このブログは洗足音楽大学の授業How to Composeの予習復習用に書いております。履修学生の方に特化した内容ですので、御理解の上お楽しみください。

 

リベラル・アーツという言葉をご存知ですか?

 

リベラル・アーツとは・・・

「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由七科のことである。

 

だそうです。

 

ギリシャとか、ローマとか、プラトンとか?なんかその辺の頃から西洋の方々がやってた、お勉強だそうで7科目もあるそうです。

 

言語系3学トリウィウム(文法・論理・修辞)

数学系4学クワドリウィウム(算術・幾何・天文・音楽)

 

だ、そうです。

 

音楽は数学の仲間なんです。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

たしかに、作曲法は数学と似ているとこがあります。

 

対位法を勉強するときは、は鍵盤押さえてるよりゆびで数えてた時間の方が長かったかもしれません。

 

作者が数学を意識して作ろうが作ろまいが、数の支配を受けている音楽が、楽しくなったり悲しくなったり・・・人の感情を動かすのは不思議な事です。

 

ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン

 

以前にもお話しましたが、数を使って作曲するのは、そんなに珍しい話でもないし難しい事でもありません。

むしろ、ハードルを下げる為に、使っていただきたい手法の数々ですが・・・

今回は前期のHow To Improviseでお話ししました、シンメトリックの理屈を使ってできる、コード進行の作り方を、お話しします。

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ


ジャズ界の1のでかい足? John Coltraneさんの大好きだったマルチ・トニック・システム拍手

 

マルチ・トニック・システムとは、John Coltraneの有名曲「Giant Steps」のコード進行で使われている手法で、一つの曲の中に複数のトニックを使う作曲法です。

 

と、ここで先ほどのリベラル・アーツ=数学、が登場〜

 

西洋音楽は12の調・・・ですがほんとは、(調は全部で30あります)

 

それを表した物が下記の表です。

 

Cycle of 5th(4th)

 

#方向に5度ずつ、

♭方向に4度ずつ

調が変わっていく表です。

 

この表は楽典として皆さんは触れると思います、が、じつはこの表(システム)を利用して音楽を作っている方はたくさんいらっしゃいます。

 

Thelonious Monk

Bud Powell

Oliver Nelson

Oz Noy

等の楽曲を参考にして下さい。

 

 

Thelonious Monk(1917年10月10日 - 1982年2月17日)

ユニーク度合いが半端じゃない彼の作品は、ロジカルな部分が前面に出てこないのですが(そこがすごい)非常にストイックな理論派なんです。

 

解釈が曖昧な進行やメロディが全く無い、完全無血楽曲ばかりのモンクですが、彼の4度進行の使い方にはユニークな特徴があります。

 

このコード進行はリズムチェンジと呼ばれている進行です。アイ・ガット・リズムがネタもとですが、

 

モンクの手にかかるとこうなります(楽譜はクラス内で提示)

"Humph" by.Thelonious Monk

 

F#からスタートしてトニックまで4度進行で直滑降です。

 

アイ・ガット・リズムのサビも4度進行ですね・・・

 

その他4度進行利用した曲は(楽譜はクラス内で提示)

"Skippy" by.Thelonious Monk

"Bemsha Swing"by.Thelonious Monk

"Bright Mississippi"(Sweet Georgea Brown) by.Thelonious Monk

"Jordu" by.Duke Jordan

"Yesterdays"Jrome Kern

 

7thコードが4度進行でどんどんつながっていく進行はエクステンディッド・ドミナント(Extended Dominant)という言い方でジャズ・ハーモニーの中で登場します。

 

以後お見知り置きのほど・・・

 

サイクル4を使ってフレーズを作る練習は、

 

 

"patterns for jazz"等の本にもたくさんのExampleが載っていて楽しい?練習法ですので、自分でも作ってみてください。

 

ここまでは4度進行Cycle of 4thのお話でした。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

はい、ここからマルチ・トニックに突入〜


マルチ・トニックとは複数のトニックを使って
作曲(主にコード進行を作る)法です。

複数のトニックを使う時にはそのトニック通しがCycle of 4thの表の中で均等な音程関係にある物を選ぶのが、基本的なやり方です。

 

先ずは2トニック

対角線上のCとG♭は-5th(+4th)ですので、均等(シンメトリック)な関係です。

 

従って互いの持っている機能的なコード(Fanctional Chord)を使っていろんな進行を作る事が出来ます。

 

トニック同士

||: C G♭ :||

 

ドミナント導入

||: C D♭7 | G♭  G7 :||

 

リレイテッド2マイナー導入

||: C  | A♭m7 D♭7 | G♭  |Dm7G7 :||

 

セカンダリー・ドミナント、サブ5その他・・・

||: C  E♭7| A♭m7 D♭7 | G♭ A7 |Dm7G7 :||

||: C A7 | A♭m7 D♭7 | G♭ E♭7 |Dm7G7 :||

||: C F7 |Em7 A7 |A♭m7 D♭7 | G♭ B7 |B♭m7 E♭7 |Dm7G7 :||

||: C B7 |Em7 E♭7 |A♭m7 D♭7 | G♭ F7 |B♭m7 A7 |Dm7G7 :||

etc……

 

という具合に、Fanctional Chord達を駆使して+5thの関係にある互いのキーを行き来します。

 

例えば・・・

 

||: CMaj7   F#m7(♭5) B7 |Em7   Bbm7 E♭7 | Dm7  G7|A♭m7 D♭7 |

|G♭Maj7 Cm7(♭5) F7 |B♭m7  Em7 A7 | A♭m7 D♭7| Dm7 G7 :||

 

この進行を基にメロディを付けてみると・・・

 

ここまで、の説明でおそらく「ん?要するに転調してるんでしょ?」っと思われた方もいると思いますが、マルチ・トニックの旨味?は通常の転調(バラードのサビに違うキーに行く)とは違い、めまぐるしくキーを行き来するということと、どのキーも同等に扱うということが特徴です。

 

と、言う事は一定のサイクルでコードが戻って来る循環コード進行の作り方?とも言えるでしょう。

 

代表的なマルチトニック進行は、

2トニック

3トニック

4トニック

があります。

6トニックもシンメトリックな音程で調が並びますが、その様な曲はあまり見た事がありません。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

それではいよいよ

3トニックを紹介します。

 

C→A♭→EはそれぞれM3rdずつの均等な音程関係にあります。

3つのトニックそれぞれが持っている機能的なコード(Fanctional Chord)を使っていろんな進行を作る事が出来ます。

 

トニック同士

||: C | E  |A♭ :||

 

トニック同士

||: C | A♭ |E  :||

 

ドミナント導入

||: C B7 | E♭7 | A♭ G7:||

 

ドミナント導入

Coltrane change!(Giant Steps)

||: C E♭7 | A♭  B7 | E G7:||

 

リレイテッド2マイナー導入

||: C  |F#m7 B7 | |B♭m7 E♭7 | A♭ |Dm7 G7 :||

 

リレイテッド2マイナー導入

||: C  |B♭m7 E♭7 | A♭ | F#m7 B7 ||Dm7 G7 :||

 

サブ5&リレイテッド2マイナー導入

||: C  |Cm7 F7 | |Em7 A7 | A♭ |A♭m7 D♭7 :||

||: C F7 |Em7 A7 | A♭D♭7 |Cm7 F7 | E A7 |A♭m7 D♭7 :||

etc……

 

例えばこんな風に作曲出来ます・・・(弾いてみてください)

 

 

作曲はもちろん、アドリブにも応用できます。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

ここでコルトレーン・チェンジの説明を少し詳しく致します

 

上差しコルトレーン・チェンジとは3トニックを使ってできる様々なコード進行の中で、特にJohn Coltraneが好んで使用した、3小節で循環するコード進行の事です。

 

俗に言う循環コードというのは必ず元(のコード)に戻る進行です。

 

例えばC A7 Dm7 G7(1.6.2.5)は循環コード進行です。

 

John Coltraneはこの循環する進行を使用して「アウト」なサウンドを作り出す事に成功しました。

 

例えばCからスタートする3トニック進行は
必ずCに戻りますが、A♭,Eのコードを通過している間はCのキーから外れ(アウト)てしまいます。

アウトしている間は非常に不安定なサウンドになりますがまた Cに戻って来た時に「あぁ〜良かった〜」と、なって快感を得る・・・
という至って変態的な行為をジャズ・ミュージシャン達は夜な夜なやっているのであります。
(なんていやらしい〜)


更に・・・
John Coltraneという人物は
 

このアウトサウンドを、普通の、一般の、進行を持つ、スタンダードナンバーに適応し、美しいサウンドをあえて破壊する行為に及んでいたのでありま〜〜〜す!

下記の曲達は破壊行為の被害者達です・・・

()内はColtrane のタイトル

“Summertime”
“But Not For Me”
“Body And Soul”
“Fifth House”
“How High The Moon”(Satellite)
“Tune Up”(Countdown)
“Confirmation”(26-2)

“Giant Steps”(これはオリジナルですが…)

 

2-5-1に対するコルトレーン・チェンジのリハモは次の通りです

このサウンドは慣れない人が聞くと、相当な違和感があると思います、が、これにはまると抜け出せないのですね〜

 

この手法、そしてサウンドが多数のフォロワーを生み出し、この後のジャズのサウンドが圧倒的に変化していく事になります。

 

故にジャズはどんどんマニアの音楽になっていった・・・のであーる!

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

それでは最後に4トニックです

 

4トニックはm3rdの均等音程で出来ています。
隣同士と対角線で事実上2つの音程(m3rd & +4)を使用できますので、並べ方のヴァリエーションがたくさん出来ます。

 

並べ方色々・・・

 

トニック同士
||: C |E♭ | A | G♭ :||
||: C |E♭ | G♭ | A :||
||: C |A | G♭ | E♭ :||
||: C | A | E♭| G♭ :||
||: C | G♭ |A | E♭ :||
||: C | G♭ | E♭ |A :||

(同じ並びでスタートのコードを変える事ももちろん出来ます)


ドミナント導入
||: C B♭7|E♭E7 | A D♭7 | G♭G7 :||
||: C B♭7|E♭ D♭7 | G♭E7 | A G7:||
||: C E7|A D♭7 | G♭B♭7 | E♭G7 :||
||: C E7| A B♭7| E♭D♭7 |G♭G7  :||
||: C D♭7 |G♭E7 |A B♭7 | E♭G7 :||
||: C D♭7 |G♭B♭7 | E♭E7 |A G7 :||

 

その他諸々
||: C Fm7 B♭7|E♭Bm7 E7 | A A♭m7 D♭7 | G♭Dm7 G7 :||
||: C Fm7 B♭7|E♭ A♭m7 D♭7 | G♭Bm7 E7 | A Dm7 G7:||
||: C Bm7 E7|A A♭m7 D♭7 |G♭ Fm7 B♭7 |E♭ Dm7 G7 :||
||: C Bm7 E7|A Fm7 B♭7|E♭ A♭m7 D♭7 |G♭ Dm7 G7  :||
||: C A♭m7 D♭7 |G♭ Bm7 E7 |A Fm7 B♭7 |E♭ Dm7 G7 :||
||: C A♭m7 D♭7 |G♭ Fm7 B♭7 |E♭ Bm7 E7 |A Dm7 G7 :||

etc….

 

例えばこんな風に作曲出来ます・・・(弾いてみてください)

 

 

はい!

それでは

マルチトニックシステムを使っている曲を最後に紹介して終わりますね。(クラス内で視聴します)

 

2トニックといえばこれ〜

Ladies In Mercedes by Steve Swallow

 

3トニックといえばこれ〜

Giant Steps by John Coltrane

Satellite by John Coltrane

26-2 by John Coltrane

Fifth House by John Coltrane

 

と言う訳で、私の本の宣伝ですが、今年出た最新の無窮動トレーニング〜コンテンポラリー・アプローチ、には、3トニックシステムの練習曲が沢山載っています。

 

 

 

もし変態の道にはまりたい方は是非お求めくださいませ。

 

それではミュージシャンのみなさん、冷えは万病の基!腱鞘炎と風邪にはくれぐれも気をつけて、お過ごしくださいませ〜

 

 

ジャーニーおいで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今までこの授業は、
AABA
ABAC

と、形式を中心にお話をしました。

そして
メロディにコードを付ける
コードにメロディを付ける

というお話もしました。

それから
モチーフ、小楽節、大楽節というお話もしました・・・

どうでしょう?
なんとなく作曲について、
ぼんや〜〜りとでも見えてきましたか?

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

後半戦、残り4回は

自由曲の課題に向かって、コンテンポラリー・サウンドのお話も混ぜながら、

 

作曲のきっかけを掴む為のいろんなお話をしていきたいと思います。

 

今回は素晴らしいバラード曲「愚かなり我が心」My Foolish Heartを使って

 

「モチーフとは何か」について勉強してみましょう。

 

音符音符音符音符音符音符音符


作曲者のヴィクター・ヤング
(Victor Young, 1899年8月8日 - 1956年11月10日)は、Stella by Starlight の作曲者です。
 

その他、多数の名曲を生み出して、なんと、アカデミー賞に22回ノミネートされたのに、一回も受賞することはできず、死後に『八十日間世界一周』(1956年)でアカデミー作曲賞を受賞した、という経歴?をお持ちの方です・・・

 

 

 

下記の2つの音階パターンは
My Foolish Heartのメロディの素になったパターンです。

は?
なんのこっちゃ〜???

・・・ですよね?


メロディの素になった とは、どういう意味でしょうか?

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

もう一度詳しく見てみましょう

お分かりですか?


ダイアトニックのアルペジオ・パターン(赤線内)がこの曲のメロディの素になっています。
 

それ以外の音は装飾音符です。

 

後半(B)も見てみましょう。

 

Bセクションは音階パターンに装飾音符が多数含まれていますが、メロディの素のパターンを中心にメロディがつくられています。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

このように、メロディが持つリズムや装飾音符等の音楽的要素を排して、音程によるパターンを抽出した物が「メロディの素」です。

言い換えればメロディの中に存在する法則の事です。
 

作曲者が意図してそれを作曲してるかどうかケースバイケースですが、メロディの特徴を裏付ける物として、ある種の法則が存在している事は確かです。

 

 キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

余談ですが、私はこのメロディの素を学生の頃 ギターの運指を覚える為に利用 していました。

いろんな曲のメロディを覚える時にまずは音の場所をフレット(ギター指板)の上で確認するのですね。その時に弾き易い場所や覚え易い形を工夫するのですが、それをやっているうちに メロディが持つ音程の法則 のような物があるな…と。


ピアノと違い複数の場所に同じ音が点在するギターは、いい加減な運指でメロディを練習するとすぐに忘れてしまう、というジレンマがあったのです。

 

例えば、下記の音階パターンは「Autumn Leaves」のメロディの素です

 

 

ギターの運指みてみましょう〜〜〜

同一弦(123弦)で弾ける一定の法則が出来上がります。
 

そして、覚え易くなります

 

メロディを覚える為にフレット・ボード上に視覚的な法則を探しているうちにこれを使って作曲もやってみよう!という事で、メロディの素を探すようになりました。


ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン


例えばこの曲・・・

弾けばわかりますが、これは

 

・・・(Fly Me To The Moon)です。

 

なんじゃこの味気なさは・・・

 

しかし覚え易い・・・

 

ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン

 

例えばこの曲なにかわかりますか?


ちょっと考えてください。

 

 

(Blue Bossa)です。
スケールが順番に下がっているだけです。
 

これにリズムとコードが付いたら、あら不思議・・・

かっちょいい〜〜〜

 

ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン

 

そうです、メロディは以外とシンプルなメロディの素(法則)で出来ているのです。

 

Satin Dall

 

The Girl From Ipanema

 

Someday My Prince Will Come

 

All The Thigs You Are

 

Bewitched

 

But Beautifl

 

How High The Moon

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

Frank Loesserの有名なスタンダードナンバーであるこの曲は、明らかに作者の意図を感じます。


メロディの素(法則)を使って作曲しています。


I’ve Never Been In Love Before 

 

ここまでのお話を聞いて、お利口さんの皆さんは、「あ、なるほど、それじゃあメロディの素をパクって自分のオリジナルを作れるかもしれない!」

と思うでしょ?

それでいいのだ〜

 

キラキラキラキラキラキラキラキラ

 

と、言うわけで、

 

メロディの素をパクってオリジナルを創ってみよう〜〜〜

の、コーナ〜〜〜

使う曲はこちら・・・

“Litha”
by.Chick Corea

 

(リードシートはクラス内で提示)

 

びっくり「びっくらこいた〜!(方言)」
ガーン「いきなり曲のレベル上がってません?」

ウインクいやいや皆さん、今回は11回目の授業、もうぼちぼち、コンテンポラリーものぞきたくなる頃じゃありませんか?

 

フライミーなんとかや、オールオブなんとかはもう飽きたでしょう?(暴言すいません!)

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

コンテンポラリー・ジャズとは!

 

インターバル、モード、アッパー・ストラクチャー、ペンタトニックのユニークな使用法やシンメトリックなサウンド、その他、リディアン・クロマチックなんとか?やネガティブなんとか?等、聞くだけでちびまる子ちゃんの縦線ガーンが入るような言葉が入り乱れております。

が、そんなことはさておき、とりあえずやってみよう〜精神を持って、少し不思議なサウンドに首を突っ込んでみましょうよ・・・

 

キラキラキラキラキラキラキラキラ

 

チック・コリアという方はインターバルやスケールの特性を生かした曲作りでとてもロジック(理論的)な作品が多い方です。


もう一方では、ラテンのリズムと哀愁のメロディを取り入れたポップな感覚が素晴らしいジャズ界の大大ヒット・メーカーです。

チックの作品はとても勉強になる物が多く私もかつてはお勉強させていただきました。

チックコリアのLithaは1968年発表のアルバムTones for Joan's Bonesに収録された曲です。

参加ミュージシャンは
チック・コリア - ピアノ
ウディ・ショウ - トランペット
ジョー・ファレル - テナー・サクソフォーン、フルート
スティーヴ・スワロウ - ダブル・ベース
ジョー・チェンバース - ドラムス
です。

せっかくですからこの曲のメロディの素(法則)を使ってオリジナル曲を作ってみましょう。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラ

 

Lithaのメロディの素を探そう〜

 

このメロディの中に音階、音程、何らかの法則はあるでしょうか?
 

しばらくじーっと見つめてメロディの素を探してください

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

音程を書き出してみよう

 

ん?よく見たら、同じ音程の並びを持った6つの音の固まりになってるぞ!


ワトソン君・・・

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

lithaで使われている音程法則・・・

 

おねがい「ホームズ!メロディの素が見つかりました!これでモチーフを作りましょう〜」

ポーン「よし!わかった!作るズら〜〜〜」

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

6つの音(メロディの素)を使ってモチーフを作り、小楽節(4小節)を作ってみた…

 

 

これを素に大楽節(8小節)を作りましょう。

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

AもBも同じ音程を持った6つの音です。
 

メロディの素の音程が保持されていますね。
 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

続いて別のセクションサビを作ってみましょう

サビは5拍子にしてみました。

 

と、言う具合にリズムでモチーフを展開していきます。使う音はメロディの素をそのまま使っていますので、リズミック・ヴァリエーションを考えるだけでいいのです。

 

ルンルンルンルンルンルンルンルン

 

メロディ出来ました〜メロディの素は完璧に保持しています。


音程をチェックしてみてください
 

 

音符音符音符音符

 

コードを付けて完成です。(タイトルもつけてみました)弾いてみましょう〜

 

はい!
ここまでのお話はいかがですか?
ちょいとばかり難しい?

いやいや、やっている事は今までと同じ・・・

モチーフを作って発展させるだけです。

違いはモチーフに使う音が最初から決まっていると言う事です。


チック・コリア等のコンテンポラリーな作家だけではなく、リチャード・ロジャースやジェロームカーン等のスタンダードな作家さん達もメロディの素と言える音程法則が存在する曲があります。


音符音符音符音符音符音符音符


今回のメロディの素のお話は、シェーン・ベルクの12音技法と呼ばれる作曲法のヴァリエーションとも言える物です。

 

セリエル音楽またはセリー音楽と言われています。

12音全部使ってメロディの素を作ったらあとはその音を順番に好きな方法(リズムを加える、和音にする、対位法にする等・・・)で作曲するのです。

聞いてる人には関係のない事ですが、一貫した法則が曲の裏に密かに流れているのが(作者的には)味噌なのです。

特にビル・エバンス(ピアノ)は法則大好き人間で、彼の作品の殆ど?は曲の中に隠しコマンドの様に法則が存在します。

みなさんも自分で探してみてくださいね。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

ここからは、発展形


メロディの素も自分で作っちゃえば?のコーナ〜

要するにスケールや音程コードトーン等のパターンを自分で作って、それを使って曲書いチャオ〜
と、いう事です。


パターンなんていくつでも作れますよね!
 

 

こんなのも作れます(ノンダイアトニック)

M3-m2

p4-M2

p4-m3

 

 

例えばこれをメロディの素にして
曲を考えてみよう・・・

 

 

p4 M2の音程にリズムを加える・・・

 

リズムを使ってモチーフを作ります。

 

 

p4 M2の音程は必ずキープしています。


音程をチェックしてみてください。

 

 

AとBは同じメロディでコードを変えてサビを作りました。

 

 

音源はクラス内で視聴します。

 

と、言うわけで今回の授業はメロディの素を紹介しました。

 

モチーフについてはもう一つ「モチーフの作り方」というページがありますのでそちらも参考にしてください。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

作曲と言うものは面白いもので、ある意味、秘密事が多い「いやらしい行為」なのです。

 

作品をたのしんで頂いている皆さんにとっては裏に隠された、秘密の、いやらしい?事はなんの関係もありません。

 

ただ、気持ちいい〜だけです。

 

が、しかし、作曲家達は自分だけの秘事をこっそりと曲に忍ばせて「ふむふむ、聴いとる聴いとる〜何も知らんと…いひひひ〜」

 

と、今日も何処かでほくそ笑んでおるのです…

 

最後の課題は自由曲です。
どんなフォームでも構いません。
どんなスタイルでも構いません。
ただし、2小節の曲とかはやめてね!
ある程度の常識ある課題をお待ちしております。

ラスト課題の事は又いずれ詳しくお話し致します。

それでは、又ね〜

 

 

 

 

 

 

 

前回の続き。

 

貝の和音=Shell Chordとは、3note voicingの事です。(Shell Chordとも言う)

 

「ルート、3rd、7th」の3つの音を使います。(7は6と入れ替える事もあります)

 

リズ・ムセクション(特にビッグ・バンド)ギターならではの4つ切り(Swing Strumming)奏法の時に主に使用されるコード・ヴォイシングで、Big Band Style あるいはFreddie Green Styleとも言います。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

前回は、たった2種類のShell Chord でブルースをやっちゃうという軽業を紹介しましたが、

 

Root 3rd 7th                          Root 3rd 7th

 

Shell Chord には他の抑え方も存在します。

 

今回はいろんな Shell Chord の紹介とそれを使ってできるエクササイズをいくつか紹介しましょう。

 

上差しShell Chord とは、7thコードから5thを抜いた3音コードの事です。

 

 

R,3,7(6)R,7(6),3の2タイプあります。

 

それら3音がコードの殻(大事な音)という事なんでしょう、おそらく…(学生の頃、先生に「5thはベースが担当するから省いたほうがいいよ〜」・・・と教わりました)

 

足ルートはそのコードの位置を示す

 

足3はメジャー、マイナーのタイプを示す

 

足そして7又は6もそのコードのキャラを表しています

 

足5thは使いません、ので、m7 と m7♭5は同じShell Chord を使います。

 

足m6 とdim7も同じShell Chordを使います。

 

上差し論より証拠、先ずフレット上にあるShell Chord を弾いてみましょう。

 

まずはR,7(6),3から見てみましょう。

 

譜例1)

注)m7 と m7(♭5) は同じShell Chord(5thを省くので)

注) m6 と dim7は同じShell Chord(6=dim7)

注)7は6と入れ替える場合があります。

 

譜例2)

 

 

譜例3)

注)ウクレレ・コードとはなんじゃらホイという事ですが、ギターの1.2.3.4弦(ウクレレと同じ)を使うので、私が勝手に命名しました(なんとなくそれっぽいでしょ?)レッスンの時「そこのカッティングはウクレレ・コードでやったらええかんじやで〜」ってな会話に出てきます。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

上差し次はR,3,7(6)です。

 

譜例4)

注)m7 と m7♭ m6 と dim7は同じShell Chord

注)低音弦がモコモコして上手く響かない場合もありますが、ギター・トーンのセッティング次第では使用可能です。

 

 

譜例5)

注)m7 と m7♭ m6 と dim7は同じShell Chord

 

 

譜例6)

注)m7 と m7♭ m6 と dim7は同じShell Chord

注)こちらのウクレレ・コードはウクレレにも使えます(チューニング同じなので)

 

 

譜例7)

注)m7 と m7♭ m6 と dim7は同じShell Chord

注)こちらのウクレレ・コードは更にそれっぽいです。

 

 譜例1〜7までを一通り弾いてみてください。

右手はStrumming(ストローク)でも、指で爪弾いても構いません。サウンドのキャラクターに注意しながら弾いてください。

 

 

上差しそれでは実際のコード進行に当てはめてみましょう。

 

譜例7)まずはこれを弾いて、Shell Chord のキャラクターに慣れてください。

注)通常、トニックのコードは6thを使います (Maj7より安定したサウンドでメロの邪魔をしません)

注)7と6は入れ替える事が出来ます。(7thがある時の6は13というテンションになります)

 

酔っ払いどうですか?ちょっとビッグバンドっぽいでしょ?

 

Shell Chord はとにかく慣れが必要で、メトロノームに合わせて4分音符を刻んでください。

 

左手でミュートのコツを掴むのに少し手間取るかもしれませんが、切れのあるStrumming が出来るようになったらバンドでもソロでもデュオでも、使い所はたくさんあります。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

前述の譜例7に慣れてきたら、前回でも紹介したアプローチ・コードを入れる練習です。

 

譜例8)

いかつい譜例ですが、ただ半音使ってうねうねさせてるだけなので・・・(ゆるしてちょ滝汗

 

Swing Strumming(4つ切り)スタイルは右手と左手のコンビネーションがとても大切ですが、これを言葉で説明する事ができません。4分音符をカッコ良く刻むのはとても難しくて ベーシストとドラマー(細かく言うとベース・ラインと と ライドシンバル 又は ハイハット)とギタリスト三名が文字通り一体となって4分音符に命を吹き込む?というジェダイの戦士(超能力の意)のような演奏をにこやかにやっておるのです。

 

是非実際の音を聴いて押さえ方のみならず、グルーブの出し方も学んでください。

 

Wynton MarsalisがSwingのリズムセクションについてとても分かり易く説明しています。

ここでギターを弾いているのが James Chirilloです。彼はFreddie Green Styleを追求している希有なギタリストです。

 

 

こちらの動画も参考になります。

 

私の著作シリーズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みなさ〜〜ん

課題発表、いかがでしたか〜?

 

このクラスの履修者の皆さんが楽しく作曲ができるきっかけになれば幸いです。

 

2小節しか、4小節しか、はたまた4.5小節しか出来なかったいままでの自分から、とにかく32小節まではたどり着いつくとこまではできるようになった^_^

 

そこからがスタートですね。

 

私達の大先輩、ジェローム何とかさんやコール何とかさんやポール何とかレノンさんも、その道を通って高い高い山に辿り着いたのです。

 

ルンルンルンルンルンルン

 

曲は出来た時が一番うれしいです。

やった〜出来た!ほな寝よ!

 

…次の日

 

チーンん?なんか違うな…

酔っ払いこっちの方がいいかな?

滝汗う〜ん、困ったぞ〜

 

と、なるのも想定内、自分の思う形が出来るまで、何回でもトライ&エラーを繰り返して下さい。

 

 

人間は想像(頭の中)を創造(具現化)するのが大好き

 

真顔このクラスに限らず、作編曲に関する勉強、例えば、ジャズ・ハーモニー、アレンジ、和声法、対位法、等、少しでもかじった人は分かると思いますが「あれはやってはいけない」「これはいい」「それはなるべくやらないほうがいい」とか…いちいちうるせ〜なームキー…と思いませんか?

 

実は、曲を作るという事と、作曲の勉強は全く別の物なんです…作曲法を学んだら曲がじゃんじゃん書ける!と思った方には申し訳ありませんが、それは違いますと言わざるを得ません。

 

作曲法はあくまで道具です。「金槌買ったから家作ろう!」では順番が逆です。作曲法の為に曲を作るのは本末転倒。究極、道具なんて無くても家は作れる訳ですから…勉強しなくても曲は作れるのです。

 

酔っ払い「じゃあどうすりゃあいいンダヨ〜」

 

洞窟の中で絵の具も何も無いのに壁画を書いた人はどうやって想像を創造したのか?思いを馳せて下さい。その人達と私達は同じなんです。

 

やりたい事と、その方法が見つかればそれで良いのです。

 

バッハにはバッハの

ディランにはディランの

モーツァルトにはモーツァルトの

レノンにはジョンの…

B.Bにはキングの…

あなたにはあなたの…

 

オリジナルがあるのです。

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

How to が元々あったから今の世の中があるわけではありません。How to は必ず後追いです。

 

それに、How to は個人的な物ですし、一人一人が全然違うHow to を持っているのです。

 

色んな人が発信しているHow to はその一例にしかすぎず、他人のHow to をそのまま再現出来る人はいません。

 

何回もHow to 言ってすいません…

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

How to と言う情報

 

今の世の中は「情報」と言う得体の知れない物で満ち溢れています。

 

テレビ、新聞、SNS…

 

人間には想像力があるので、見た事も無い、触った事も無い物でも、それに価値観を見いだしてしまいます。

 

私達は情報にすこぶる弱い「情報ゴロニャーン星人」なんです。


確かに情報は人間にとって大切でした。

「この川にワニがいる」

と言う情報を知っている人は川に近づかないです。情報を知らない人は食べられます。


情報によって助かった人の子孫である我々は情報ゴロニャン遺伝子を受け継いだのです。


しかし情報ゴロニャンは騙されたり、時間を無駄にしたり、情報を集める事が目的になったり、本末転倒になる危険もあるのです。

 

またたびを…いや、旅行のパンフレットをいくら見つめても、その場所の事はわかりません。パンフレットを読んでる時間が旅行時間から引かれるだけです。

 

YouTubeもTwitterもこのブログもただの情報です。

 

情報の接種時間があなたの創作時間を奪っているだけなのです。


もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや

  

ぶっちゃけ、やった方が早いんですよね

 

セッションやっちゃう、作曲しちゃう、バンドやっちゃう、打ち込みしちゃう、録音しちゃう、YouTube/Instagram に上げちゃう!!!!!

 

数打って、当たらなくても、情報集めよりはるかに意義のある時間です(すくなくとも練習になってます)

 

頭の中にあるものをどんどん形にしましょう〜!作るとスッキリします!

 

音楽の実態

 

結局、あなたの邪魔をしてるのは余計な情報と言う事なんですが・・・

 

それでも意味のある?「情報」が欲しい〜と言う方の為に・・・

 

わたしが思う大切な情報とは・・・

 

第一に、あなたが大好きな音楽。

 

それは他人に何と言われようが、My Favorite Musicというあなただけのジャンルです。

 

そして、あなたのオリジナル曲はそれらのフィルターを通ったミクスチャーなんです。

 

こんな曲が書きたい!の「こんな」をしっかり、どっぷり、じっくりと味わって、研究してください。そこにはあなただけの栄養がたっぷりと詰まってます

 

好きな物を食べるのが一番幸せなんです・・・健康のため・・・なんじゃそれ!!!

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

そして・・・

 

もうひとつ意味のある情報があるとしたら

 

「スタンダード」そして「クラシック」と言われる曲達を聴いて、読譜して、研究してみてください。

 

ムキー古いものを聞け!と言うおじさんマウント!」と、言わないで、ちょいと聞いてくださいな…

 

 ヘビヘビヘビヘビ

 

少し寄り道を…

 

音楽という芸術の歴史を遡った場合・・・

 

解読可能な音楽は9〜11世紀頃中世のネウマ譜になるそうです。

 

それ以前の民族音楽やネアンデルタール人の Top40はわかりません。

 

(紀元前20世紀頃の楽譜らしき断片はあるそうですが・・・)

 

ネウマ譜

11世紀頃の教会音楽を記録したこの譜面を解読して、再現可能な物として今も演奏されています。

 

でもね・・・ホンマはどうやったかわからんとです(トホ・・・)

 

バッハも・・・ホンマはどうやったかわからんとです(トホホ・・・)

 

それどころかモーツァルトもベートーベンもホンマはどうやったかわからんとです(トホホホホホ・・・)

 

CD無かったんです(いやレコードもカセットも、iPhoneも・・・)

 

誰も実物を聴いた事が無いのです。

 

どんな音だったか、テンポも、タッチも、テクニックも、ホンマはどうやったか、わかりまへん。

 

プンプン「そんなん当たり前や〜ん」

ムキー「お前に言われんでも知ってるわ〜〜」

えー「だから譜面が残っとんねん!」

グラサン「本人の直筆も残っとるぞ〜〜〜」

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番第1楽章の「自筆譜」

 

はいはい・・・

 

そのとおり、でもね、音は残ってないでしょ?

 

音楽の実態は「音」です…よね?

 

それと比べて美術はどうでしょう?

 

ガーン「・・・」

 

メソポタミア文明、シュメール文明等、我々は紀元前3500年前の作品を実物で見る事が出来ます。

それどころか、2万年前のクロマニヨン人の「誰か」が描いた絵もそのまま見る事が出来ます。

ラスコー壁画

 

何が言いたいか判りますか?

 

羨ましいんです、美術家が・・・

 

美術を学ぶ人たちはヒエロニムス・ボス(1450~1516)が描いた実物を今もプラド美術館で見る事が出来ます。ダ・ヴィンチ(1452~1519)もミケランジェロ(1475~1564)もブリューゲル(1525~1569)もルーベンス(1577~1640)もフェルメール(1632~1675)も・・・実物から情報を得て、研究できるのです。

 

それに対して音楽を学ぶ人たちは、どっかのおっさん(失礼)が弾いたバッハやスカルラッティを聴いて、その作品を知るしかなかったのです。(バッハ本人のやつ聴いてみたかった…)

 

我ら音楽家が音を残せる様になるのは、1887年のエジソンおじさんまで待たなくてはなりません(トホホ・・・)

 

直筆譜→印刷譜→どっかのおっさん→実演(コンサート等)

 

すなわち、トリプル間接キッスです(嫌やわ〜!)

 

音楽の情報はかなりの不純物?(解釈)が混じって伝わって来たのです。一人一人の手を渡ってるうちに、オリジナルがどうだったかはもはや解りません。

(グレン・グールドなんかはかなり特殊なおっさんだと思います)

 

だから音楽の先生は、人によって全然違う事を言うのです。

 

しょうがないのです!

 

即ち音楽は全てその人の解釈で出来ているのです拍手

 

風雪に耐える芸術

 

現在、インターネット(YouTube)がある世の中に生きている我々は、楽譜だけが伝達方法だった頃と全く違う状況で音楽に接しているのがお分かりだと思います。

 

音楽(特に西洋音楽)は人間が残した文化の中で、かなり特殊な物の一つです。

 

記録媒体(楽譜)を再現装置(人)によってやっとこさ、人々に伝える事が出来る、と言うめんどくさい芸術なんです。しかも再現装置達は長年かかって再現能力を訓練しなくてはならない。おまけに再現装置によって違う?って言う…

 

よくまぁ根気よく続けて来たもんですわ〜

 

よっぽど、人々が望んだ物が残ってきたのでは?…と思いませんか?

 

ゲロー「どっかのおっさっんでもイイ〜」

ゲッソリ「聴きたいのだ〜」

ちゅー「それでいいのだ〜」

 

と、いうわけで「古典」なんです。

 

これは音楽に限ったことではありません。

 

哲学者ショーペン・ハウエルの「読書について」と言う本に「古典から学べ」と言うお言葉があります。彼の言う古典とはギリシャ哲学の事です。ソクラテスなんて紀元前300年頃の人ですから、イエス・キリストよりも前の書物が、今も読み継がれているのですね…

 

もしバッハやモーツァルトやベートーベンの作品にになんのパワーも無ければ、誰が苦労してやると思いますか?

 

故に「古典」は意味の有る情報なのです。

 

もし何をやったら良いかわからない〜なんて言う現象に見舞われたとき、一度騙されたと思って風雪に耐えて来た作品をマジで聴いてみてください。

 

クラシック音楽の歴史は・・・中世、ルネッサンス、バロック、古典、ロマン、印象、近現代・・・等いろんなジャンル?又は時代にまとめられていますが、クラシックの本当の意味は「古典」ですから、その頃がホンマのクラシックか?といえばそうではありません。

 

なにから聴いていいからわからないという人は、とりあえずロマン派と言われている作曲家の誰か?を押してみればいいのでは?と思います(クラス内でもう少し詳しく話します)

 

キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

 

ポピュラー(大衆音楽)界では古典の事を「スタンダード」と言います。

 

スタンダード・ナンバーの殆どは1920〜50年頃のミュージカルや映画の挿入歌です。

 

ロマン派、印象派の和声はスタンダード曲に受け継がれていきます。

 

録音物は残っていますので聞けます(ご安心を)

 

スタンダードを知りたかったらとりあえずこれを見ろ!!!

 

 

 

 

 

それらの作品は数多のミュージシャンの手によってカヴァーされてきました。

 

一体どのくらいのカヴァーがあるのか?検討もつきません。

 

古典落語もカヴァー?がたくさんあります(だから古典なのです)演者に寄って様々な解釈があって色々楽しめますよね。

 

作曲の勉強をする為の「良質な情報」があるとしたら、それらの風雪に耐えた大衆音楽(スタンダード)風雪に耐えた芸術音楽(クラシック)の、「風雪に耐え具合?」を研究するのも、How to のひとつです。

 

とにかく先ずは触れるとこから始めてください。

 

あなたに与えられた時間を意味のある物に使えれば、人生の残り時間も、いろんな味わいがあるかもしれませんよ…?

 

音符ルンルン音符ルンルン

 

少し長くなりましたが、今回は音楽を勉強する方達への私が思うアドバイスをさせていただきました・・・

 

古典に触れる機会が少なくなると物事の表面しか見れなくなりがちです。それは今の世の中を見ればよくわかるのでは?

 

「インフォ禍」に惑わされないように・・・

 

心健やかにお過ごしください。

 

スタンダードナンバーを残してくれた作家達

 

George Gershwin

1898年9月26日 - 1937年7月11

 

Jerome Kern

1885年1月27日 - 1945年11月11日

 

Irving Berlin

1888年5月11日 - 1989年9月22日

 

Richard Rodgers

1902年6月28日 - 1979年12月30日

 

Harold Arlen

1905年2月15日 - 1986年4月23日

 

Cole Porter

1891年6月9日 - 1964年10月15日
 

Jimmy Van Heusen

1913年1月26日 - 1990年2月6日

 

Sigmund Romberg

1887年7月29日 - 1951年11月9日

 

Kurt Weill

1900年3月2日 - 1950年4月3日

 

Jule Styne

1905年12月31日 - 1994年9月20日

 

Sammy Fain

1902年6月17日 - 1989年12月6日

 

Frank Loesser

1910年6月29日 - 1969年7月28

 

Arthur Schwartz 

1900年11月25日~1984年9月3日

 

Vernon Duke

1903年10月10日 - 1969年1月16日

 

Victor Young

1899年8月8日 - 1956年11月10日

 

Henry Mancini

1924年4月16日 - 1994年6月14日

 

Burt Bacharach

1928年5月12日

 

Michel Legrand

1932年2月24日 - 2019年1月26日

 

Ennio Morricone

1928年11月10日 - 2020年7月6日

 

Duke Ellington

1899年4月29日 - 1974年5月24日

 

Billy Strayhorn

1915年11月29日 - 1967年5月31日

 

Glenn Miller

1904年3月1日 - 1944年12月15日?

 

Thelonious Monk

1917年10月10日 - 1982年2月17日

 

etc...

 

 

私の本もよろしく〜

 

 

 

 

 

 

 

 

(写真は私が昔使っていたレスポールです・・・今はもう弾きません!私はこのギターのせいで体を壊してしまいました。ギターは体に悪いです。姿勢には気をつけ、ストレッチは欠かさずやりましょう!)

 

このブログは洗足音大ジャズコースの授業&レッスンの資料用として書いています。

本記事は2年〜4年生(中級)向けです・・・

 

ドロップ2 ドロップ3 に続きトライアドです。

 

上差しトライアドは美しいコードです。使いこなせば表現豊かなサウンドが作れますので「馬鹿」にしないで?やってみてください。

 

トライアドの特性をオリジナリティに生かしているミュージシャンは数多くいますが・・・

 

Keith Jarrett

Pat Metheny

John Abercrombie

Ralph Towner

Esbjörn Svensson

Bill Frisell

 

等、是非聴いてみてください。彼らのオリジナル曲の中でトライアドが大活躍しています。

 

 

そして

 

Bob Dylan

Joni Mitchell

Neil Young

 

等、オープン・コードの魔術師たちも忘れてはなりませぬ。

 

トライアドはたった3音ですが転回する事によって得られるサウンドは極上の物で、よくまあこういう音の動かし方を思いついたものだなあ〜とため息が出ます。中世、バロック、古典時代のヨーロッパの文化の一端をかいま見られる・・・そんな素敵なトライアドを勉強しましょう〜

 

 

音符トライアド(三和音)は1、3、5の3つの音で出来ています。

 

譜例1)

基本の4つはFunctional Harmony(機能的和声)を作るために重要です。

susの2つはコンテンポラリーな音楽によく使われるメカニカルなサウンドを作るのに適しています。

 

3つの転回形、そしてオープン・ポジションも創る事が出来ます。

 

譜例2)トライアド転回形

 

譜例3)オープン・トライアド転回形

これらの転回形を利用して美しい和声を創って行きます。

 

パーそれでは押さえていきましょう〜

 

譜例3)クローズ・トライアドの転回形(同一弦移動)

 

 

譜例4)オープン・トライアドの転回形

 

 

 

譜例5)ダイアトニック・エクササイズ(ルート・ポジション)

 

譜例6)ダイアトニック・エクササイズ(1st・Inversion=転回形)

 

譜例7)ダイアトニック・エクササイズ(2nd・Inversion=転回形)

 

譜例7)ダイアトニック・エクササイズ(2nd・ポジション)

トライアドの転回形は非常に押さえ方が難しいものがありますが、上記のタブはあくまでも参考なので自分で押さえ方をDIYしてくださいね。

 

右差しコードに関して「どの指で押さえるのかわからない」という質問をうけます。

 

目の前にいる生徒さんには「こんな感じ・・・」と、見せる事が出来ますが・・・

 

パー運指に関して、ちょいとばかし脱線します・・・

 

私は自分の生徒に「タブ譜禁止令〜」を出しています。

 

それは次の2つの理由からです。

 

1.音符とフレットを結びつけられる

2.自分で運指を作れる

 

ようになる為です。

 

上差しタブ譜に頼ってしまうとそれ以外の譜面・・・ピアノ、サックス、フルート、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、オーケストラ・スコア等等、素晴らしい数々の楽譜にアクセスできなくなってしまいます。


そして自分が仕事をする時、あなたの為にTAB譜を創ってくれるアレンジャーはいません。

 

上差しそしてもう一つ、自分で運指を作るという事は、ギタリストの個性を作るのと同義語といっても差し支えないくらい大事な事だと思っています。

 

Jimi Hendrixを「見て」ください飛び出すハート

 

筋肉ギタリストは個性の塊です!筋肉

 

数多の名ギタリストの中には「なんじゃそれ?」という変な弾き方の人はいっぱいいます。


それは彼らが音楽に向き合って作り上げて来た「へんな指使い」という個性なのです。


どうやったら、弾きやすく、美しい音で、気持ちよくなる…自分の運指を考えるのはギターの楽しさのひとつなのです。

 

牛しっぽ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛からだ牛あたま

 

と・・・・・・・・ここまでたどり着いた?方々は

 

トライアドの魅力をかいま見る為のケーデンス練習にまいりましょ〜

 

 

上差し1451の練習・・・

 

トニック、サブドミ、ドミナントの練習です。

 

譜例8)Ⅰ Ⅳ Ⅴ Ⅰ(123弦)

譜例9)Ⅰ Ⅳ Ⅴ Ⅰ(234弦)

譜例10)Ⅰ Ⅳ Ⅴ Ⅰ(345弦)

譜例11)Ⅰ Ⅳ Ⅴ Ⅰ(456弦)

 

マイナーの1451(とても美しい)

 

譜例12)Ⅰm  Ⅳm Ⅴ Ⅰm(123弦)

譜例13)Ⅰm  Ⅳm Ⅴ Ⅰm(234弦)

譜例14)Ⅰm  Ⅳm Ⅴ Ⅰm(345弦)

譜例15)Ⅰm  Ⅳm Ⅴ Ⅰm(456弦)

(これらの練習はもちろんオープン・トライアドを使ってもできます)

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

というように、トライアドの転回形をつかっていろんなコード進行を弾いてみてください。

 

新たな発見があるかもしれませんよ(温故知新)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラキラ星「Shell Chord」星キラキラ

 

スタースタースタースタースタースタースター

 

Shell Chordとは、3note voicingの事です。(Shell Voicingとも言う)

 

キョロキョロ「3ノートってトライアド(3和音)のことだろ?」

 

滝汗「いえ、違います・・・」

 

Shell Chordは 「ルート、3rd、7th」の3つの音を使ったコードの事です。

 

その3つの音がコードの「貝=殻=Shell」となるのです・・・?(意味不明やけど・・・)

 

Shell Chord という名は、何となくみんなそういってるし、私もなんかしっくりくるので、そう呼んでいます。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

たぶん!

 

指を広げるのではなく「閉じた状態」で指版を押さえるので貝?みたいってことなのかな?(下記写真参照)

 

上差し「要するに大事な音を弾いていると言う事です」

 

Shell Chordはギターにとって重要なコードであり、武器なんです筋肉

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

上差し今回は、Shell Chord を使って、ブルースの伴奏を練習します。

 

FのBlues進行を使いましょう〜

 

譜例1)

全てが7thコードです。

 

2つのShell Chordを使います。

 

譜例2)R,3,7

譜例3)R,7,3

 

こんな感じで押さえます・・・

 

音符譜例4)

(2の指(中指)をルートに持ってくるのがコツ・・・)

 

まずは2つだけ覚えてください、簡単でしょ?

 

これらのShell Chordを弾くときは2の指(中指)をルートになるように抑える事を推奨します。

(ミュートしやすいし、なにかと便利なので・・・)

 

手始めにこれだけ弾いてみてください。

 

譜例5)

 

このヴォイシングはジャズ・ギタリストの武器です!

このコードを使って切れのあるリズムが醸し出せれば絶対にギターでしか出来ない世界が作れますので、ギタリストの皆さんピアニストに仕事を取られない様に?頑張って練習してください。

 

 

キラキラこちらは伝説のリズムギタリスト、Freddie Greenと私の大好きなドラマー、Sonny Payneの動画です。

 

 

Freddie Greenのリズムギターはトップ・ノートがカウンター・メロディの様に和声の間を縫ってもう一つの旋律を作り出すと言う独特なすたいるなのですが、彼のギターが一番ボトムにいるような錯覚を起こすくらい、ソリッドなリズムギターです。

 

おかげでベースとドラムが自由にフローしていて楽しそうなリズム・セクションですね。是非聞いてみてください。

 

キラキラこちらは Bill Evans & Jim Hall の 神アルバム "Undercurrent"から My Funny Valentineの神ヴァージョンです。

 

3:09あたりから、Jim Hallの凄まじいShell Chord Swing Strumming が聞けます(必聴)

 

Strumming=カッティング、ブラッシングは右手のテクニックですが、じつは左手がとても重要です。

 

あらゆる手段?で不必要な音をミュートして、右手で弦を搔き鳴らすテクニックなのです。

 

これだけは、文章で説明する事がもっとも困難なギターテクニックなので、ここでは割愛します。

 

いろんな動画を見たり、あなたの先生をよく見て聞いておぼえてくださいウインクOK

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

それではShell Chordを使ってブルースをやりまひょ〜

 

 

まずはシンプル・ヴァージョンです。

 

譜例6)2種類のShell Chordのみ

左手のミュートが上手く行かず、変な音がでてもめげずに、ガチャガチャやってみてください。そのうち何となく出来る様になりますので、ハイ・・・

 

Jim Hallはバッキング時、アンプの音をSoloの時より下げて、生の音がアンプと混じるようなバランスでバシャバシャと弾きます。(参考にしてください)

 

上差しヴァリエーションその1

 

アプローチ・コード挿入

 

次のコードに対して半音上からアプローチします(下からも可)

 

譜例7)

 

 

Shell Chord をあてはめるとこんな感じです。

 

譜例7)2拍づつコードが変わる

 

コードが増えて(なんか)ええ感じでしょう?

 

バッキングはコードが多い方がやり易いのです。

 

チョキヴァリエーションその2

 

さらにアプローチ・コードを増やして行きます。

 

上から下から、あれやこれやと工夫してるのが分かりますでしょうか?

 

 

譜例8)大きな文字が元のコード(それ以外は装飾コード)

 

絵図等?(譜図等)がかなりえぐい事になっていますが、じつはシンプルな作業を繰り返しているだけなので、ゆっくり1小節づつ、理屈も飲み込みながら練習してください。

 

 

OKヴァリエーションその3

 

リハモナイズを使います・・・

 

譜例9)

もうこの辺までいくと、コードを使ってベースラインを弾いているって事でしょうか?

 

リハモナイズについては、いずれ又詳しく解説致します。

先ずは弾き慣れて、聞き慣れて、使い慣れる事をお勧めします。

 

理屈は後ほど・・・

 

と、いうことを体現している私の著書たちです・・・(ヨロピク)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このブログは洗足音楽大学の授業How to Composeの予習復習用に書いております。履修学生の方に特化した話題が主な内容ですので、御理解の上お楽しみください。

 

11/14 月曜日 は課題発表です。

 

提出は紙の楽譜、音源の場合はmp3でお願い致します。

 

今回は

 

ABAC形式の説明

作曲アイデア

実際例

課題の説明

 

のお話をしたいと思います。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

ABAC形式の説明

 

ABAC形式はAABAと違う点があります。

 

譜例1

 

譜例2

 

大楽節が1つ多いですね・・・

 

各大楽節も、終止の部分で違いが見られます。

 

例えばAABAのこの曲

 

音符譜例3I Got Rhythm  George Gershwin 

各楽節が独立した形になっています。別の大楽節が2つ(AとB)といったかんじですね。

 

それに対してみなさんご存知ABACのこの曲

 

音符譜例4

この曲はモチーフ的にもAとBはリズムに共通点があります。

AとBは継続した1つの楽節といった感じです。

 

それに対してCはAともBとも似てない、新しいモチーフで出来ています。

 

典型的なABACフォームです。

 

右差しABACは、ジャズの即興演奏において頻繁に使用される形式です。

 

演奏者は8小節を感じながら演奏しているので完結した8小節が繰り返されるAABAよりも複雑なABACは、ぼーっとしてると、ロスト(どこやってるかわからない)してしまいます。

 

ジャズの即興演奏はコード進行を追っかけてるだけではなく、楽曲の形式にも影響を受けて進んでいるので、ABとACをしっかりと捉え無くては輪郭がぼやけたソロになりがちです。

 

ABACは複雑が故に「ドラマチック」ともいえますので、世にある名作たちをお手本に、作曲の案を練ってくださいね。

 

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 

ABACのアドバイスですが、AからBに行く時、完全終始にならないようにすると、スムーズにABAまで作れます。最後のCセクションのコツさえわかれば以外とすんなり作れると思います。

 

 

AABAは8小節ずつ区切りがあるというイメージに対して、

ABACはず〜っと続く曲・・・というイメージです。

 

 図で見るとわかりますが、最後のCがクライマックスです。1番盛り上がると言うか、メロディの1番高い音が出てくると言うか…先程のAll of meもそうですが、ヘンリーマンシーニの酒バラ=The day of wine and roses は典型的なハイポイントの例です。

 

ハイポイント=1番の盛り上がり

 

既成の曲を研究してそれらの構造的な要素を「パクる」というのが勉強になると思います。

 

(クラス内では実際のABAC形式のスタンダード・ナンバーをいくつか紹介します)

 

 

作曲のアイデア

 

モチーフについてもう一度吟味しましょう〜

 

モチーフは曲を作る為に大変重要な要素です。

言い換えれば曲に聞こえるようにする為にモチーフがある、ともいえるでしょう。

 

モチーフの二大要素は「リズム」と「音程」です。

 

音符譜例5

たった2つの音(短3度)が動き出したら止まらない〜。

 

ものの見事にクライマックスまで走り続けます。

 

あなたが作った小さなモチーフ、それをじーっと見つめてください。

 

どうですか?動き出しましたか?

 

次の展開が、見えて来ましたか?

 

モチーフの持つ「個性=リズム&音程」を如何に使って物語を作るか?

 

ワクワクがドキドキするでしょう〜〜?

 

実際例その1

 

それではコード進行を基にどうやってモチーフを創るか?

 

先ずは卵(ターゲット・ノート)を用意します

(各コードに対して1音選ぶだけ)

 

音符譜例7

 

コード進行のルートモーションは6度4度で動きます。

 

2度進行(CMaj7 Dm7 Em7 〜)にセカンダリー・ドミナントを加えたもの、とも言えますね。

 

あなた自身の解釈でコード進行を用意してください。

 

この卵(譜例7)を使ってまずはモチーフを作りましょう〜〜

 

一つだけではなく複数創りましょう。

 

音符譜例8

自分でも色々と作ってくださいね〜

 

モチーフは物語のきっかけです

モチーフが持つリズムと音程という個性を生かしながら次の小節(小楽節)を作っていくのです。

 

音符譜例9

 

赤数字はコードに対する卵の音程です


それらをキープしながらリズムやその他の音程を作っていく・・・

 

卵(ターゲット・ノート)に解決すれば良いわけです・・・

 

簡単でしょ?

 

モチーフ1を使って作ったABAC形式

音符譜例10

注)BとCは似たメロディ(同じモチーフのバリエーション)の例
 

 

モチーフ2を使って作ったABAC形式

音符譜例11

 注)BとCは全く違うモチーフの例

注)CはAのモチーフを使用

 

モチーフ3を使って作ったABAC形式

音符譜例12

 注)BとCが似たメロディの例

注)ABAB'とも言える

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

上記の3例は同じ卵から2小節のモチーフ作りそれらを発展させて出来ています。

 

どのように発展させているかそれぞれの曲の類似点、相違点等を観察してみてください。

 

1.2.3共、卵になるべく忠実に作りましたが、そんなもんは途中で無視して、突拍子もないアイデアが出て来るかもしれません。その時は自分の道を進んでください・・・

 

何回も繰り返していくと作曲があなたにとって日常の行いになっていくのでしょう・・・

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

実際例その2(音程のマトリクスを使う)

 

前回取り上げた、音程のマトリクスを使ってコード進行と卵を作ってみましょう〜

 

音符譜例13

黒数字はコード進行のルートモーション
赤数字はコードとメロディ卵の関係

 

上記の(譜例13)を使って作ったABAC形式

 

音符譜例14

 

形式はあらかじめABACに決めていますので…

 

1.形式

2.コード進行(マトリクスを使ってみる)

3.メロディの卵(各コードのターゲット音)

4.卵を基にしてモチーフ(リズムと音程)を作る

5.発展させて大楽節を作っていく

 

という順番で作つくりました。

 

慣れという物は恐ろしい物で、何回も「作曲の練習」をする事によって、モチーフを頭に描くと共に、形式に当てはめた場合のだいたいの曲の輪郭が見えてくる様になると思います。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

課題説明

 

さて!

 

来週(11月14日)課題発表ですが、ABAC形式を作ってください。

 

提出は紙の楽譜、音源の場合はmp3でお願い致します。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

サービスに・・・作曲法を一つだけ紹介します。

どうしても困った時はこれを参考にして乗り切ってください。

 

名付けて

 

実際例その3「Like a Bird」

 

皆さんご存知、チャーリー・パーカー=Bird 「パクリの天才」です(失礼)

 

彼の曲(と、言われている)

 

Anthropology

Confirmation

Moose the Mooch

Ornithology

Scrapple from the Apple

Dewey Squar

Dexterity

Donna Lee

Ko Ko

etc・・・

(ブルースもあるでよ〜)

 

等の曲のコード進行は他の曲からパクリンコ(失礼)なんです。

 

びっくり「え〜〜〜!?そんなことやっていいの〜?」

滝汗 はい!いいです。(ハキハキ)

コード進行に著作権はありません

あなたはこれから一生、曲の半分(コード進行)は作らなくても作曲が出来るという事が判明致しました。

 

晴れおめでとうございます晴れ

ビバップという音楽の時代背景がチャーリーさんのオリジナルを生んだ原因の一つなのですが、その話は又今度・・・

 

コード進行をパクってオリジナルを作ってみましょう〜〜〜

 

前述の譜例4"All of Me"のコード進行を使ってやってみます。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

音符譜例15)先ずはコードを書き出します。

 

卵(ターゲット・ノート)を作ります

 

音符譜例16)1つのコードに対して2個の卵(ターゲット・ノート)を設定

 

 

 

音符譜例17)ワルツにして、装飾音を加えて仕上げます。

 

This is a tune made bay canges from[all of me] ,Like a Bird! ってこと・・・

 

「Like a Bird」はグレーゾーンを狙うインチキ詐欺師みたいですが(失礼)

 

上差し実はとても勉強になるのです。

 

既成曲のコード進行を使って新たなメロディを作る作業は、曲の構造のどの部分を使うか、曲をしっかり観察しなくてはならないので、数々の新たな発見があり、しかもアドリブの練習にもなる!

 

面白いリフォームを考えて下さいね♪

 

 

・・・と、いうわけで、もう一度念押しで〜

 

課題はABAC形式を使って曲を書いてください。

提出は紙の楽譜、音源の場合はmp3でお願い致します。

 

提出日は11月14日(月曜日)
 

*名前&学籍番号
*タイトル
*テンポ&フィール
も忘れずに書いてください。

 

これをプリントアウトして使ってもいいです

 

ジャーに〜バイバイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「モチーフの作り方がわからない・・・」

 

How To Compose 履修の学生さんからの「悩みの相談」です

 

非常にダイレクトなGood Questionグッarigatone!

 

キラキラキラキラキラキラキラキラ

 

モチーフとはリズムと音程で出来ているメロディの最小単位のことです。

 

通常2小節で出来ています。

 

曲の性格を決定付けるほどにモチーフは重要な要素ですが、モチーフがあなたの作曲を邪魔する時も有るかもしれません。(自分ルールに縛られて動けなくなる中2病・・・)

 

私がいろんな学生の課題を見ていて目に付く問題は、音程よりもリズムのモチーフの扱い方で迷走しているパターンが以外にも多いということです。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

リズムだけでモチーフを作ってみる

 

楽曲は小さい単位から

モチーフ(2小節)

小楽節(4小節)

大楽節(8小節)

 

という風に成長していくわけですが、8小節できれば一応曲として成立するので、大楽節をまとめるつもりで先ずは作ればいいと思います。

 

上差し問題は大楽節(8小節)の中にどうやってモチーフを配置するか?ですが・・・

 

モチーフが2小節で出来ているというところに注目してみましょう。

これらは有名なスタンダードナンバーのモチーフ(2小節)です。

 

1小節目と2小節目は違うリズムで出来ています。モチーフとは2つの異なったリズムで出来ている(ほうが望ましい)のです。

 

2小節を構成するそれぞれの小節はスモール・モチーフ(小動機)と言います。

 

上差しじつはこれが、今後の展開を作る為にとても大切な要素になります。

 

 

音符例えば、Satin Dallのスモール・モチーフはこんな風に並んでいます。(リズムのみ)

ABC3つの要素です。

 

音符Softly~も見てみましょう。

これも3つ(ABC)ですね。

 

音符Over the~も見てみましょう。

これも3つ(ABC)です。

 

他にも似通った構成を持った曲はたくさんあります(探してみよう〜)

 

3つのキャラを使おう〜

 

3つのスモール・モチーフは、大楽節(8小節)を作る時に便利な数なのです。

 

多くのスタンダードナンバーが3つのスモール・モチーフを上手く使って配置されてますので是非自分でもそのベクトルでメロディをアナライズしてみてください。

 

作曲のアドバイスとしては・・・

 

*既成曲の3つのスモール・モチーフ(リズム)を使ってオリジナル・メロディを作ってみる。

 

*既成曲の3つのスモール・モチーフ(リズム)の順番を変えてオリジナルメロディを作ってみる。

 

*とりあえず自作の3つのスモール・モチーフ(リズム)を作ってみて並べる・・・

 

 

ABCの3つのスモール・モチーフを並べるにはいろんな順番がつくれます。

 

例えばSatin Dallのスモール・モチーフ順番を変えてこんな風にならべてもいいんです。

 

そして音をあてはめて大楽節の出来上がりです。

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

モチーフは曲のきっかけです。

 

ところがきっかけで転けると先になかなか進まなくなってしまいがちですね。

 

「モチーフをなんとかキープしなきゃ〜先生にしかられる〜」と、中2病もありがちです。

 

しっかりと手綱を握ってモチーフが勝手な事をしない様に、あなたの手札も用意しなくてはなりません。

 

その意味ではいろんな方向にモチーフを導けるよう、逃げ道を探しておくのですね。

 

逃げ道を用意するのは生き抜く為の知恵です(人生的にも・・・)

 

「逃げるは恥だが役に立つ・・・」

 

お後がよろしいようで?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このブログは洗足音楽大学の授業How to Composeの予習復習用に書いております。

 

履修学生の方に特化した話題が主な内容ですので、御理解の上お楽しみください。

 

本記事は大変長いので前半、後半の2回に分けて読む事をおすすめします。

 

前回は、数を使ってコード進行を集めよう!と言う授業でしたけど皆さんいかがでしょう?

 

数学もジャズ理論も嫌いな考える事が苦手な方には拷問ですな・・・

 

音楽 =「音が苦」にならない様に心がけて日々お過ごしください。

 
星星星星星星星
 
前半キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ
 
上差し今回は、順列組み合わせを利用して次の3つのテクニック、


カエルセカンダリー・ドミナント
(Secondary Dominant)

ヘビリレイティッド2マイナー
(Related Ⅱm) 

龍サブ・ファイブ
(SUBⅤ)

を使ってコード進行を集め集め方を勉強します!
 
ショボーン「言葉が増えてやだ〜」

えー「覚えるのやだ〜」

プンプン「楽して、いい曲創りたい〜」

滝汗おい、そこの君たち!言葉が2つ増えただけでやいのやいの言いなさんな!

今まで勉強した言葉は

ダイアトニック
セカンダリー・ドミナント
モーダル・インターチェンジ
 
の3つだけ!

本日追加の
 
リレイティッド2マイナー(Related Ⅱm) 
 
サブ5(SUBⅤ)はセカンダリー・ドミナントの仲間なのですよ〜

と、言うわけで
 
!セカンダリー・ドミナント
 
の復習〜

上差しセカンダリードミナントとは、ダイアトニックの7つの各コードに対してドミナントコードを与えると言う事…
…でしたよね?
 
ドミナント・コードは4度で次のコードに進行する7thコードの事ですね。
 
 

ダイアトニック・コードは7つ

 

セカンダリー・ドミナント(相方)も7つ

 
ポーンしかも・・・7つのセカンダリードミナントに、更に親戚?がいたのです…ポーン
 
その名は?
 
キラキラリレイテッド2マイナーキラキラ
(Related Ⅱm)
 

 

Related、とは?

 

関係のある、

関連した、(…と)関連して、

親類の、同族の、(…と)

親族関係にあって、同族で・・・


びっくり「関係のあるⅡマイナー・・・?ってなんのこっちゃ?」

 

もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや

龍ドミナント・コードは自己主張が強い頑固者・・・

筋肉次のコードに解決したくてうずうず・・・しかし、個性が強すぎて野暮ったいのが玉に傷・・・タコ

上差しそこで、親類の?リレイテッド2マイナーとパートナーになってソフト・ランディング(解決)を演出!

あら不思議!デレデレお洒落な解決感に変身〜〜〜って!

よけわからんわ〜〜〜〜٩(๑`ȏ´๑)۶

 

音符音符音符音符音符音符音符


ドミナント・コードは解決が目的なので、サウンドキャラクターの緊張感が高く、長く留まると他のコードと比べて浮いてしまうのです・・・

 

しかし、マイナー7thと連結するとルートの動きが新たに生まれて、ドミナントの強い個性を緩和し、流れが良くなる(と、習いました・・・知らんけど)


ウインクシンプルなコード進行のをちょこっとお洒落にする時に持ってこい〜拍手

 

 

音符譜例「鳩ぽっぽ」

を、ちょっとお洒落?に・・・

 

 

音符譜例「聖者の行進」

 

を、ちょっとお洒落?に・・・

ね? Ⅱ-Ⅴ ってええやろ?!ウインク

 

 

ルンルンルンルンルンルン音符音符音符音符
それではどんどん集めよう〜
 
ダイアトニックコードにセカンダリー・ドミナントとリレイテッド・2マイナーを使ってⅡ-Ⅴ(2-5)を付けると・・・(お洒落なパートナーを付けると)
 
はリレイテッド2マイナー
 
 
の完成です・・・拍手
 
ポピュラー理論には「Ⅱ-Ⅴ分割」という言葉があるくらい、セカンダリーⅡ−Ⅴをダイアトニック・コードに挿入する事によって、ドラマチックな進行を創る事が出来るのです。ミュージカルや映画等のスタンダードナンバーはこのようなドラマチック進行が多用されています。
 
音符音符音符音符音符音符音符音符音符
 
上差し実例
 
Yesterday ||F | Em7 A7 | Dm7・・・
 
Summer Samba ||C |F#m7 B7・・・
 
Cherokee ||Bb | Bb | Fm7 |Bb7 | EbM7・・・
 
There Will Never Be Another You ||Eb |Eb |Dm7(b5) |G7 |Cm7 |Cm7 | Bbm7 | Eb7 | AbM7 |・・・
 
I Remember You ||FM7 | Bm7 E7 | FM7 | Cm7 F7 | BbM7 |・・・
 
Meditation || CM7 | CM7 | F#m7 | B7 | CM7 | Dm7 | Em7 | A7 | Dm7 |・・・
 
It Could Happen To You || EbM7 | Gm7(b5) C7 | Fm7 | Am7(b5) D7 | EbM7 |・・・
 
Lady Bird ||C | C | Fm7 | Bb7 |C | C |Bbm7 | Eb7 | Ab・・・
 
Giant Steps || Eb | Am7 D7 | G | C#m7 F#7 | B | Fm7 Bb7 | Eb ・・・
 
注)セカンダリーⅡ−Ⅴは解決しないでほったらかし?のときもあります。
 
音符音符音符音符音符音符音符音符音符
 
さらに!前回の記事で取り上げた「マトリクス」を利用してしコード進行をどんどん集めよう!
 
Ex1)ダイアトニックの2度進行にセカンダリードミナントとリレイテッドⅡマイナーを挿入
と、なります。(必ず弾いてください)
 
注)F#7(Ⅴ7/Ⅶ)はセカンダリー・ドミナントではないと説明されている理論書もありますが、コード進行を創る為の制約を減らしたいので、他と同等に扱います。あれ?っと思っても気にせずに使ってみてください。
 
注)ジャズハーモニー理論では「コード・アナライズ」という、コードの機能にローマ数字を使って分類を行いますが、この授業内では、ジャズ・ハーモーニーの授業との混乱を防ぐ為に、コード・アナライズはやりません。

上差し今回の大切な事は、コードは数字(音程)を使って足す」ことができる、ということです。これらコードを足す手法は、リハモナイズと呼ばれていて、ジャズ・サウンドの大切なテクニックの一つなのです。
 
えーコードを増やす…?そんな事したら演奏が大変になるんじゃない?」
 
とご心配の方・・・
 
滝汗実はその逆なんです。
 
コードを増やすことによって演奏がしやすくなります。(かつサウンドグッド)
 
それが何故か?・・・ということをあなたは今学んでおるのです。
 
 音符音符音符音符音符音符

リハモナイズのもう一つの隠れキャラを紹介しましょう〜

あしあとSUBⅤあしあと


上差しSUBⅤ(サブファイブ)とは、代理コードと呼ばれるコードのです。
 
トライトーン・サブ(tritone substitution)とも呼ばれます。

代理コードとは代わりになるコードということですから・・・

例えば・・・G7の代理コードはD♭7
 
ドミナント・コードの中にあるトライトーン(増4度)を共通音としてもつG7とD♭7は同じコードに解決を促します。
 
 ルンルンルンルンルンルン
 
↓こんな感じでコードを増やせます
リレイティッド2マイナー導入
サブ・ファイブ導入
サブ・ファイブにリレイティッド2マイナー導入
 
 
新幹線後ろ同じ目的地(次のコード)に行くための別の道新幹線真ん中新幹線前
 
・・・と言ったところでしょう
 
あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと
 
上差しマトリクスを使ってアプライしてみましょう〜
 
2度進行にアプライ
3度進行にアプライ
Secondary Dominant 6小節目ミス(正解=Dm7 C7)
 
4度進行にアプライ
 
5度進行にアプライ
 
6度進行にアプライ
 
7度進行にアプライ
 
以上が6つのダイアトニック進行に対して、セカンダリー・ドミナントとサブ5及び、リレイテッド2マイナーを付け加えた物です。

音符音符音符

セカンダリー・ドミナントは1920〜50年代のミュージカルや映画音楽の楽曲に多用されたコード進行です。
 
素晴らしいお手本がたくさんありますので皆さんも是非参考にしてください

節分前回紹介した2つの音程のマトリクスを使えばさらに鬼の様にたくさんのコード進行が目の前に現れます。

えーん「たくさんありすぎてわからな〜〜い!(⋟﹏⋞)」

ニヤリ「もっと美味しいコード進行だけ教えて〜〜(ʘдʘ╬)」

真顔何を言ってるんだそこの君たち!

ニヒヒそんな事言っちゃいけまへんლಠ益ಠ)ლ

酔っ払いでも、わかる〜〜〜笑い泣き

音符音符音符音符音符音符
 
コード進行の勉強を最も効率的に行うには、片っ端から曲を弾くのが効果的です(やっぱり…)

何でも構いません。気になるになる曲を片っ端から・・・猫しっぽコード進行を弾くのですよ〜〜〜猫あたま

上差し既成の曲の進行を練習する時にはルートモーションの音程をアナライズしてみましょう(なるほど〜ってなるよ)
 

UMAくん○ey Joe=○imi Hendrix

 

クマムシくん○otel California=○agles

 
宇宙人くんon't Look Back In Anger=asis
 
おばけくんelp!=eatles
 
ルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルンルン
 
上差しコード進行を弾く時はヴォイス・リーディングも大切です。

ヴォイス・リーディングとは、内声の動きをなるべくスムーズにする事です
 
 
ヴォイス・リーディングについては別の機会に又お話致します。
 
 
星星星星星星星
 
後半キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ
 
 
花火コード進行とメロディの関係花火

コード進行とメロディの関係・・・

ガーン来週は課題の説明ですがその前に少しだけメロディについてお話いたします。

トナカイこれまでは、コード進行について駆け足で説明してきましたが、既にあるコード進行にメロディを付ける時はどのようにするのでしょう?
 
次のコード進行を使って説明します。

 
 
ハロウィン実は・・・メロディも音程で出来ています。

タココードに対してどのような音程関係にあるか?

ちょうちょメロディの横のつながりは?やっぱり音程です…

口笛そもそもモチーフとは音程とリズムで出来ているわけですからそれらをどのようにメロディに反映させるか?音達は、音程の影響を受けながら進んでいくのです。(あなたが意識するしないに関わらず・・・)
 
ルンルンルンルンルンルン

以前紹介したメロディの卵(各コードに対して1音のみでメロディのターゲットを設定する)を利用します。


上差しコード進行とシンクロしないで独自の動きの卵も作れます

キョロキョロメロディの卵がコードにとって、どんな音程になっているかアナライズしてみましょう

 
それぞれの卵からヒヨコが生まれますヒヨコ
 
 
 
このように、メロディの卵をまずつくってからメロディを作ると、曲作りを段階的に見る事が出来ます。
 
コード進行→メロディの卵→装飾音符

・・・というお話でした
 
どうでしょうか?みなさん・・・作曲についてのハードルは下がりつつありますか?

このクラスでは、なるべく他の授業とかぶらない様にニッチな話題を見繕っているつもりですが、
コード進行はどうしても、理論的制約を受けがちですね。


ウインク理論とは言葉です。説明の為に発明された、いわば道具なのです。

コード進行についての3シリーズではなるべく言葉に頼らずコード進行についての広い知見が得られる様にマトリクス(数)を使いました。

使う使わないはあなた次第です。

たくさんの曲を聴いてコード進行を集めてくださいね。
 

このブログは洗足音大ジャズコースの授業&レッスンの資料用として書いています。

本記事は2年〜4年生(中級)向けです・・・

 

ドロップ2に続きドロップ3です。

 

上差しギター・コードは…

 

オープン・ポジション・コード

パワー・コード

シェル・コード

トライアド(Close & Open)

ドロップ 2

ドロップ 3

ドロップ 2&4

インターバル・ヴォイシング

etc....

 

など…

 

様々なタイプのコードがあります・・・

 

実は・・・ドロップ3はギターにとっては、そんなに便利なコードではありません。

 

もやもや押さえにくいヴォイシングが多い・・・(特に5度ボトム)(ルートポジションは押さえ易いですが)

 

特にこれ・・・(音符の右横数字は構成音の配置)

もやもやルート・ポジションはルートが目立つのでベースと一緒に演奏するとき使いにくい。

 

もやもや動かしにくい(押さえにくいから)

 

もやもやぼってりしたサウンド?(上3音と下1音が離れてるので低音だけ目立つ=ストラミングに向いてない)

 

と、悪いとこばかり取り上げていてもしょうがないので、前向きに取り上げてみましょう〜

 

Drop3とは7thコードのクローズド・ヴォイシングの上から3番目の音を1オクターブ下げると言う事です。

 

 

音符Ex1) C Maj7のドロップ3

---音符の右横数字は構成音の配置

音符Ex2) C 7のドロップ3

---音符の右横数字は構成音の配置

音符Ex3) C m7のドロップ3

---音符の右横数字は構成音の配置

音符Ex4) C m7(♭5)のドロップ3

---音符の右横数字は構成音の配置

 

 

上差しドロップ3を使ってコード・エクササイズをやりましょう。

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

音符Ex5) 5.3.2.1弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(ルートボトム)

音符Ex6) 6.4.3.2弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(ルートボトム)

ルートが一番下になるドロップ3押さえ易く、一般的にもよく使われるヴォイシングです。

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

音符Ex7) 5.3.2.1弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(3rd ボトム)

音符Ex8) 6.4.3.2弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(3rd ボトム)

3rdが一番下になるドロップ3は押さえにくいです(特に5弦ボトムは・・・)

m7はM6の、M7はm7(9)の代替えとして使用されます。

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

音符Ex7) 5.3.2.1弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(5th ボトム)

音符Ex8) 6.4.3.2弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(5th ボトム)

5thが一番下になるドロップ3は押さえにくいです(特に5弦ボトムは・・・)ヴォイシングによってはかなりきついです。

しかし、ルートがトップに来る時に美しい響きが得られるので有益なヴォイシングなのです(特に6弦ボトムのM7)

 

猫しっぽ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫からだ猫あたま

 

音符Ex9) 5.3.2.1弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(7th ボトム)

音符Ex10) 6.4.3.2弦を使った2度進行ダイアトニック・エクササイズ(7th ボトム)

7hが一番下になるドロップ3はまあまあ押さえ易いです。7度が一番下になるとルート&トライアドの様な形になり分数コードとして使用する事もある特殊なヴォイシングです。

注)分数表記コードはアッパー・ストラクチャー・ヴォイシングとイコールではありません(転回形とアッパーストラクチャー)

 

ドロップ3だけで全てのコード進行を弾く意味があるか?と言うと「そんなん誰もやらんやろ!」と言う事ですが…

 

フレット・ボードの把握の為、そしてコードを押さえる為の筋肉トレーニングとしてはかなり効果的な練習です。

 

2度進行、3度進行、4度進行、5度進行、6度進行、7度進行と練習してみて下さい。

その際は1番近くの次のコードに行くようにヴォイス・リーディングして下さい。

 

 

音符Ex11) 6.4.3.2弦を使った4度進行ダイアトニック・エクササイズ

 

 

 

音符Ex12) 5.3.2.1弦を使った4度進行ダイアトニック・エクササイズ

 

こちらの本はクラシックギター用のアレンジ集ですが、使われているヴォイシングはジャズで使用するDrop2 Drop3の転回形が殆どです。参考にしてみてください。

 

 

無窮動シリーズもよろしく。