「インスピレーションが突然肩をたたくのを待ってるような人間は仕事を変えたほうがいいだろう。毎日何時間かピアノの前に座っていれば、たとえすぐには名曲が生まれなくとも、いいアイデアや何小節かの良いメロディを生み出すことができる。それが集まって良い曲ができていく」
ABACの構成をもったスタンダード曲達
All Of Me (Seymour Simons)
Days Of Wine And Roses (Henry Mancini)
On Green Dolphin Street (Bronislau Kaper)
There Will Never Be Another You (Harry Warren)
Just Friends (John Klenner)
I'll Close My Eyes (Billy Reid)
In A Mello Tone (Duke Ellington)
Four(Miles Davis)
Like Someone In Love (Jimmy van Heusen)
It Could Happen to You (Jimmy van Heusen)
But Beautiful (Jimmy van Heusen)
But Not For Me (George Gershwin)
Our Love Is Here to Stay (George Gershwin)
Stardust (Hoagy Carmichael)
Here's That Rainy Day (Jimmy van Heusen)
I Could Write A Book (Richard Rodgers)
My Romance (Richard Rodgers)
Isn't It Romantic (Richard Rodgers)
Gone With The Wind (Allie Wrubel)
On A Slow Boat To China (Frank Loesser)
Dearly Beloved (Jerome Kern)
I'll Close My Eyes(Billy Reid)
It's You or No One(Jule Styne)
Laura(David Raskin)
Limehouse Blues(Phillip Braham)
Long Ago and Far Away(Jerome Kern)
変形のABAC
Manhã de Carnaval (Luiz Bonfá)
I'm Old Fashioned (Jerome Kern)
Mood Indigo (Duke Ellington)
Nobody else but me(Jerome Kern)
Everything I Love (Cole Porter)
かんたんに言えば・・・
登場人物のキャラクター紹介なんです![]()
アンパンマンは〜・・・
バイキンマンは〜・・・
ドキンちゃんは〜・・・
もちろん「そんなん無くても、読んでたらわかるよう~」と、言われる方もいます。
そのとおり!
この世にはマニュアル無しにガツガツやっちゃう方もたくさんいます。
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ボブ・ディラン(推奨)、ジョン・レノン、ジミ・ヘンドリックス、ロバート・ジョンソン、キース・リチャーズ・・・![]()
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ね?彼らはギター片手に楽譜もなしで、数々の名曲を残してくれました。
なので、理論なんてホンマはいらんのですよ・・・
その前提で話進めます![]()
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音楽には様々なキャラクターがいます
例えば・・・
スケール、コード、音程、調、音符、形式、拍子、リズム、テンション・・・いっぱいありすぎて・・・
だから?ってなりますよね~?
そこで、今回は 「ジャズ・ハーモニー」についてお話します。
ジャズ・ハーモニーとは?
ジャズ(ポピュラー)などで使われる「コード進行」を説明 あるいは創作するために創られた理論です。
ジャズハーモニーに限らず理論はとにかく言葉が多いので、知らない単語の洪水に飲まれて 理解を諦めてしまう人が多いのです。
そこで、思いっきり言葉を減らして・・・3つのキャラを紹介します。
ダイアトニック
セカンダリー・ドミナント
モーダル・インターチェンジ
うわー理論きた~、と引かないでくださいね。
わかりやすく言うから・・・
この3つの言葉の「キャラ」を理解するだけでジャズハーモニーという難解な印象がある理論を俯瞰?して見る事が出来ます。
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先ずはキャラ紹介から!
1. ダイアトニック = (ピュアー & トラディショナル)
2. セカンダリー・ドミナント = (ドラマチック & ロマンティック)
3. モーダル・インターチェンジ = (クール & インテリジェンス)
音楽のジャンルで分かり易く言うと・・・
1. ダイアトニック = (フォークソング)
2. セカンダリー・ドミナント = (ミュージカル、スタンダード、ディズニー)
3. モーダル・インターチェンジ = (ソウル、R&B、AOR)
これらのキャラは あくまでイメージですが、初対面の人の名前を忘れてもイメージは覚えてるもんですよね?
お笑い芸人が面白い格好をするのも、面白いからだけではありません。覚えて貰おうとしてるのです。受けるよりも覚えて貰うほうが重要なのです。
印象というのは言葉より前にある人間の感性です。言葉って本当は 二次的要素なので、それで覚えようとするから混乱するのです(特に理論の場合)
何かを習得しなくてはならない時は、とりあえず言葉を覚えようとせずに「印象」に注目してみてください。スケールの印象、コードの印象、リズムの印象、音色の印象、みたいに・・・
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それでは早速 彼らに会ってみましょう。
ダイアトニック
ダイアトニック・コード進行はピュアーなキャラです。
真っ白な奴らなんです。(白鍵のみ)
先ずは ピアノで言うと白いところを押さえている限りダイアトニックキャラを作る事が 出来ます。
ダイアトニックの意味は「〜の中」と覚えてください(ジャズハーモニーの場合)ダイアトニックはいろんな意味がありますがそんな事は後回しでかまいません
Cメジャー・スケールのダイアトニックコード
とは、Cメジャー・スケールの中にあるコードという意味です。
先ずはダイアトニックコード進行を聴いてみよう〜
Ex1)
[|: C |・/ ・ | Am |・/ ・| F | G |C |・/ ・:|]
Ex2)
[|: C | G | Am | F | C | G | F | C :|]
Ex3)
[|: C | F | C |・/ ・| C | F | C |・/ ・|
Dm | G | C | Am | F | G | C |・/ ・:|]
Ex4)
[|: FMaj7 Em7 | Dm7 CMaj7 :|]
あの曲もその曲も実はダイアトニックだったんだね~
どうですか?
ピュアーでしょう?
CMajor ScaleならばCDEFGABの7音
単一のスケールのみで作られた物を「ダイアトニック」というのです。
ダイアトニック・スケール in CMajor(これがすべての元になります)
Ex5)
ダイアトニック・スケールを使ってコードが作れます
ダイアトニック・トライアド in CMajor Scale
Ex6)
ダイアトニック・7th Chords in CMajor Scale
Ex7)
Ex6.7に含まれるコードを
適当に(遊び感覚で)並べては弾き(聴き)を繰り返していく、それがコツです。何にも考えずに鉛筆転がしてやってみてくださいね。
いろいろ考えてくださいね〜~~~
Ex8
[|: Am | Em | F | C | Dm | Am | Bdim | G7 :|]
Ex9
[|: Am | Dm | G7 | C | F | Bdim | Em |Am :|]
Ex10
[|: Am | F | Dm | Bdim | G | Em | C |・/ ・:|]
Ex11
[|: Em C | F Dm | G Em | F | G :|]
たったこれだけ(7つ)で先人達は 無数のヴァリエーションを 生み出してきました。
適当に並べて弾くだけです
君にもできる!!
名曲進行
[|: F | G | Em | Am :|]
[|: Am | F | C | G :|]
[|: Am | G | F | G :|]
[|: Em | F | G | Am :|]
[|: C | G | Am | Em | F | G | C | G :|]
[|: C | Am | F |・/ ・ | Em | Am | Dm | G7 | F | C :|]
etc....
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どのコードからスタートしても構いません。
下記のコードからスタートして4小節のダイアトニック進行を作ってみましょう。
Dm7→
Em7→
FMaj7→
G7→
Am7→
Bm7(♭5)→
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次は・・・
セカンダリー・ドミナント
セカンダリー・ドミナント はドラマチック & ロマンティックなキャラです。
ミュージカル、スタンダード、映画音楽等によく使われるサウンド。特にディズニー等。
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セカンダリー・ドミナントとは何処から来たのか?
昔々、あるところに・・・
7人の兄弟がいました。![]()
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ダイアトニック・ファミリーです (key of C)
その中でも CMaj7 は一番有名な長男
彼は弟のG7と仲良しでいつも一緒。二人で「トニック、ドミナント」というお笑いコンビを組んでいましたとな・・・
「 いいな~CMaj7お兄ちゃん~ 」
面白くないのは 他の兄弟達・・・
「僕たちも相方が欲しい~」と大騒ぎ!
しかし 独立心の強い他の兄弟達は ファミリーの中でコンビを組むのを嫌います(ドミナント・モーションが作れない)
そこで 音楽の神様が
「勇者ヨシヒコよ~~(嘘)」
「喧嘩しとらんと お前らにも相方をあげるから 仲良くしなさ~い」と言って
他所(セカンダリー)から、
相方(ドミナント)をつれてきてくれたのじゃった。
(めでたし めでたし・・・)![]()
その物語を図にしました。
ここでは まだ トニック、ドミナント、サブドミナント、というお話は 出てきません。
その言葉はコード進行を作る話と関係ないので今は考えなくても(理解しなくても)かまいません。
ここで大事な点は ダイアトニック内の各コードに対して行きやすく(解決しやすく)するコードを 新たに導入した、という事です。(神様が)
セカンダリー・ドミナントのサウンドを聴いてみましょう
Ex12)
||CMaj7 | A7 | Dm7 | B7 |Em7 | C7 | F Maj7 | D7 | G7 | E7 | Am7 | F#7 | Bm7(♭5)| G7 |CMaj7 ||
赤は セカンダリードミナント
F#7であれっ?と思った方もいるのでは?でも大丈夫「排除しないでください使ってみてください。これにも理由がありますが、そんなの後で大丈夫。
セカンダリードミナント進行を作るのは簡単です、
とにかくダイアトニック進行の間に
図1をみながら セカンダリードミナントを 放り込むのです。
キャラを聴いてみよう!
赤は セカンダリードミナント
Ex13)
|| C Maj7 | C7 | F Maj7 | D7 | G7 | E7 | Am7 | D7 | G7 ||
Ex14)
|| CMaj7 | E7 | Am7 | C7 | FMaj7 | A7 | Dm7 | E7 |Am7 ||
Ex15)
|| C Maj7 | B7 | Em7 | C7 | F Maj7 | A7 | Dm7 | G7 ||
Ex16)
|| A7 | Dm7 | E7 | Am7 | C7 | F Maj7 | G7 | C Maj7||
Ex17)
|| Em7 | C7 | F Maj7 | A7 | Dm7 | G7 | C Maj7 ||
Ex18)
|| F Maj7 | E7 | Am7 |D7 |G7| E7 | Am7| C7 ||
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最後はこのキャラです!
モーダル・インターチェンジ
モーダル・インターチェンジ はクール & インテリジェンス、
ソウル、R&B、AOR等のジャンルでよく使われます。
インターチェンジって何でしょう?
皆さんよくご存知の 高速道路の「インターチェンジ」ですよ。そう一般道から高速道路に「乗り換え」するのです。
モーダル・インターチェンジ は 簡単に言えば、メジャーからマイナーに乗り換えするのです。
余談ですが…
コール・ポーターのバラードで ”Every time we say goodbye” という曲のコーラス28小節目に
「but how strange the change from major to minor」
という部分のコードが メジャーからマイナーになるんですよね~!ゴクッ
歌詞とコード進行がシンクロしている、匠の技が光ります![]()
2つの異なるスケール(モード)を行ったり来たりする
イメージ図
今回は下の二つのダイアトニックコードを使いましょう!
ダイアトニック・7th Chords in C Major Scale
ダイアトニック・7th Chords in C Natural minor Scale
上の2つのコード表を見ながら好きなコードを並べてみてください。
青はモーダルインターチェンジ
Ex19)
[|: C Maj7 | Gm7 | Am7 | Fm7 :|]
Ex20)
[|: C Maj7 | E♭Maj7 | A♭Maj7 | G7 :|]
Ex21)
[|: Am7 | A♭Maj7 | Am7 | B♭7 :|]
Ex22)
[|: CMaj7 | B♭7 | Am7 | Gm7 :|]
Ex23)
[|: Am7 | Fm7 | B♭7 | Am7 | Gm7 | FMaj7 | B♭7 |・ /・ :|]
あなたの好きなコードを選んでとにかく並べてください
そして、その結果を検証するのです(trial and error)
Ex24)
[|: F Maj7 | Fm7 | Em7 | E♭Maj7 | Dm7 | G7 :|]
Ex25)
[|: A♭Maj7 | C Maj7 | Fm7 | C Maj7 :|]
Ex26)
[|: CMaj7 | Dm7 | E♭Maj7 | A♭Maj7 | Dm7(♭5) | G7 :|]
Ex27)
[|: Fm7 | B♭7 | CMaj7 | Am7:|]
Ex28)
[|: CMaj7 | A♭Maj7 | Gm7 | Fm7 :|]
これらのちょっと不思議なコード進行は、1960年代後期頃からのソウルやR&B、又は1980年代のAORに頻繁に現れる、「お洒落なブルース」といった趣があります。
メロディはブルース、コードはジャズ・・・(見た目は子供・・・みたいな)
代表的なアーティストに・・・
Marvin Gay
Stevie Wonder
The Stylistics
The Isley Brothers
Donny Hathaway
Curtis Mayfield
Smokey Robinson
Bill Withers
Earth, Wind & Fire
Michael Jackson
George Benson
D'Angelo
Gino Vannelli
Boz Scaggs
Michael McDonald
Michael Franks
Bobby Caldwell
James Taylor
Donald Fagen
Steely Dan
等、多数のお洒落コード進行の作曲家達がいますので是非聴いてみてください。
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今回は、ジャズハーモニーに出演する3つのメインキャラに焦点をあて、ざっくりとお話しました。
皆さんの頭の中にごちゃごちゃになっている多くの言葉をまとめるきっかけにしていただいけたら幸いです。
次回もコード進行について別の角度からお話をしたいと思います。
See You!













































































































































































