名古屋駅【愛知県】(東海道新幹線。2020年ほか訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】シリーズは、
愛知県名古屋市中村区東部、市街地に位置する東海道新幹線の駅で、名古屋市のみならず愛知県や東海三県の玄関口であり、在来線・名鉄・近鉄・地下鉄・あおなみ線と乗換可能な、
名古屋駅 (なごやえき。Nagoya Station) です。
 
尚、当記事では東海道新幹線の駅および駅西口(太閤通口)側のみを紹介いたします。
在来線駅、名鉄駅の記事につきましては以前UPいたしました。
⇒在来線駅の記事はこちら。名鉄名古屋駅の記事はこちら
近鉄駅、地下鉄駅、あおなみ線駅の記事につきましては後日通常版または簡易版にてUP予定です。
 
また、駅東口(桜通口、広小路口)側につきましては在来線駅の記事にて紹介いたしました⇒記事はこちら。
  
  
駅名  
名古屋駅 (駅番号なし)    
 
所在地  
愛知県名古屋市中村区 (ホームの一部は西区にまたがっています)     
 
乗車可能路線  
JR東海:東海道新幹線(東京方面新大阪方面)  
 
隣の駅  
名古屋方・東京方……三河安城駅   
新大阪方・博多方……岐阜羽島駅 (岐阜県)    
 
乗換可能駅  
JR東海:東海道本線(豊橋方面米原方面)、中央本線(中央西線)関西本線  

……名古屋駅まで徒歩4分~7分  
名古屋鉄道:名古屋本線(知立方面国府宮方面)、(犬山線列車)  

……名鉄名古屋駅まで徒歩10分  
近畿日本鉄道:名古屋線  

……近鉄名古屋駅まで徒歩7分  
名古屋市営地下鉄:東山線桜通線  

……名古屋駅まで徒歩10分  
名古屋臨海高速鉄道:西名古屋港線【あおなみ線】  

……名古屋駅まで徒歩7分  
  
訪問・撮影時  
2020年8月ほか   
 
 
新幹線駅の概要  
駅形態……………高架駅(1964年開業)。
駅舎………………新幹線高架下1階・中2階。
出入口……………東西にあります。改札口は計2ヶ所。
バリアフリー……○(但し、南コンコースは非対応)。
点字ブロック……各出入口~各改札~2階各ホームに設置。
駅前広場…………○(太閤通口はバスターミナル・タクシー乗り場併設)。
 
 

名古屋駅の新幹線口に相当する太閤通口(西口)は駅ビルがなく、駅前広場から高架の新幹線ホームが丸見えです。
ちなみに右側にある2階建ての建物はJRハイウェイバスの営業所で、左側の広い場所がバスターミナルです。
そして、在来線口に相当する桜通口(東口)にそびえる2棟の超高層駅ビル「JRセントラルタワーズ」も丸見えとなっています。
太閤通口の出入口は駅中心部から南側にかけて開口しています。北側の出入口(太閤北口)はリニア中央新幹線の工事に伴い閉鎖されています。
写真は東を望む。
 
 

太閤通口の北側(新大阪方)を望む。北東を向いて撮影。
駅前広場北側は高速バスターミナルになっています。路線バスの停留所は後方を左右方向に延びる幹線道路沿いにあります。
また、桜通口側は駅前を南北道路沿いに延びる名駅通沿い、北側の「JRゲートタワー」(写真右の高層ビル)1階にある名古屋駅バスターミナル、南側の名鉄百貨店内にある名鉄バスセンターに、それぞれバス停留所があります。
また、こちらの駅北側はリニア中央新幹線の工事が行われているため、殺風景な印象です。ハイウェイバスターミナルも簡素な構造になっていますが、工事完了後は再整備が行われると思われます。
 
 

こちらは駅中心部に相当する出入口です。東を望む。
中心部の高架下には太閤通口と桜通口を結ぶ自由通路があります。常に人が多いです。
手前はタクシー用のロータリーです。
左手に名古屋市営地下鉄桜通線の出入口、交番、後述の「ゆりの噴水」、高速バスターミナルがあります。
 
 

太閤通口駅前広場です。南東を望む。
バスターミナルとタクシー用ロータリーの間には歩行者用のスペースがあります。ベンチもあり、憩いの場となっています。
前方には交番があります。よく警察を特集した番組で登場します。
手前左側にはモニュメントである「ゆりの噴水」があります。桜通口のモニュメント「飛翔」は解体されましたが、こちらは健在です。
また、駅前広場の地下には有料駐車場と地下街「エスカ」があります。
尚、「エスカ」と駅東側(桜通口側)にある各地下街は直接繋がっていませんのでご注意下さい。東側各地下街へ行くには一旦地上へ出てJR駅コンコースを通るのが早いです。桜通線・名古屋駅コンコースを通れば地上へ出ずに桜通口側へ移動可能ですが、アップダウンが多く、実質遠回りになります。
 
 

太閤通口駅前です。西を望む。後方に名古屋駅があります。
駅西側は「駅裏」に相当しますが、戦前より住宅街が広がっており、新幹線開業後はビル街へと変貌しました。
東側ほどオフィスが多くなく、駅前には繁華街・歓楽街が形成されています。
右前方には「ビックカメラ名古屋駅西店」があります。撮影当時は同じビルに「名鉄ニューグランドホテル」がありましたが、2022年2月に営業終了しています。
 
 

 

名古屋駅には新幹線専用改札口が2箇所あり、東西通路を挟んで北側に新幹線北口改札が、南側に新幹線南口改札があります。
写真は新幹線北口改札です。2枚とも概ね北方向を望む。左が太閤通口、右が在来線コンコース・各改札と桜通口です。
また、後方には新幹線南口改札があり、その間の通路上には待ち合わせ場所として有名な「銀の時計」があります。
 
駅員配置………あり。
自動改札機……あり(11通路)。
ICカード………EXサービス、TOICA定期券のみ利用可。
幅広通路………あり(中央の1通路)。
有人通路………あり(窓口に面した右端通路。点字ブロック設置。車いす対応幅)。
窓口……………あり(改札窓口、JR全線きっぷうりば)。
自動券売機……あり(改札口の右側後方およびJR全線きっぷうりば内。全てが指定席券売機)。
自動精算機……なし(精算所窓口へ)。スマートEX用や電子マネー用のICチャージ機あり。
トイレ…………改札内(多機能トイレ併設。改札外は地下街などにあります)。
付帯設備………待合室(改札内。空調完備)。 
売店……………あり(改札内外。一部店舗は駅弁も販売)。  
コンビニ………あり(改札内外。改札内は上り線ホームにミニ店舗があるのみ)。
 
JR全線きっぷうりば(みどりの窓口)は右側にあります。
 
そして改札口の先は中2階コンコースで、階段・上下方向エスカレーター・スロープで結ばれています。
中2階にはトイレ・多機能トイレ、待合室、売店があり、在来線との北乗換口改札があります。
そして中2階と2階各ホームの間にも階段・上下方向エスカレーターが設置されています。
尚、エレベーターは1階と2階各ホーム直結で、中2階は経由しません。中2階からホームへ行く場合は一旦1階へ下りる必要がありますのでご注意下さい。
北口側は一応、バリアフリーに対応しています。
 
 

こちらは新幹線南口改札です。南方向を望む。右が太閤通口、左が在来線コンコース・各改札と桜通口です。
また、後方には新幹線北口改札があり、その間の通路上には「銀の時計」があります。
 
こちらも北口改札と基本的な設備は同等ですが、自動改札機は7通路で少ないです。
幅広通路もありますが、南口改札とホームを結ぶエレベーターがありませんので、ご注意下さい。車いすで新幹線をご利用の場合は北口改札へお回り下さい。
左側には自動券売機(指定席券売機)があります。尚、JR全線きっぷうりばは北口改札側にしかありませんので要注意です。
南改札にも中2階コンコースがあり、設備も北口改札側とほぼ同等ですが、1階と中2階を結ぶスロープがありません。南口改札側はバリアフリー非対応です。
中2階コンコース左側には在来線との南乗換口改札があります。
 
 

 

北側中2階コンコースにある新幹線北乗換口改札です。
上写真は西を、下写真は北西を望む。在来線コンコース(北通路)より撮影。
自動改札機が8通路あり、左から3番目が幅広通路です。
左端は有人通路で、点字ブロック設置の車いす対応幅です。
左手前にICチャージ機が、少し離れた右後方に精算窓口(JR全線きっぷうりば)があります。『TOICA』で名古屋駅まで来てしまい、新幹線の乗車券をお持ちでない場合は窓口で処理を受けて下さい。
改札口の先は新幹線北口改札コンコースで、バリアフリーに対応しています。
 
 

 

こちらは南側中2階コンコースにある新幹線南乗換口改札です。
西を望む。在来線コンコース(南通路)より撮影。
近鉄(乗換改札あり)、名鉄(広小路口)、あおなみ線(太閤通南口)との乗換に便利ですが、バリアフリー非対応なのが難点です。
こちらは自動改札機が7通路あり、右から3番目が幅広通路です。右端は有人通路(点字ブロック設置・車いす対応幅)です。
右手前にはICチャージ機と精算窓口(JR全線きっぷうりば)があります。
改札口の先は新幹線南口改札コンコースです。
 
 

下り17番線に設置の吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDと思われますが…。
JR東海・新幹線の標準仕様で、下部にはJR東海のコーポレートカラーであるオレンジの矢印が描かれています。左が進行方向(新大阪方)です。
尚、東海道新幹線に駅ナンバリングは導入されていません。
また、名古屋駅は特定都区市内制度における名古屋市内駅なので、駅名標の右端には「名」マークがあります。
 
 

駅構造……高架駅(2階。南南東~北北西方向)。
配線………島式ホーム2面4線。  
  
番線は在来線の続番です。
左ホーム(東)は左から14番線・15番線の順でいずれも上り東京方面、右ホーム(西)は左から16番線・17番線の順でいずれも下り新大阪・博多方面です。
外側の14番線・17番線が主本線、内側の15番線・16番線が副本線ですが、全列車停車駅であり、着発ホームはランダムになっています(但し、上り列車は14番・15番、下り列車は16番・17番で固定)。列車の間隔が近接している場合は、先発列車が発車する前に反対側ホームに次発列車が到着する交互発着の場面が多く見られます。
また、車両で見えませんが14番線の左側には在来線ホームが並んでいます。
     
ホーム有効長……16両分。
ホームドア………あり(2016年設置)。
ホーム幅…………全体的に標準レベルですが、階段や売店などの構造物が多いため狭い印象です。
上屋(屋根)………全16両分に設置。 
ホーム上設備……ベンチ、飲料自動販売機、空調完備の待合室。
ホーム上店舗……食料・飲料・駅弁売店、キヨスク、きしめん店。14番・15番にはミニコンビニあり。
  
写真は15番線より東京方を望む。
 
 

こちらは15番線より新大阪方を望む。右から14番線~17番線の順です。
各番線には可動式ホーム柵(ホームドア)が設置されています。
右側は在来線ホームです。
 
 

 

上写真は上り14番線より、下写真は下り16番線より、いずれも東京方を望む。
こちらの東京方には渡り線がありません。
この先、名古屋市街を南下しますが、東海道本線との並走区間もあります。名古屋駅発車直後は中央本線や名鉄名古屋本線とも並走します。郊外に出ると進路を南東に変え、丘陵地に形成された大府市内の住宅地の中を突っ切ると田園地帯(刈谷市)に出ます。その後は住宅地の中も走るようになり、安城市に入ると東海道本線を跨いで三河安城駅へと至ります。
 
 

 

2枚とも上り15番線より、いずれも新大阪方を望む。各ホーム端には係員詰所があります。
こちらの新大阪方には内側の副本線間に両渡り線があり、その先には引上線が4線あります。さらに先でうち3線が1線に収束して単線になり、保線用線路(右)との単線並列で高度を上げて左へカーブし、下り本線を乗り越して住宅街の中を西へ進むと庄内川沿いにある名古屋車両所(「日比津基地」or「日比津電車基地」とも呼ばれます)へと至ります。保線基地も併設されています。
 
本線はこの先、前述の引上線を上下本線で抱き込む形で市街地を北上します。右側には東海道本線が併走し、名鉄名古屋本線も見ることができます。名古屋車両所への回送線が左へ分かれると庄内川を渡って清須市に入り、右手に清洲城が見えてくると東海道本線と分かれて濃尾平野の田園地帯の中を北西へ走ります。稲沢市~一宮市と進み、右手に名神高速道路が並走するようになると木曽川を渡って岐阜県羽島市に入ります。そして名神高速道路を乗り越して右から名鉄羽島線が接近すると岐阜羽島駅へと至ります。
 
 
あとがき  
下車(乗車)時・・・1999年、2003年以降多数          
 
学生の頃は新幹線が高嶺の花状態でしたが、社会人になって休みが少なくなると時間短縮のため、名古屋周辺乗り鉄の際はアクセス手段として新幹線を多用するようになり、それに伴い新幹線の名古屋駅の利用機会が増加しました。
新幹線は在来線駅の西隣に島式ホーム2面4線を有する高架駅で、高架下に駅舎があります。ホームは『のぞみ』停車駅の中では狭い方で、人が多いと移動もままなりません。駅西側(新幹線側)の太閤通口は「駅裏」に相当するものの、それを感じさせないほど市街地化されていて、人通りも多いです。夜も賑やかです。
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。東海道新幹線『のぞみ』で直行。 
大阪から・・・当日到達可能、日帰り往復可能。

       東海道新幹線で直行。在来線や近鉄でも2時間台で到達可能。
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり(駅構内、駅前にあります)
飲食チェーン店・・・あり(駅構内、駅前にあります)  
  
東京、大阪とも到達難易度はさほど高くありません。
東海道新幹線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は名古屋駅でも途中下車してみて下さい!
そして名古屋へ用事・観光の際はぜひ東海道新幹線をご利用になり、名古屋駅も観察してみて下さい!
 
(参考:JR東海のHP、Google地図、Wikipedia)