スケール練習が必要だ!
スケールを使ってかっこいいアドリブがしたい!
指が動くようになりたい(だからスケールが必要)
 
等等、スケールに興味がある方はいらっしゃると思いますが…
 
スケールとはなんぞや?
 
先ずは整理してみましょう
 
 
上差し覚えたら便利な4つのスケールと、それぞれのスケールが内包する7つのモード

右差し先ずは4つのスケールを紹介しましょう!

メージャー・スケール
 
メロディック・マイナー・スケール
 
ハーモニック・マイナー・スケール
 
ハーモニック・メージャー・スケール
 
です。
 
キョロキョロしばらく、何が違うのか眺めてください(弾いてもいいよ)
 
何故これら4つのスケールが重要なのか?これだけの情報では分かりません。
 
上差しここで「アナライズ」の登場です。
 
アナライズは分析の事です。
 
スケールをじっと…見つめるのです。
 
右差し各スケールが
内包するモード
それぞれのスケールが持つ特徴
その他様々な情報を注意深く見てください













弾いてみる
書いてみる
隣接音程を確かめてみる
ルートからの音程を確かめてみる
 
等等


上記の4つのスケール・アナライズを12のキーで書いていくというのがバークリーの「ラインライティング」という授業の最初の宿題でした。
 
右差し上記のアナライズ表にはスケールについて主に5つの情報が示されています。
 
それは
 
(1)スケールの中にあるダイアトニックの7つのモード(名) derivative
 
(2)同一音から始まる7つのモードparallel
 
(3)7つのモードのトニックコード()内のコード
 
(4)モードの隣同士の音程 (Πは全音Vは半音)
 
5)モードのルートからの音程
 
もちろん各モードの名前も覚えましょう。
学生の私は「なんでこんな面倒くさいことをやるんだろ?」と…かなりの量なので辟易としましたが確かに、これをやった後にはその前には見えなかった音楽の構造が解るようになって作曲、アレンジ、もちろんアドリブや楽曲分析なども楽になったのも覚えています。
 
しかし、スケールのアナライズなんてものは既に過去の人々が嫌と言うほどやってる訳ですから、なんでわざわざやらなくてはならないのか?結果だけを教えてくれればいいのでは?と、思ってました…
 
他にも、様々なアナライズをバークリーではやらされる訳ですが、それらをやってるうちに何となく意味が分かって来て、子供のころに読んだ「ファーブル昆虫記」の事を思い出しました…?要するに私は今、「スケールを観察してる」のだ、と・・・
 
結局は音楽を形作る色んなパーツたちに愛情を持って接するということなのでしょうね。
 
ちなみにファーブルさんはフンコロガシの卵がどこに産みつけられるのか?ということを30年の歳月を掛けて発見したそうです・・・

と、言う訳でアナライズ(分析)とは観察
のことである・・・でした。

 

 

チョキスケールに関する更なるジャーニーは続きます
 
 この記事は授業のサイドストーリー番外編ですので、宿題はありません。
 
 
 
 
スケール&モードに関する無窮動