ASD傾向のあるパートナーに、
「たまには飲み会早く帰ってきてくれると嬉しい」
「趣味が終わったら教えてね」
「ずっとスマホ見てないで、ちょっと話そう?」
と言うと、
「付き合いを断れって言うのか!」
「趣味を否定するな!」
「スマホも見るなって言うのか!」
のようなことが返ってくることがあります。
カサンドラ側は「予定を共有してくれない」「関心を示してくれない」「家事や生活はおざなり」といった不満や負担に耐えかねて、見通しや暮らしのバランスを求めて伝えているだけです。
「やめてほしい」とは一言も言っていません。
基本的にカサンドラになるような人は、束縛したり、人が大事にしていることを否定したりはしません(むしろ尊重し過ぎてカサンドラになってしまうのような人ですから)。
それなのに、なぜか「趣味や飲み会やスマホをやめろ!」という極端な変換をされて激怒されてしまう。
カウンセリングの現場でも、この手の話が昔から本当に多いです(ようやく記事にできました)。
「そんな意味で言っているんじゃない!」といくら説明しても、なかなか届きません。
ASD傾向にある人は、言葉の背景にある文脈や「お互いの暮らしを良くしたい」という本当の趣旨を汲み取ることが苦手で、「やるか・やめるか」のゼロヒャク思考に陥りやすいからです。
そのため、「少し調整してほしい」というこちらのお願いが、ASD傾向のある人の中では「自分の自由の全否定」という極端な捉え方に飛躍してしまいます。
ポーズではなく、本気で「自分は攻撃された被害者だ」と信じ込んで怒りをぶつけてきているため、いくら誤解を解こうとしても、こちらの言葉は耳に入りません。
こちらの負担も本当の趣旨も一切届かず、被害者として逆ギレされるのは、本当に心が擦り減りますよね。
「自分の伝え方が悪いのではないか」と自分を責める必要はありません。
あなたが悪いのではなく、ASD傾向にある人の捉え方に問題があるからです。
当事者同士だと「言った・言わない」「攻撃された・そんな意味じゃない」の押し問答になり、言葉を重ねるほど泥沼化してしまいます。
ですが、私のような第三者が間に入ることで、当事者同士では「攻撃」に変換されてしまっていたあなたの本当の趣旨が、初めてフラットな情報として相手に伝わるケースは少なくありません。
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