いろいろなカウンセラーを転々として私のところに来られるお客様がいらっしゃいます。
もちろん私の後に他のカウンセラーさんのところに行かれる方もいらっしゃると思います。
私は全然それでも構わないです。
そして結果的に私が最後になるならそんな嬉しいことはないわけですが。
余計な出費をお客様にさせなくて良いわけですからね。
それはさておき。
同じような話が立て続けにありましたのでシェアしたいと思います。
私のところに来られた第一回目に、
今までのカウンセラーさんとどんな話をしてきたのかをお聞きすることがあります。
そこで、
「今までいろいろなカウンセラーさんに会ってきたのですが皆さん違うことをおっしゃるので困る」
と言われることがあります。
お客様に聞くと、
あるカウンセラーAさんは、
「親としばらく会わない方が良い、距離をとった方が良い」
とお客様に告げる。
あるカウンセラーBさんは、
「親と会うのも自分一人でいるのも自分で選べるようになれたら良いね」
とお客様に告げる。
そしてお客様が私大村(カウンセラーC)にこう聞きます。
「カウンセラーAさんとカウンセラーBさんのどちらの意見を聞けば良いのでしょう?」
こう言われた時にまずピンとくるのが、
①お客様はAさんかBさんのどちらか一方だけが正解だと思っている。
②AさんかBさんのどちらかを選ばないといけないと思っている
(第3の選択肢を考えようとしていない)
③カウンセラーAさんとBさんの意見に矛盾があると思っている
の3点です。
①と②についてはこれまでもいろんなところでお話ししてきたことで特に深堀りはしません。
学校教育による慣れが刷り込まれているということです。
参考:選択肢を増やす-生きづらさの解消、モラハラ対策-
③が割と大きな問題で、①と②から派生するものですが、
①どちらか一方だけが正解で、
②どちらか一方を選ばなくてはいけないという先入観があるから、
③になってしまうのです。
結論から言うと、どちらかということではなく、単につなげれば良いだけです。
「親と会うのも自分一人でいるのも自分で選べるようになるまで、親と距離を置いた方が良いね」
ということです。
カウンセラーAさんの意見とカウンセラーBさんの意見は矛盾していないのです。
本当はカウンセラーAさんかあるいはカウンセラーBさんのどちらかがAさんの意見とBさんの意見との両方をちゃんと言葉にして言ってくれればお客様も混乱しなかったのですが。
カウンセラーAさんの意見の言外にカウンセラーBさんの意見が(おそらく)あったわけです。
カウンセラーBさんの意見の言外にカウンセラーAさんの意見が(おそらく)あったわけです。
こういう考え方ができると、
それほど「あのカウンセラーさんはダメだな」という見切りも減るのではないかと思います。
カウンセラーさんが一概にすべて悪いわけではないということです。
カウンセラーさんを擁護しているわけではないですよ。
Aさんの所にしてもBさんの所にしてもたった1回2回の面談ではなくどちらかに複数回通っていれば、
「どちらの意見を聞けば良いのでしょう?」
という疑問もなくどちらかのカウンセラーさんだけで解決できていたのではないでしょうか。
他の人間関係での会話においてもこういったことは起きうることではないかと思います。
自分がどういう話の聞き方をしているか、を意識してみる必要がありそうですよね。
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