YouTube版ようこそHow To Improviseへ!道下和彦と言います。How to Improviseはジャズ・インプロヴィゼーション(アドリブ)の練習法をいろいろ紹介する授業です。いわば、アドリブ練習法の「レシピ本」です。皆さんがアドリブを練習するときに良くある「何をやったらいいかわからない〜〜〜」という悩み事に、一つでも多く御答えしようと言う主旨で、1996年にスタートして、かれこれ28年間やっております。難しい音楽用語も時たま出てきますが、聞き流してしまっても何も困らないようになっておりますので、肩肘貼らずにお気楽に受講していただければと思います。第一回は、1. 授業ガイダンス2. スィングというリズムについて3. ベースラインについてというお話をいたします。How To Improviseは月曜日2限、洗足アンサンブルシティ2F C202で行います。
対面授業です。
この部屋にはポータブルキーボードがあるので、皆さんはそれを使いながら授業内容を確認できます。授業の際、自分のキーボードをセッティングして受講してください。(自分の楽器も使用可)前期15回を次のようなスケジュールで行います。課題発表は3回1回目はブルースの書きソロ2回目はリズムチェンジの書きソロ3回目は好きなスタンダードナンバーの書きソロです。タイムスケジュールHow To Improviseは月曜2限です課題発表の日は皆さんが教室に楽器を持ち寄って一人一人の書きソロを演奏(又は録音したものを再生)します。
スケジュールを守って提出してください。課題の詳しい内容は授業内で指導いたします。ひとつ、大事な事をクラス内マナーについて本クラスは1年から4年まで履修出来ます。と、言う事は、色んな人が一緒に勉強します。初心者達人マニアックサイコパスオタク冷やかし仮眠・・・等いろんな人たちがいます・・・授業内ではマニアックな内容を簡単に話したり(詐欺か?)…基礎的な事を深く掘り下げたり…みなさんの質問に答えたり…カッコイイ音楽を聴いたり…楽しいよ〜〜〜初心者の方は「マニアックすぎてよくわからない!」と思う事もあるでしょう。上級者のかたは「そんな事知ってるわ!金かえせ!」と思う事もあるでしょう。学校という社会はついつい安易な優越感や劣等感を持ちやすいです。無理に仲良くしようとしたり極端に他人を避けたりするのは疲れちゃいます・・・自然体で(難しいけど)上級者は初心者を馬鹿にせず、勇気と情熱を感じてあげてくださいね〜初心者は上級者を恐れず、興味を持っていろんなものを吸収してくださいね〜以上、授業ガイダンスでした。授業を始めます。「ジャズのリズム(Swing)について・・・」皆さんはスィングという言葉をご存知ですか?スウィング、スイング (Swing or swinging) とは、英語で「揺らす」「振る」の意。だそうですが・・・野球にも「バット・スィング」ってありますよね?ジャズというコロニー(共同体)の中では様々な意味で使われる言葉です。「僕はスィング・ジャズが大好きです。特にベニー・グッドッマンが・・・」(ジャンル)「やっぱ、オスカー・ピーターソンはスィングしてるな〜〜」(形容詞)「あ、何何君、サビはスィングでやってくれるかな?」(演奏法)「君、酒飲まんの?だからスイングせえへんねん!!」(パワハラ)等等・・・こんな会話が夜な夜なジャズ・コロニーでは行われているのですスィングという言葉にいろんな意味があるのが混乱を招く元なので、本日はスィングというリズムがどのような構造を持っているのか?という事をシンプルな視点で解説致します。
スィングは日本では時々4ビートと呼ばれる4拍子のリズムです。3拍子のスィングもありますが今回の説明では4拍子のみで解説します。始めてジャズを聞いた人でも、何故か、聞いてるうちに身体を揺らしたり、足を踏んだり、指を鳴らしたり…
([All The Things You Are] [Autumn Leaves] [There Will Never Be Another You] [There Is No Greater Love] [Cherokee] [Satin Doll] [I’ll Close My Eyes] [I’ll Remember April] etc…