藤井六冠応援ブログ

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藤井七冠の対局速報などを発信しています。

【第84期名人戦第3局】
 形勢判断&速報

 2日目が始まりました。さて、展開はどのように進むのでしょうか。終局まで、目が離せませんね。

もうすぐ9時になりますので、封じ手の開封です。

  封じ手開封

 下図は封じ手の局面。私の予想は、6五歩でした。
 封じ手は、予想外の1五歩でした。これは正直???という感じです。以下、 △同 歩(14) ▲4五歩(46) △同 歩(44) ▲同 桂(37) △4四桂打 という進行が考えられます。
 

  難解な中盤

 下図は81手目、先手が2七桂と追撃した局面です。
 この局面での形勢は、ほぼ互角。後手は、1七歩成といく手が有力です。

  形勢やや後手に傾く

 後手は、先手の81手目の2七桂に対し、4五歩というただ捨てとも思える一手を放ちました。しかし、この手は藤井名人が放った毒まんじゅうでもありました。
 先手の同銀に5三桂という、角を取らせても構わないという衝撃の一手。形勢は、やや後手に傾きました。

  先手優勢

 夕食休憩が終わり、先手は5六銀と上がりました。形勢は、後手優勢です。
後手からの3六歩が厳しそうです。

  華麗な即詰み

 最後は華麗な即詰みでした。106手目3七歩成からは、35手詰の華麗さ。素晴らしい勝利で、シリーズ3連勝。防衛に王手をかけました。

  

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※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。

 

 

新作です。カバー曲を作りました。

 

 

 

【これまでの主な登場人物】

雲母 岳
36歳独身
ランキングEクラス棋士四段
大記録を目指して奮闘中





 
町田 凛子
31歳独身
女流棋士
雲母とは、錬成会の同期
雲母の活躍を心から願う存在
居酒屋「凜」の女将


 
臥龍岡 拓磨
名人位、龍将位、十段位の三つを保持している棋界の第一人者
雲母とは錬成会の同期






 
水原 連
元錬成会三段
東都大学の准教授
将棋AIソフト「水蓮」の作者
雲母の後輩






 

中根 誠
将棋連合会会長
第20世名人
雲母の師匠






 

 

 

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【第84期名人戦第2局】
角の打ち合いと飛車成りが交錯した力戦の全貌~藤井名人連勝!

 第84期名人戦七番勝負第2局は、シリーズの流れを大きく左右する重要な一戦となりました。藤井聡太名人が先勝して迎えた本局は、糸谷哲郎九段がどのように反撃の糸口をつかむのか、将棋ファンの注目が集まっていました。序盤は相掛かりの出だしから中央の主導権争いが激しく展開し、早い段階で角や銀がぶつかる力戦模様へと突入します。中盤では1筋での角の連打や香の取り合いが続き、盤面全体が緊張感に包まれる乱戦に。さらに終盤では、後手の玉頭からの猛攻に対し、藤井名人が冷静な受けで応じる高度な攻防が繰り広げられました。

 本ブログでは、序盤・中盤・終盤の3つの項目で、対局の様子を振り返ります。

  序盤:中央の主導権争い

 序盤は、両者の構想が真正面からぶつかり合う、非常に密度の高い立ち上がりとなりました。相掛かりの出だしから後手が△5五銀と中央へ銀を繰り出した局面は、本局の最初のハイライトです。△5五銀は、中央の主導権を握りつつ、先手の角の働きを制限する積極的な一着で、糸谷九段らしい踏み込みの深さが表れています。これに対し、藤井名人は▲5六歩打〜▲5五歩打と連続で反発し、中央の制空権を譲らない姿勢を明確に示しました。

 この応酬は、単なる歩の突き合いではなく、双方の“中盤以降の構想”がぶつかる重要な分岐点です。後手は中央を押さえて攻めの含みを持たせたい。一方、先手は中央を明け渡すと角の働きが鈍り、飛車の展開にも制約が生まれるため、ここで強く反発する必要がありました。結果として、中央は互角のまま乱戦へと突入し、局面は一気に複雑化します。序盤からこれほど主導権争いが激しくなる将棋は珍しく、両者の気迫が伝わる立ち上がりでした。

 図は、37手目の5六歩。

 中盤:1筋の攻防~角の連打と香の取り合いが形勢を揺らす

 中盤に入ると、戦場は一気に1筋へと移り、角の連打・香の取り合い・歩の叩きが複雑に絡む大乱戦が展開されました。特に▲1五銀打から△1七歩打、▲同香、△1五角、▲同香、△1六角打と進む一連の応酬は、双方が一歩も引かない“読みの殴り合い”そのものです。1筋で駒が次々とぶつかり、盤面の緊張感は一気に最高潮へ。後手は角を連打して先手玉の薄さを突き、先手は香を捌きながら飛車成りの含みを作るという、互いの狙いが明確に交錯する局面でした。

 この乱戦の中で、藤井名人の▲2三飛成が勝負の分岐点となります。後手の守備駒が薄くなった瞬間を見逃さず、飛車を成り込んで主導権を握りにいく鋭い踏み込み。これにより、先手は攻めのリズムを取り戻し、後手は受けに回らざるを得ない展開となりました。1筋の攻防は形勢が何度も揺れ動く難解な戦いでしたが、最終的には先手が一歩抜け出す結果となり、本局の勝敗に直結する重要な局面となりました。

 図は、59手目、2三飛成。

  終盤:受けの精度~後手の戦意を吹き飛ばした▲7九桂打

 終盤は、後手が△8六歩〜△8七歩成と玉頭から激しく迫り、先手玉を薄くする展開に持ち込みました。さらに△8九飛打と飛車を打ち込む強襲は、糸谷九段らしい勝負手で、ここで先手が誤れば一気に後手ペースに傾く可能性もありました。しかし、藤井名人は▲7九桂打という妙手で冷静に対応します。この桂打ちは、△8九飛成を防ぎつつ玉の逃げ道を確保する、攻防一体の受け。終盤の最も緊迫した局面で、この一着を指せる精度こそ藤井名人の真骨頂です。

 その後も先手は▲3三角打〜▲4四角成と馬を作り直し、後手の守備駒を削りながら着実に優勢を拡大。△2九飛成〜△4九龍と後手も粘りを見せましたが、▲5二歩成〜▲6一とと寄せの形を作り、最後は▲5九歩打で龍の利きを遮断して勝勢を確立しました。

 図は、77手目、7九桂。
 
 
 投了図
 
 藤井名人は、開幕2連勝で防衛にまた一歩近づきました。注目の第3局は、5月7,8日に石川県七尾市で行われます。
 

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