自己愛性パーソナリティ障害の人の被害者からのご相談が多いですが、
今回は【いろいろありながらもどうにか別れられた(離れられた)人】について書きます。
ご相談者すべての方が口にすると言っても過言ではない言葉がいくつかあります。
それは、
「他にできたことがあったのではないか」
「自分の我慢が足りなかったのではないか」
という言葉です。
本当に本当に(×100)多いです。
結論を言ってしまうと、
他にできたことは全くありませんし、
決して我慢が足りなかったわけではありません。
自己愛性パーソナリティ障害の人に対しては、何をしても何を言ってもすべて不正解です。
正解はありません。
「何が正解だったのだろう」と悩んで引きずってしまう方が多いですが、正解はないので考えるだけ時間も労力も無駄です。
あなたは何も悪くないのです。
よく頑張ったと思います。
しかし、そこまで我慢して頑張ってしまったからこそ被害者になっているわけで、これは目をそらしてはいけない問題です。
そこまで我慢して頑張ってしまった自分にも問題(共依存・AC等)があると思った方が良いです。
なぜなら、健全な方であれば、被害と呼ばれるようなことが起きる前に気付いて逃げ出すからです。
この問題に向き合わないと、また同じような人に捕まって同じようなことが起きます。
決して脅しで言っているわけではなくて、本当に多いのです、繰り返す方が。
また、
「良かったこともあったのに」
とおっしゃる方もいます。
確かにそうなのでしょう。
良かったことと悪かったことを相殺した時に、悪かったことをかき消すほど良かったことが、被害者にとってはあったのでしょう。
ただし、ここで申し上げたいのは、自己愛性パーソナリティ障害の人とのエピソードにおける悪かったことというのは、健全な人と付き合った場合には絶対に起こらないことであることが多いです。
良かったことでかき消せるほどのものではない、ということです。
健全な方であれば絶対に見逃すことのできない悪いこと、であるはずで、一度でもそんなことがあればすぐに離れるはずです。
また、健全な方であれば、それだけの悪いことがあったなら、良かったことなんてとてもじゃないですが思い出せません。
良かったことは悪かったことにかき消されます。
どんなにひどい目に遭っても良かったことを思い出せてしまうことこそまさに共依存・ACの特徴なのです。
被害者の方は以上のことを覚えておいてください。
以上、いろいろと書きましたが、とりあえず自己愛性パーソナリティ障害の人から離れられたなら、まずは良かったです。
それくらい離れることは難しいです。
しかし、以上のことが腑に落ちていないと、また別の問題が生じます。
次に起こりうる問題は、
懲りずにまた自ら自己愛性パーソナリティ障害の人に連絡してしまう、
という問題です。
被害者の方の中には、せっかく別れられた(離れられた)にもかかわらず、自己愛性パーソナリティ障害の人に再度連絡をとってしまうことがあります。
自ら接触を持ちに行ってしまいます。
自己愛性パーソナリティ障害の人からの影響(洗脳)が、離れた後でもなかなか消えにくいのです。
それほどの威力の影響(洗脳)が自己愛性パーソナリティ障害の人にはあります。
そのため、物理的に距離をとる等、なかなか接触できないよう、一定期間、自分を律する努力をし続ける必要があります。
お客様を見ていると、完全に影響(洗脳)が消えるまでは、定期的なカウンセリングは必要に思います。
次にまた数日後にカウンセリングがある、というだけでも、連絡する衝動が抑えられているようです。
どうしても諦められない方、
パートナーが自己愛性パーソナリティ障害なのではないかと思った方、
自己愛性パーソナリティ障害の人に傷つけられた方、
自己愛性パーソナリティ障害の人からの洗脳から脱したい方、
やれることをやって納得したい方、
はぜひご相談ください。
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<参考ページ>
<参考ブログ>
自己愛性パーソナリティ障害のパートナーと離れないとどうなるか
自己愛性パーソナリティ障害(人格障害)の特徴①
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