顎骨壊死は阻止できるか?(No.340)
一昨日は、顎骨壊死の恐れのある骨の表面の炎症部分を掻き取る処置をした。抗がん剤によって骨がもろくなって骨折すると寝たきりになってしまう恐れがある。これを防止するために原則月に1回ランマーク注射を続けている。同時にカルシウム製剤を飲み続けている。ところがランマーク治療中に抜歯するとその部分の顎骨が壊死してしまうという問題がある。それにもかかわらず左上の臼歯(古い虫歯の跡)の歯根が腐ってしまい抜歯せざるを得なくなった。その後、壊死に向かう症状が徐々に進んでいる。特に痛いということはないのだが、膿みと出血が続く。そこで、歯科医は進行を遅くするために上記の掻き取り処置を行うことにした。顎骨壊死の決定的な対策はなくて、今回の処置についても歯科医は自信を見せない。とっても苦い麻酔(たぶん注射)をして顎が振られるほど思い切りガリガリやられた。骨が取れるんじゃないかと思えるほど・・・気分は良くないが痛くはない。終わって「骨が取れるかと思ったけど取れなかった」「そこまでは進行していない」と言われた。化膿や出血を防ぐには骨の塊が取れた方がいいらしい。「これでしばらく様子を見ましょう」ということになった。帰宅後、出血が止まらなくて「こりゃ大変だ」と思ったけど、多量の出血は翌日には止まった。しかし、化膿は止まっていないようで、おいしくない味の液体が口に溜まって頻繁に唾を吐かなくてはならなくなった。液体は無色で若干粘り気があるという程度なので化膿ではないのかもしれない。そして今日はこの液体もだいぶん減ってきた。今は処置をする前よりちょっとはいい状態になったが、今後は予断を許さない。今まで胃の調子が悪かったのは、胃酸のせいじゃなくてこの「血混じりの液体」を頻繁に飲み込んでいたからかもしれない。昨日、今日の胃の調子は悪くはない。