なぜモラハラの後遺症はこわいのか④-いつも選ぶ相手に不安定さがつきまとう- | 共依存克服・夫婦問題カウンセラー大村祐輔 takeheartのブログ

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毒親育ちの人や、過去の恋愛や結婚でモラハラを受けてきた人は、

誠実な人・安定した人を意識上では求めていながらも、

どこかで(無意識で)不誠実な人・不安定な人に安心を覚えているところがあります。

 

不幸慣れしていて、幸せ慣れしていないのです。

 

自己肯定感が低い人が多いですが、

「誠実な人・安定した人とは自分は釣り合わない」と思ってしまったり、

「こんな素敵な人は自分にはもったいない」というように相手を必要以上に過大評価してしまう、

というところがあります。

 

不誠実な人・不安定な人といる方が安心できるし、「こんな自分でも役に立てる!」と思えるのでそういう人を選んでしまう、

というところがあります。

 

そのため、付き合う人付き合う人すべてが不誠実な人・不安定な人になることが多いわけですが、それでも、当然「次こそはそうでない人と付き合っていきたい」と思い、誠実な人・安定した人、を探していきます。

 

 

ここからがモラハラの後遺症の話になります。

 

「次こそは不誠実な人・不安定な人でない人と付き合いたい」と思うわけですが、どうしても次の人にもどこかで不誠実・不安定がつきまとっていることが多いです。

 

どういうことかというと、

例えば、経済的な面で言えば、仮に高収入の人だったとしても、

金銭感覚がおかしかったり、ギャンブル等の依存症であったり、収入に見合わない高価なものを考えなしに買ってしまったり、借金をすることに抵抗がなさ過ぎる、

等のなんらかの不安定さがあるのです。

 

「高収入」という一面だけを見て選んでしまうのです。

「高収入だから大丈夫」という安直な考えをしてしまう人もいます。

 

その人の本質を見ようとしていないのです。

見ようとしているとしても、見えていない(見る力がない)のです。

 

このように、モラハラを受けてきた人、自己肯定感が低い人が選ぶ相手には、どこかに不安定がつきまといます。

 

親(あるいは前のパートナー)が暴力をする人だったから、暴力をしない人を選ぼうとします。

しかし、選んだ人は、暴力はしないが不倫はする、というようなことが起きる。

 

親(あるいは前のパートナー)が不倫をする人だったから、不倫をしない人を選ぼうとします。

しかし、選んだ人は、不倫はしないが金銭感覚がおかしくて苦労させられる、というようなことが起きる。

 

「暴力さえしなければ良い」

「不倫さえしなければ良い」

ということだけしか見えていないのです。

見ようとしていないのです。

 

このようになってしまうお客様が多いですが、カウンセリングの序盤でパートナーについて説明してくださる際に、

 

「暴力はしないのですよね」「暴力しない優しい人なんですよ」

「不倫はしないのですよね」「不倫はしない誠実な人なんですよ」

等と言われることがあります。

 

その人の一面でしか判断できていないということです。

(しかも暴力や不倫はしないのが普通なので、しないから優しいとか誠実とかその判断自体がおかしいのですが)

 

表面的に見えている、わかりやすい一面だけで人を判断してはいけません。

 

よく「こういう人は気をつけた方が良い」みたいなチェックリスト的なものを見かけますが、具体的な項目にとらわれず、それらに共通した根本の部分をちゃんと汲み取らないといけません。

そうしないと、「◯◯な人は気をつけよう」という項目があって、それを参考にする場合、「◯◯でないから大丈夫だ」としてしまう可能性が出てくるからです。

 

 

私のお客様は物事を多角的に見ることができる人が多いですが、どうも恋愛や結婚(対人間)に関しては表面的にそして一面的にしか見ることができない人が多いです。

普段いろいろなことを見えている人が、対人間に対してだけ見えなくなるという点が怖いというか、まさに後遺症なんだと思います。

 

 

そんな後遺症がありながらも、カウンセリングを受け続けて人を見る目が養われていったお客様は、次のパートナーで、誠実な人・安定した人を選べるようになっていっています。

次のパートナーで、とはいかないまでも、2人目、3人目となっていくごとに、誠実な人・安定した人を選べるようになっていっています。

 

どうしても、不誠実な人・不安定な人が、誠実な人・安定した人のフリをしていることもあるので、すぐにわからないこともありますが、かなり早い段階で見抜けるようになり、モラハラを受ける前に別れることができているので、後遺症を悪化させずにいられているという面もかなり大事かと思います。

 

 

私とのカウンセリングを始めるきっかけとなった悩みのパートナーと別れ、人を見る目を養い、新たなパートナーと付き合い、今現在幸せになっている、というお客様が何人もいますが、その幸せになっていく過程(早くて1、2年)を隣で見せていただいていて、私は本当に嬉しいです。

 

今後もそういったお客様を増やせるように一緒に並走していけたらと思います。

 

 

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<参考ページ>

共依存・アダルトチルドレンチェックリスト

自己愛性パーソナリティ障害と共依存

アスペルガー症候群とカサンドラ症候群

なぜモラハラから抜け出せないのか

見捨てられ不安が招く悲劇(不倫について記載あり)

共依存は連鎖する

共依存かもしれないと思ったら

親子間の共依存(毒親の支配言葉含む)

母娘問題(毒親チェックリスト含む)

離婚するべきか修復するべきか

大村祐輔プロフィール

お客様の声

夫婦円満豆知識

 

<参考ブログ>

なぜモラハラの後遺症はこわいのか①

なぜモラハラの後遺症はこわいのか②(+モラハラ加害者の特徴)

なぜモラハラの後遺症はこわいのか③(カサンドラの後遺症含む)

真のモラハラ加害者に、加害者にさせられていませんか?

自ら関係を壊す人-自滅とはどういうことか-

毒親とモラハラ加害者の共通点

モラハラ被害から抜け出した人の特徴

「自分がおかしい(悪い)のではないか」と思ったら

「見守られた人」と「監視された人」

なぜ何度謝っても許してもらえないのか

話がすれ違う原因はどこにあるのか

相手の言葉を真に受けないためにできること

自分が相手を支配的にしてしまっているのか、ならばどうするか

再構築できない人の3つの共通点

共依存・アダルトチルドレンを克服した人の特徴

モラハラ・DV加害者がわかっていないこと

「自分が変われば相手が変わる」による苦しみ

相手の気持ちを考える時の注意点①

なぜカサンドラ症候群はつらいのか①-自己完結について-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか②-説明の困難さについて-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか③-例え話について-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか④-応用が難しい-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑤-記憶について-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑥-カサンドラの怒りについて-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑦-受動型ASDについて-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑧-話の一部を切り取って話す-
なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑨-見たものだけで判断する-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑩-「自分はそうは思わない」-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑪-「普通」について-

なぜカサンドラ症候群はつらいのか⑫-知識がつくことによるつらさ-

自己愛性パーソナリティ障害(NPD)とASDの共通点-ねじ曲げて解釈することについて-

自己愛性パーソナリティ障害の人の被害者のあなたへ①

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相手に合わせておけば良いとは限らない

BlogやTwitterをしていて思うこと①

壇蜜さんに学ぶ

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結婚相手を間違える人

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あまりいないタイプらしいですね。

 

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