本ではなく、リズムとハーモニーをどうやって結合させるか?と言う作曲法の本だと思います。興味がある方は是非ご一読を。















基礎の小ネタシリーズは3つあります

 

右手の練習

左手の練習

両手のコンビネーション(レガート)の練習



 

キョロキョロ今回はレガートの基礎を学ぶ「マイナス1の法則」です

 

レガートとは、ハンマリング・オンとプリング・オフを利用するテクニックのことです。

 

ざっくり言えば、右手と左手のコンビネーションの練習ですね。

 

いろんな練習法がありますが、今回はブルース・スケール(マイナー・ペンタトニックwithブルーノート)を使ったレガートの練習を紹介します。



 

上差しルールはただひとつ、

 

同一弦の最後の音をピッキングしない。

 

1本の弦で

3音弾く時は2回

2音弾く時は1回ピッキングします



 

右差しなので「マイナス1の法則」です。

その弦で弾く最後の音にスラーがついているがわかりますか?





真顔ちょっとしたコツですが、プリング、ハンマリングをする前のピッキングを強めに弾いてください。アクセントをつけるようなイメージです。ピッキグはダウンのみでもアップのみでもダウンアップでも構いません。とにかく弦の最後の音をレガートで弾く事のみを守ってやってみてください。慣れて来たら「ああなるほど〜これ聞いた事あるわ〜」となりますから(I hope)



 

上差しレガートの目的は2つ、「弾きやすさを作る」「ニュアンスを作る」です。

 

最後の音をハンマリング・オンorプリング・オフによってピッキングしないことで、ピックは次の弦を弾く用意をすることができます(Ex.1をゆっくり弾いてみてください)すなわち、弦跳びのフレーズもフル・ピッキングよりも容易にできます。



 

右差し弦跳びのフレーズで試してみてください。

 

 


右差し続いての(Ex-3)は複雑に見えますが、コツをつかんだら意外と簡単にできます。しかもアクセントのあるフレーズが弾けるので、ジャズっぽい雰囲気も味わえて2度美味しいですよ。

 



グラサンギターで管楽器のニュアンス(タンギング)を出すのは非常に難しいのですが、マイナス1の法則はそれをやるためのヒントにもなります。滑らかに弾けるようになれば、独特のニュアンスをギターでできるようになります。

 

 



ウインクドナリーと言う曲があります。サックス奏者ならではのフレーズがふんだんに織り込まれている名曲ですが、ギターで弾きにくいベスト5に入る曲ですが、マイナス1の法則を上手く使えば、そんなに困難ではなくなって、リズムにも乗っかり易くなります。おまけにタンギングのニュアンスも出せるので試して下さい。





ゲッソリと、言う事で

おまけコーナー!!

 

マイナス1の法則を使ってできるちょっとトリッキーなエクササイズを紹介します。




右差し

Ex.4) C Ionianを1本の弦に3音ずつ配置した指の練習フレーズです。

 このポジションは弦の配置が(8.10.12)(9.10.12)の2パターンが2回づつ繰り返す、わかりやすい形をしています。スケール練習の初歩に良いので皆さんも試してくださいね。




口笛Ex.4を元にしていろんなエクササイズを作れます。

 



右差し1弦に3つの音がありますので、都合上各弦の低い順に(L、M、H)と番号を付けます。このポジションに限って指も、人、中、小です。

 

L=Low

M=Middle 

H=High 

 


LMH

LHM

 

MLH

MHL

 

HLM

HML

 


3つの音を使ってこれだけの音列が出来ます。


3連のエクササイズを作るのに適しています。3連は絶対に超えなければならないギタリストの壁(ある意味)ですので、この方法を取り入れてみて下さい。


 

ウインクこの音列の組み合わせを使ってパターンを作ってみましょう。


 

右差し

Ex.5)

 



右差し

Ex.6)




右差し

Ex.7)

 



右差し

Ex.8)




右差し

Ex.9)




ラブこんな風に考えていったらいくらでもパターンを作ることが出来ますね。


自分で練習法を作るのはミュージシャンの勉強一丁目一番地だと思います。与えられた物を思考停止でやるのはもうやめませんか?Do it yourself! を大事にあなたの音楽を育ててくださいね。

 


グー私の本も宣伝しま〜す!今回の「基礎」をやりたい人がやってみたら効果的な小ネタシリーズはこちらの本に載っています。と、言うよりもこの本がそもそもネタ帳のようなもんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

私の演奏が聴ける最近唯一のCD

 

 2020/6/22の授業内容


「スケールとモードは何が違うのですか?」という質問をよく受けます

 
ブルーハート「スケール」とは「集合体の名称」
ピンクハート「モード」とはスケールに「秩序を与えた物」です。
 
ニヒヒ例えるならば…
「スケール」は姓
「モード」は家族の名前みたいな・・・
 
松野が「スケール」ならば、
 
おそまつ、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松、・・・・が「モード」
 
似ているようで、性格が違います。
 
右差しまずはメージャー(スケール)一家の、兄弟(モード)を紹介しましょう。

⒈アイオニアン(ionian)
⒉ドリアン(dorian)
⒊フリジアン(phrygian)
⒋リディアン(lydian)
⒌ミクソリディアン(mixolydian)
⒍エオリアン(aeorian)
⒎ロクリアン(locrian)

OK家族にはそれぞれ「性格」があります。
 
その性格を利用して、
作曲したり、

編曲したり、

アドリブしたりするのです。
キョロキョロ「性格」についてもう少し詳しく解説します

上差しモードとは?「引力」である?

口笛音楽理論というのは「音の聞こえ方」に名前を付けて「分類」そして「説明」をしようとしたもの・・・
 
音の聞こえ方なんか人によって違うじゃん?という声もちらほら・・・その通り!違います。
 
滝汗現在のジャズ・ハーモニーは確立された理論と思われがちですが、人によって著しく違いのある、最も確立されていない理論です。
 
「こうでなくてはならない!」と言う物は何も無いのです。
 
誠に学習者泣かせですが、だから楽しいのです(と、言っておこう・・・)
 
真顔違う感覚を持った人達が集まって音を出せば、一人だと出来なかった、あるいは起こらなかった「不思議な現象」が起こります。音楽は伝達手段の一種という起源説もあります。
 
複数の人間が集まっていろんな音を出すとリズムが生まれたりハーモニーが生まれたり・・・「あ、今の気持ちよかった!」「もいっぺんやったろか!」ってな感じで遊びのルールのような物ができいったのではないでしょうか?
 

笑い泣きそれら遊びのルールを、徐々にマニュアル化することによって

 

再現可能な物として民族音楽が徐々に確立していったのでは?

 

いろんな国のいろんなモードがあるのも腑に落ちますね。

 

ウインクいろんなモードはあれど

 

主音(トーナル・センター)によって生み出された現象

 

という点では同じ穴のムジナ達なのです。

 

上差しそう〜モードとは現象なのです。

 

キョロキョロ現象とは?

右差し譜例1)
$『道』Blog

上のスケールはそのまま弾けば、ただのC メージャースケールです。

 

でもその下に、C以外の音を低音で弾けば違う性格に聞こえてきます。

 

それが「モードという現象」です。

 
「低音の引力」に影響を受けてメージャー・スケールという「無秩序な音群」に性格(秩序)が生まれます。

(弾いてみてください)

右差し譜例2)
Cメジャースケールの主音をD
ドリアン(Dorian)に…
右差し譜例3)
Cメジャースケールの主音をE
フリジアン(Phrygian)に…

右差し譜例4)
Cメジャースケールの主音をF
リディアン(Lydian)に…

右差し譜例5)
Cメジャースケールの主音をG
ミクソリディアン(Mixolydian)
 
右差し譜例6)
Cメジャースケールの主音をA
エオリアン(Aeorian)
 
右差し譜例7)
Cメジャースケールの主音をB
ロクリアン(Locrian)
 
右差し譜例8)Cメジャースケールの主音をC
長男?アイオニアン(Ionian)


・・・と言う風に
メジャー・スケールは主音の引力によって(聴覚上)7つの性格を持つという事です。

 
 
ニコニコ

ここで一旦まとめましょう。

「スケールとモード」

 

☆「スケールとは構成音のこと」

 

音の並びや飛び方は関係なく

7つの音の集合体がスケールである。

スケールにキャラクターは無い

 

☆「モードとはスケールに秩序を持たせたもの」

 

秩序とは、

どの音を主音(トーナル・センター)にするか・・・

(どの音に引力があるか?)です。

 

主音によってキャラクターが変わります

 

 

注意ちょっと待った!!!

 

Cメジャースケールにはキャラクターがあるじゃん!!!

 

ゲッソリ長音階だろ!明るいんだろ!鳩ぽっぽだろ〜〜

 

そうです、メジャー・スケールは明るいキャラでおなじみです。

 

それはCメジャー・スケールはCというトニックに帰るから明るいのです。

 

即ちCが主音のモード=イオニアンのサウンドとも言えるのです。

 

メージャー・スケールとアイオニアンモードはイコールではありません、

が「調性音楽とモード」というお題で又お話し致します・・・

 

上差しモードの覚え方色々

 

スケールとモードの関係性を覚えるには

スケール・チャートを12キーで書く、

という練習法がとても効果的です。

 

 

スケール内にある7つのモードを全て

「ダイアトニック」と「同一ルート」の

2つの方法で書いて行きます。

 




derivative=派生=ダイアトニック
parallel=平行=同一トニック

このチャートを12の調で書いて行くと各キーのモードがすぐに頭に浮かぶ様になります。

モードの名前はもちろん、音程間隔、ルートからの音程、主和音、等を全て書き入れて上記のモード表を12個作ると言う訳です。

 

これは宿題ではありませんが・・・

 

スケールとモードの関係性をいろんな方法をつかっていろんな角度から見られる様になるとアドリブは元よりアレンジや作曲の時も必ず役に立つ知識になると思いますので、時間に余裕があって、やる気のある方はやってみてください。

 

 

 

キョロキョロ続いては、モードをいろんな角度から見られるようになる練習問題をやってみます。
 

練習問題1)次の方法で、Fがルートになる7つのモードを書きなさい〜(調性記号は使わない)




練習問題2)次の方法で、B♭がルートになる7つのモードを書きなさい〜(調性記号は使わない)



練習問題3)次の方法で、E♭がルートになる7つのモードを書きなさい〜(調性記号は使わない)


練習問題4)Lydianが A♭の場合、ほかのモードが何になるか?を書きなさい〜(調性記号は使わない)



ニヤリモードに関しては様々な解釈があって、どの角度から見るか?又はどんな風に使うか?正に10人十色です。

 

ある意味勉強し辛い曖昧な分野かもしれないのですが、それだからこそこの世に存在する様々な音楽の素になりうる柔軟性があるとも言えますね。

 



ウインクモードと言えばこの人達!

マイルス・デイビス&ジョン・コルトレーン
散々コードの細分化をしてコード進行を難しくしたくせに、今度はDmだけかよ!と、突っ込みを入れたくなる曲…


 

 

その他ジョン・コルトレーンのモードサウンドを聞いてください。圧倒的な想像力でモードサウンドを掌握しています。圧倒されてください!ついでに・・・「耳が慣れて」きます。



モード大好き少年はロック・ミュージシャンに多いのです(実は)
なんのモードか?想像しながら聞いてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

宣伝恐縮ですが、私の無窮動シリーズ中、問題作「2」はモード中心のフレーズで構成されています。上記のインプレッションズの進行も取り上げています。