T4698は主にタグリッソと他剤を併用する治験なので期待していたが、国立がん研究センターに問い合わせたところ返事が来て、あっさりNG(対象外)となった・・・残念。

タグリッソの一次治療をやっていて増悪した患者に限定しているとのことで、私のようにほかの治療もしている場合は対象外なのだと言われた。なんだか不条理に思えるが、治験は治療が第一目的ではなく研究が第一目的なのでしかたがない。つまり研究の条件に合わなければ参加できないということだ。まぁどちらかというとEGFR/T790M以外の遺伝子異常を見つけてもらうのが目的だったので、このルートは諦めよう。

昨日は希少がんの遺伝子異常を見つけるための遺伝子検査として有望視されているリキッドバイオプシーのオンライン勉強会に参加した。ここでも私にとってはあまり明るい方向性は見られなかった。今日本ではリキッドバイオプシーのための検査装置が2社から承認申請されている。一方は昨年3月、他方は今年1月の申請だ。昨年3月申請されたFoundationOne Liquid CDxは今月にも承認される見込みだったがまだ発表がない(薬食審部会は了承済みらしい)。さらにすぐに承認されたとしても、保険適用されるまで最短4,5か月かかるというのだ。それでは私にとっては間に合わないかもしれない。

やっぱり細胞診かな・・・・

再投与しているタグリッソができるだけ長く効いてくれれば時間稼ぎになる・・・・