DVやモラハラのターゲットになりやすい人は自己否定が強い人です。
言い換えれば自己肯定感が低い人です。
何かあると「自分が悪い」と思いやすい人がターゲットになります。
認知のゆがみでいうところの、「個人化」です。
何か良くないことが起こった時、自分に責任がないような場合にも自分のせいにしてしまうような人です。
自分で自分をいじめたり大事にしていない様子・雰囲気を出していると、それを見て察知した相手に、「攻撃して良いんだな」という気持ちを芽生えさせてしまいます。
自分で自分を大事にしていないのですから、
悪い人なら「おれも(わたしも)大事にしなくて良いんだな」と思ってもおかしくありません。
もちろん相手が自己否定が強いと知ったからといってDVやモラハラをしない人はまったくしないわけですが、
根底にDVやモラハラ加害者の素質が少しでもある人のそれを開花させてしまうことは大いにあり得ます。
実際、
自己肯定感が高く、自己否定がない人に話を聞くと、自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人に出会うことはほぼないと言います。
「そんな酷い人いるの?」という発言すら出ます。
職場等には一人くらいはいるものですが、少なくともターゲットにはなったことはないようです。
一方で、
被害者になりやすい人(自己肯定感が低く自己否定が強い人)は、どこに行っても自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人に出会います。
そしてターゲットにされます。
つまり、出会う人と出会わない人は二極化されるということです。
出会わない人というのは、
自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人から、
避けられているから出会わないのです。
逆に出会う人というのは、
自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人に、
近づかれているから出会うのです。
もう少し厳密に言うと、
自己肯定感が高く自己否定がない人も、自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人に出会うことはあります。
ですが、本性を出されることがないので、出会っていないも同然なのです。
彼らは自己肯定感が低く自己否定が強い人以外を相手にする時には良い人を演じますからね。
ターゲットにできない人には外面が良いですからね。
つまり、自己肯定感を高く自己否定がなければ、自分を守ることができるのです。
自己愛性パーソナリティ障害の人を含む、攻撃性他責性の強い人をどうやったら見分けることができますか?
という質問を受けます。
いくつか見分ける方法はありますが、それを知ったところでほぼ無意味だと思ってください。
なぜなら最初から攻撃性や他責性を含む特徴を見せるわけではないからです。
結婚したり、子どもができたり、家を購入した後のように逃れられない状況になってから豹変することが多いからです。
ですので、見分ける方法を学ぶのではなく、そもそも近づかれないようにすることが大事、本性を出されないようにすることが大事だということです。
それは言うまでもなく、
自己肯定感を高め、自己否定をなくし、自分を大事にできるようになること、
を目指していくということになります。
ご相談すること自体に悩まないでくださいね。
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