俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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今年、石川県能登半島の酒蔵を応援していて、特に数馬酒造の品が好きになった。

 

私が日本酒好きになったのは30歳を越えてからだが、香りが良い吟醸酒が中心。

 

しかし、銘に吟醸を冠していない純米酒にも、吟醸酒に匹敵する手間をかけて仕込まれた美味い品がある。

 

数馬酒造から初めて買った品は主力品のひとつ「竹葉 能登純米」で、それが大変美味かった。

 

 

 

現在、日本酒の多くは速醸造りで、乳酸を加えて醪の腐敗を防いでいる。

 

乳酸という物質が入手できなかった時代の日本酒では、乳酸発酵を行う乳酸菌を加える生酛造りが行われていた。

 

生酛造り速醸造りの2倍の期間を必要とする。

 

さらに、生酛造りでは山卸とよばれる酒米の処理が大変で、山卸の過程を省いた山卸廃止酛(山廃酛)が派生した。

 

乳酸菌を使う生酛山廃酛の品は速醸酛とは異なる独特な風味のものが多い。

 

それを楽しみに「竹葉 生酛純米 奥能登」を4号瓶で2本買っていた。

 

 

 

奥能登の海岸に漂着した海藻から採取された酵母を使っている珍しさ。

 

原料米の五百万石を 70% に精米。

 

今日、2本のうち1本を開栓。

 

香りは吟醸酒に比べれば控えめ。

 

生酛には酸味がしっかりした、どっしりした味わいの酒が多い印象があるが、本品は甘味・旨味・酸味が程よい強さとバランスで口当たりが良く、後味に甘味が残って余韻が楽しめる。

 

瓶詰めは6月だが、秋に出る枯れた風味の「ひやおろし」のような味わいがあるのには驚いた。

 

吟醸酒党の私にも「美味い!」と感じさせる。

2024年 8月15日の未明、東の空に木星火星が最接近して見える。

 

高度と日の出時刻から、観察に適した時刻は福岡県では3~5時頃、東京では2~4時頃。

 

オリオン座の上方、おうし座が位置する宙域に見える。

 

等級は木星 -2.2、火星 0.9 と、1等星に負けない明るさ。

 

木星火星の共演だけでなく、オリオン座の1等星ベテルギウスおうし座の1等星アルデバラン火星の3つの赤っぽい星の共演も楽しみ。

 

(当日夜は地球の反対側)にも邪魔されず、晴れれば絶好の観察条件。

 

2024年 8月15日 5:00の位置関係

地元福岡県には、私の好きな酒蔵が3つある。

 

太宰府市の北隣・宇美町の小林酒造本店、同じく南隣・筑紫野市の大賀酒造、そして母の故郷・八女市にある喜多屋。 

 

 

しかし、今年は能登半島地震があったことから、石川県の酒蔵の品を中心に飲んでいる。

 

中でも私の好みの風味だったのが、能登町にある数馬酒造

 

震災被害に遭い、いくつかの銘柄の仕込み継続と出荷を石川県内外の酒蔵に委託しながらも、一部の銘柄は独自に仕込んで4月から新酒の出荷にこぎつけることが出来た。

 

そんな品のひとつが、「竹葉 能登純米」

 

 

これが美味しくて、追加取り寄せもした。

 

独自に仕込んだ他の品も、あまり熟成が進まないうちに取り寄せておこうと考え、この度、2品を購入した。

 

「竹葉 生酛純米 奥能登」を2本と、「竹葉 純米吟醸」を1本(いずれも4合瓶)。

 

 

製造年月表記はどちらも 2024.06 。

 

 

冷蔵庫には開栓前の竹葉 能登純米」もあるので、しばらくは保管。

今年は能登半島地震に遭った石川県の酒蔵の品を中心に飲んでいる。

 

今日、6月に購入した小堀酒造店(石川県白山市)の「萬歳楽 純米吟醸 生酒」(4合瓶)を開栓。

 

 

製造年月表記は 2024.4.AB。

 

 

 

小堀酒造店の品は本品で4品目だが、いずれもキリッとした味わい。

 

原料米は山田錦と百万石乃白、精米歩合 60%、

 

本品は吟醸酒のフルーティーな要素の内でバナナとメロンが強く出ていて、甘味・旨味を上回る酸味が引き締まった風味を醸し出している。

 

味わいと香りが相まって、デイジーの花畑のイメージが浮かんだ。

 

photograph by Charlie Wollborg (Unsplash)