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『道』Blog

道下和彦=Guitaristのブログです。
音楽ネタ中心に、思いついたら何でも書きます。


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ジャズ無窮動トレーニング発売を記念?して、無窮動をみんなで楽しもう!と言う企画その1(2はあるかな?)

 

本記事の主旨は読者又は生徒さんやライブに来てくれたお客様などの質問に私が任意で答える企画です。

 

 

今回は「ジャズ無窮動トレーニングの音域」について

 
ジャズ無窮動トレーニングは元はギター無窮動トレーニングの1(黒版)のタブ譜を無しにしたものです。ギターの音域は意外にも広くて…
ですから当然楽器によっては演奏不可能な場所もあります。
実際ジャズ無窮動で使われる音域は、
です。
 
 
例えばトランペットは
 
これより上はきつかったりしますし・・・
 
 
 
フルートは
これより低いのは無理です・・・
 
えー
 
そこで、フレーズの音域を部分的に変更して自分の楽器に適応させるのです。方法はざっくりと3つ・・・
 
1.フレーズを変えずにオクターブ移調する
 
2.フレーズを変える
 
3.調を変更する
 
のいずれかでしょう
 
 
爆  笑
 
☆フレーズを変えずにオクターブ移調する
 
この方法はメロディを作るときによく使われる作曲法の小ネタの一つです。
例1)
例えば上記のフレーズは2小節目の1拍目からトランペットにはきつい音域が続きますが・・・・
 
例2)
例2のように青で囲んだ部分を1オクターブ下げることによって演奏可能にします。オクターブ下げるところは任意ですがフレーズが自然と思われるところを探してみてください。
 
実はこの方法はバッハ等によく見られる方法です。
例3)
例3はただソ、ファ、ミ、レ、ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ド・・・・・
と延々スケールが下がってるだけなんですが、途中でオクターブ移調を使ってメロディにしています。通常弱拍でオクターブ移調することが多いので皆さんも参考にしてやってみてください。
 
下記の譜例はバッハの無伴奏バイオリンソナタin Bmですが・・・
上の譜例が元です。
赤線で囲まれた部分はただのスケールの行ったり来たりなんですがオクターブ移調を施す事によって魅力的なメロディに変えています。音域を調整するのみではなく「かっこ良く」する一つのテクニックと言えます。
 
もう一丁無窮動で例を・・・
 
例4)
 
1小節目の2拍目裏からオクターブ移調して、2小節目の2拍目裏から戻ります。
例5)
 
3小節目の3拍裏からオクターブ移調して、4小節目の3拍裏で戻します。
例6)
 
と、行った具合に音域を変更してみてくださいね。
 
ニヤリ
 
☆フレーズを変える
 
これはもうあなた次第!と言うことになりますが・・・
 
例7)このフレーズも高すぎるところがありますが・・・
 
下記のように・・・
例8)
ご覧になってお分かりだと思いますが、音域外のところを休符にします。「そんなのずるいー!」とおっしゃるなかれ!どこに休符を入れたらかっこよくなるか?は無窮動のもう一つの楽しみ方であります。
 
 
☆調を変える
お気に入りのフレーズでどうしても自分の楽器に音域が合わなければ調を変更して演奏可能にする。これが一番簡単な方法でしょう。
 
例8)Cから長6度下げてE♭にしました。
 
と、言う具合に皆さんの手でどんどんアレンジしてみてください。ジャズ無窮動は全楽器用なってはいますが、楽器によってはそのままでは出来ません。トランペットのhiC以上は頻繁に出てきますし、フルートの最低音より下もたまに出てきます。その場合は創意工夫して演奏するか、そこはどんどん変更するなり飛ばすなり自由になさってくださいね。因にクラリネットは記譜上の音域がクラリネットと一致するので移調せずにそのままやればOKです。その他鍵盤楽器は何でもOK!サックスはトランペット同様工夫が必要になります。
 
何か疑問質問があれば時間許す限り、そして私の頭脳が回転する限りお答えしますので、コメント欄にでも書いてくださいまし。
 
 
 
 
 
 

テーマ:

私の新作が出ました〜〜〜〜

無窮動シリーズ黒、赤、白に続いて・・・

 

タブ無無窮動であります〜

 

 

ご覧の通りtab譜は有りません。

要するにtabを必要としない方用?の無窮動トレーニング、その名も・・・

 

Moto perpettuo for jazz!!!

 

ギター以外の楽器の方にも無窮動を楽しんでいただきたいというリットーミュージック様からのありがたいご依頼の元シコシコと書かせていただきました。Tab譜を取るだけとはいえ以前のデータは運指等ギターならではの情報が膨大で、それらを手でパチパチ消すだけではとても辛気くさくてやってられませんので、譜面データの入力と音源制作を私のパートナーであるオルガン奏者の黒瀬香菜に依頼して、膨大な作業をやっていただきました(おおきに〜)おかげでなんとか発売に漕ぎ着けた次第であります。いろんな人たちがジャジーなサウンドに慣れ親しんでいただいて、みんなの音楽世界の枠をミリ単位でも広げていけたら幸いです!みなさ〜ん!ジャンルという得体の知れない空気を無くそうではありませんか!

 

なにとぞよろしくお願いいたします!!!

 

 

ニコニコ

 

スケジュール2018/7.8月

この夏はJUJUさんとご一緒させていただきます!(楽しみ〜)

 

2018/7/18(wed)

荻窪ルースター

フュージョンギターバトル  

CHARGE2800

布川俊樹(g) 道下和彦(g) 竹中俊二(g) グレッグ・リー(b) 平山惠勇(ds)
豪華ギタリスト3人が直接バトル!リズム隊も豪華です。和やかな雰囲気ですが、やはりギタリストが集うと「よーし、俺はこうだー」というフレーズが出まくりで面白いですよ。

 

用賀キンのツボ

2018/7/20(fri)

用賀キンのツボ

アーティスト

CHAKA (vo) 

道下和彦 (g) 

小畑和彦 (g) 

後藤沙紀 (pf)

タイムスケジュール

チャージ無料!/開店:1800/スタート:1930/ステージ数:3

 

 

2018/7/27(fri)

関内メグスタ

わたなべちほ

道下和彦

 

 

2018/7/29(sun)

名古屋ボトムライン1F BL Cafe

チア バースデーライブ!

Chia(vo)
道下和彦(g)
砂掛康浩(g)
興津博規(b)
砂掛裕史朗(ds)

 

 

2018/8/3(fri)

野毛ルタンベルジェ

彩木香里vo

道下和彦g

 

 

2018/8/13.14.15.17.18.19.21.22.23

ブルーノート東京JUJU JAZZ LIVE 2018

MEMBER

JUJU(ヴォーカル)

島健(アレンジ、ピアノ)

納浩一(ベース)

山木秀夫(ドラムス)

道下和彦(ギター)

奥村晶(トランペット)

村田陽一(トロンボーン)

近藤和彦(サックス)

小池修(サックス)

 

 

2018/8/27(mon)

初台ドアーズ

中村明一グループ

 

 

2018/8/31(fri)

春日町レディデイ

磯見博dセッション

 

 

 


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この記事は私が音大でやっている授業内容の1部分を
学生の予習、復習の目的でこちらのページに記載しています。


How to improvise とはどんなクラスか?
アドリブをどうやってやるのか?どうやったら上手くなるのか?という疑問に答える?というよりもアドリブにはこんな考え方が…こんな練習方が…「有るよ」といったようなアドリブに関する情報の「カタログ」というイメージで授業計画を作りました。

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以前紹介したジャズフレーズの三要素、コードトーン、アプローチノート、そしてスケール、今回はいよいよスケール、そしてモードです。
「スケールとモードは何が違うのですか?」という質問をよく受けます。

「スケール」とは集合体の名前「モード」とはスケールに秩序を与えた物という言い方ができます。

例えるならば…
「スケール」とは姓
「モード」とは家族の名前という言い方もできます。

松野が「スケール」ならば、おそまつ、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松、が「モード」似てるけど性格が違います。

まずはメージャー(スケール)一家の、兄弟(モード)を紹介しましょう。

⒈アイオニアン(ionian)
⒉ドリアン(dorian)
⒊フリジアン(phrygian)
⒋リディアン(lydian)
⒌ミクソリディアン(mixolydian)
⒍エオリアン(aeorian)
⒎ロクリアン(locrian)

家族にはそれぞれ「性格」があります。
その性格(サウンドキャラクター)を利用して、
作曲したり、アドリブに利用したりするのです。

それでは兄弟(モード)の「性格」の話を

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


モードとは?「引力」である

音楽理論というのは「音の聞こえ方」に名前を付けて「分類」そして「説明」をしようとしたもの・・・音の聞こえ方なんか人によって違うじゃん?という声もちらほら・・・そのとうり!違います。現在のジャズ・ハーモニーは一応確立されてるような感じがありますが、実は人によって著しく違いのある最も確立されていない理論です。「こうでなくてはならない!」と言う物は何も無いのです。誠に学習者泣かせですが、だから音楽は楽しいのです。違う感覚を持った人達が集まって音を出せば当然一人だと出来なかったあるいは起こらなかった「不思議な現象」が起こります。複数の人間が集まっていろんな音を出すとリズムが生まれたりハーモニーが生まれたり・・・「あ、今の気持ちよかった!」「もいっぺんやったろか!」ってな感じで「遊びのルール」のような物ができて、それらを徐々にマニュアル化することによって再現可能な物として音楽言語(民族音楽)がだんだんとできていったのだと思います。モードもそれらの現象のひとつなのでしょう。


どんな現象か?

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上のメージャースケールはそのまま弾けば、ただのメージャースケールです。でもその下に(低音で)他のルートを弾けば違う性格に聞こえてきます、それがモードという現象です。低音の引力に影響を受けてメージャー・スケールという「無秩序な音群」に性格(秩序)が生まれます。

例(弾いてみてください)

Cメジャースケールのベース音をD(dorian)に…
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Cメジャースケールのベース音をE(phrygian)に…
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Cメジャースケールのベース音をF(lydian)に…
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Cメジャースケールのベース音をG(mixolydian)
Cメジャースケールのベース音をA(aeorian)
Cメジャースケールのベース音をB(locrian)

・・・と言う風に
メイジャースケールはベースの引力によって(聴覚上)7つの性格を持つという事です。

ニコニコ

ここで一旦まとめましょう。
「スケールとモード」とは

☆スケールとは構成音そのもの、のこと。

音の並びや飛び方は関係なく
CDEFGABの7つの音自体がスケールである。

例えばFメージャースケールだったら
FGABbCDEの7音

例えばDメージャースケールだったら
DEF#GABC#の7音


☆モードとはスケールに秩序を持たせたもの。
その秩序とは、どの音を主音(トニック)にするか・・・(どの音に引力があるか?)です。

例えば、CをトニックにしたCメージャースケールのモードは?→Cアイオニアン

例えば、CをトニックにしたFメージャースケールのモードは?Cミクソリディアン

例えば、CをトニックにしたDメージャースケールのモードは?

そんなの無い!
ってことになります。(わかりますかね?)


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


スケールとモードの関係性を覚えるにはスケール・チャートを12キーで書く、という練習法がとても効果的です。
スケール内にあるモードを全て「ダイアトニック」と「同一ルート」の2つの方法で書いて行きます。



derivative=派生=ダイアトニック
parallel=平行=同一トニック

このチャートを12の調で書いて行くと各キーのモードがすぐに頭に浮かぶ様になります。

そしてモードを導きだす為の練習問題をやってみます。

練習問題1)次の方法で、Fがルートになる7つのモードを書きなさい〜



練習問題2)次の方法で、B♭がルートになる7つのモードを書きなさい〜



練習問題3)次の方法で、E♭がルートになる7つのモードを書きなさい〜


練習問題4)次の方法でA♭がルートになる7つのモードを書きなさい〜


と、言う風にスケールとモードの関係性をいろんな方法をつかっていろんな角度から見られる様になるとアドリブは元よりアレンジや作曲の時も必ず役に立つ知識になると思いますので、時間に余裕があってやる気のある方はやってみてください。

ニヤリ

モードに関しては様々な解釈があって、この現象をどの角度から見るか?又はどんな風に使うか?正に10人十色です。ある意味勉強し辛い曖昧な分野かもしれないのですが、それだからこそこの世に存在する様々な音楽の素になりうる柔軟性があるとも言えますね。

ところで・・・
ジャズ理論の本には必ずと言っていいほど

CMaj7のときはCアイオニアン
Dm7のときはDドリアン
G7のときはGミクソリディアン
を使用…
と、書いてあります…見た事ありませんか?

私も初めて「アヴェイラブル・ノート・スケール」というこの「説明」に対して何とも言えぬ疑念が湧いたのを覚えています。

$『道』Blog

ん?これは?ようするに、全部Cメージャースケールでしょ?必ずそれぞれのコードのルートから弾け!ってこと?…弾くときにいちいち思え!ってこと?
ただでさえ回らない頭を空回りさせた物です。
これはいったい何を説明しようとしたのでしょうか?

続く・・・

ウインク

モードと言えばこの人達!

マイルス・デイビス&ジョン・コルトレーン
散々コードの細分化をしてコード進行を難しくしたくせに、今度はDmだけかよ!と、突っ込みを入れたくなる曲…

So What



その他ジョン・コルトレーンのモードサウンドを聞いてください。圧倒的な想像力でモードサウンドを掌握しています。圧倒されてください!
ついでに・・・「耳が慣れて」きます。


ジョン・コルトレーン
Impressions







宣伝で恐縮ですが、私の無窮動シリーズのなかの問題作、「2」はモード中心のフレーズで構成されています。上記のインプレッションズの進行も取り上げています。




そして新作です〜

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