※登場する人物・団体名等は、架空のもので実在しません。
「ねえ、ちょっと買い物をしていきましょ。」
「そうだね。なにか酒のツマミになるものも欲しいよね。」
「駅前のスーパーならこの時間でも営業中だから、寄っていきましょ。」そう言うと、凛子は雲母に強く寄り添った。そして二人は、楽しげに歩き始めたのだった。
スーパーに着くと、
「美味しいワインはあるから、他には何が飲みたい?」
「そうだなあ。珍しい焼酎がいいかなあ。」
「それなら、『耶馬美人』はどうかしら。大分県の麦焼酎の元祖何だって。」
「へえ。いいねえ。決まりだね。でも、よく知ってるねえ。」
「仕事で大分に行ったときに、スポンサーの担当の方が教えてくれたの。」
「そうかあ。それで飲んでみたの?」
「うん。とても美味しかったわよ。」
「置いているかなあ。探そう。」
「岳ちゃん、あったわよ。」
「おう、これかあ。筆文字のデザインがかっこいいねえ。」
「気に入った?」
「勿論。さあ、次は材料を探そう。」
そう言うと、雲母は次々と食材を籠に入れた。凛子は呆気にとられていた。
「よし。凛ちゃん、材料は揃ったよ。さあ、二次会の会場に行こうぜ!」
「あ、はい・・・。」
戸惑いを隠せず、ただただ凛子は雲母に付いて行くのだった。凛子の部屋に着くと、雲母が言った。
「凛ちゃん、今夜は僕が取って置きの酒の肴を作るからね。その間、耶馬美人の用意をして くれよ。」
「へえ、岳ちゃんの手料理~!それでいろいろと籠に入れていたのね。」
「ははは、さあ、美味しい焼酎の用意を頼むよ。」
「了解!雲母先生!」
「ははは、先生は無しだよ。町田名人!」
「こらー、それもなしよ!」
二人は顔を見合いながら笑った。
雲母が酒の肴を作っていると、凛子がそっと後ろに回り、抱きついてきた。
「おおっと、どうした凛ちゃん。」
「ねえ、少しの間、こうしていていい?」
「いいよ。でもあまり強く抱きつくなよ。料理が作れなくなるから。」
「意地悪!」
「ははは・・・。」
「ずーっと、こうしていたい・・・。あなたの温もりを感じていたい・・・。」
「今夜はどうしたのかな?凛ちゃんは僕の一番大切な存在だよ。今夜はずっと一緒だよ。」
「ほんとに?」
「ああ、本当に・・・。」
「嬉しい・・・。」
凛子は雲母から離れないで、料理が出来上がっていくのを見守っていた。
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第75期王将戦七番勝負第3局~速報&AI形勢判断
藤井聡太王将に永瀬拓矢九段が挑むALSOK杯第75期王将戦七番勝負の第3局が3日午前9時、東京都立川市のオーベルジュときとで始まりました。
1勝1敗で迎えた本局は、永瀬九段の先手番です。シリーズの行方を左右する大注目の一番です。
藤井王将の研究手順炸裂
先手である永瀬九段の初手26歩に対して、藤井王将は34歩と応じました。角交換の要求には、44歩と拒否しました。「角換わり」にはしませんよという手順です。
驚きの一手が出ました。12手目の74歩です。この手は、前例がありません。更に、18手目の54金。雁木に組むと思われましたが、金を攻めに使おうという積極的な一手。
第3局では、「角換わり」のやや退屈な将棋ではない、おもしろい展開になっています。昼食休憩時点での形勢は、全くの「互角」。午後からの進行が楽しみです。
難解な中盤戦
16時50分。局面は、52手まで進みました。先手が48金と馬に当てたのに対し、36馬と引いたところです。先手の永瀬九段の考慮が続いています。
私のAIは、先手にやや振れているものの、「互角」という判定です。
永瀬九段が封じ手
先手が有利に
先手が優勢に
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