⛩【菊と稲荷】清高稲荷大明神という稲荷神。<後編> | 神仏広告代理店

神仏広告代理店

【菊と稲荷】

【菊と稲荷】の始まりの物語はコチラです→『プロローグ。』

 
 

<あらすじ>

 

『怖いと思われている稲荷の誤解を解いてほしい』 

 

その言葉と共に、六甲山の高取神社で

 

「神様」という存在に、接続してもらった私。

 

 

前からついていたという高野山の清高稲荷大明神さま

 

子狐眷属の姿も確認できるようになり、

 

奇妙な共同生活(?)が始まっていた。

 

 

 

***

 

 

 続きです。

『清高稲荷大明神という稲荷神。<前編>』

 

 

 

ということで、清高稲荷大明神の近くの『光海珈琲』にて、

 

ランチとケーキ(←食べ過ぎ注意報)

 

 

 

ここのアップルパイが美味しくて♡

 

熱いアップルパイにアイスが添えてあって、ツボなんです。

 

 

 

 

このアップルパイ、この日がリニュアル初日ということで!✨

 

 

 

菊「清高稲荷大明神さま、アップルパイが気になってはったのかな♪(モグモグ)」

 

子狐2「いつ食べても美味しいねー♡(モグモグ)」

 

子狐1「さ、食べたら戻ってミーティングだよー」

 

 

 

 

ランチも終えてのお参りが落ち着いた後、

 

私は管理人の上岡さん&カナさんと打ち合わせに。

 

 

 
 
オリジナルの授与品のことを話したり、
 
11月8日の大祭の話、その前の時期にもやりたい催しの話。
 
 
 
 
そんな中、清高稲荷社で見つかった
 
江戸時代のものと思われる古文書の話が出た。
 
 
 
それをこれから調査し、もしかしたら霊宝館に
 
置くことになるかもしれないということで、
 
その姿を拝見させて頂くことに。
 
 
 
 
 
その古文書には、別の稲荷神の御名が書かれていて。
 
 
 
 
 
菊「……これ、清高稲荷大明神じゃなかったんですね……(驚)」
 
 
 
以前拝見した時は、清高稲荷大明神の御神体?と思ったこともあり、
 
別の御名が書かれていることに驚いた。
 
 
 
上「はい。でも清高さんは絶対にいてはるんで!」
 
 
菊「そりゃそうですよ!
 
だって清高って、高野山を清めるって名前じゃないですか」
 
 
 
 
 
「高野山を清める」という……御名
 
 
 
 
 
 
 
菊「…………。」
 
 
 
 
 
実はそんな風に思った事はこれまでなくて。
 
とっさに口に出した言葉に、呆然とした。
 
 
 
 
 
その時に渡された言葉。
 
 
 
 
 
 
 
 
高野山を清め祓いし稲荷神
 
 
 
その神
 
 
 
清高稲荷大明神
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鳥肌が立った。
 
 
 
なんで今まで、気がつかなかったんだろう。
 
 
 
 
 
 
空海さんは、この仏教の聖地である高野山を祓い清め続けるために、
 
「清高」という御名の稲荷神を勧請されたんだ。
 
 
 
image
 
 
清高稲荷大明神の鎮座される場所は『蓮華谷』という場所。
 
 
 
そして蓮の花のカタチを表しているという
 
高野山全体の中心部にあたる。
 
 
 
 
 
蓮の花言葉は
 
「清らかな心」「神聖」
 
 
 
 
 
菊「全てが完璧に、ここにあったんですね……」
 
 
 
 
授与所から出て、本殿の前に来た。
 
 
 
 
菊「……清高稲荷大明神さま」
 
 
 
清高稲荷大明神(以下:清)「光が当たれば影ができるのは自然の摂理。
 
そこに存在するならば避けられない」
 
 
 
静かに、清高稲荷大明神の言葉が渡された。
 
 
image
 
 
清「でも逆方向からも光が当たれば……
 
いやもっと。全方位から当たれば、影はなくなる」
 
 
菊「………はい」
 
 
 
 
清「だから他とも繋がるのはいい」
 
 
菊「…………」
 
 
image
 
 
清「それは光を当てつつ、護りでもあるから」
 
 
菊「護り……」
 
 
 
 
清「全方位からの光と
 
全方位からの護り」
 
 
菊「それは他の神様と繋がることで、さらに輝いたり守られたり……
 
要するに、もっと強くなっていくということですか?」
 
 

 

 

清「そうだな。そして、全方位からの光は、逆も然り。

 

神に対してもそれはある」

 

 

菊「? 神様に対して?……ですか」

 

 

 

 

清「うん。ありがたい。

 

色々な角度からの信仰……信仰は光だからな。

 

それが当たると、神にとっての影のようなものもなくなっていく」

 

 

菊「……ご神威が上がる……ということですか」

 

 

 

 

 

清高稲荷大明神はこちらを見て微笑んだ。

 

 

 

 

 

清「今日はいい日だな」

 

 

 

 

 

この日、実は今の管理人さんファミリーが授与所を開け始めた当初から、

 

ずっと信仰を遠くからし続けている

 

【おやつ屋Meguru】の恵さんがご家族で参拝されていた。

 

 

 
 
本殿には恵さんの作られた美味しいベーグルが♡
 
 
 
 

清「繋がるのだな。

 

平和な証拠だ。笑顔が見られて嬉しい」

 

 

菊「ハイ。私もです♪」

 

 

 

 

清「姿を見ること。声を聞くこと。

 

目の前に来てもらえる事はやはり嬉しい事だ」

 

 

 

 

清「報告に来てくれたのが嬉しい。

 

この世はカタチに現す事が大切だから。

 

そのバリエーションをさらに豊かに、面白く、

 

掛け合わせながら唯一のものを作り出す中に喜びを」

 

 

 

 

恵さんは『七浜イケメンプロジェクト』という企画で、

 

東北を盛り上げようと、いろんなことを具現化させていらっしゃる。

 

その企画の日本手ぬぐいも、三方に奉納されていた。

 

 

 

 

 

清「その喜びは超えていく。

 

超えて伝わっていく。

 

私は今日は、久しぶりに "海" を見たよ」

 

 

 

 

 

菊「実は私の住む町にも海はあるのですが」

 

 

 

「伝わってくる海の濃さが違う(笑)」

 

 

 

 

 

 

そう笑った清高稲荷大明神。

 

「空海」という、

 

名前に「海」を織り交ぜた者に勧請された稲荷神。

 

 

 

 

菊「そうかー。空海さんはすごい濃い海を見せてはったんでしょうね」

 

 

image

 

 

 

 

高野山を清め祓いし稲荷神
 
 
 
その神
 
 
 
清高稲荷大明神

 

 

 

 

 

 

菊「私……清高稲荷大明神さまのこと、

 

全然知らないんだな」

 

 

 

 

と呟きながら、

 

今更気がついたシンプルな事柄に

 

嬉しくて嬉しくて、笑っていた。

 

 

 

《続く》

 

 

 

⛩【菊と稲荷】次のお話はこちら*

 
 
人気記事はコチラです♪
 
 

2018年冬の連載『コトシロヌシ』はコチラです。

 

【菊と稲荷】コトシロヌシ・1:届いたサイン

【菊と稲荷】コトシロヌシ・2:「えびす」という暗号。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・3:境界線の神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・4:海底のご神体。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・5:美保神社の響き。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・6:反響する祈り。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・7:大国主の御子神。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・8:鶏。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・9:神の魂を鎮める『えびす舞』

【菊と稲荷】コトシロヌシ・10:それは神の仕事だから。

【菊と稲荷】コトシロヌシ・11:ゆるぎなき御世の神。

 
 
***
 
image
『ホシヨミノミコト』Mikoto君と菊ちゃんの参拝企画♪
【菊とMikoto】

星語りリトリート in 星田妙見宮

 
日時*2019年4月26日(金)10:00〜(解散予定14:00〜15:00)
集合場所*JR星田駅
募集人数*10名→ 残6名
参加費*6,000円(交通費・飲食費は各自負担)
 
参加者募集中です。お申し込みはネットショップ『神仏広告代理店』
 
 
***
 
 
☆『清高稲荷大明神・親善大使』にして頂きました☆
 

 

現在、本殿にて清め祓いして頂いたカードを、社務所の開いている日に頂けます。

 

清高稲荷大明神blogはコチラです♪→【高野山】〜清高稲荷大明神〜

 

 

***

 
 
『三輪惠比須神社』さま☆公式フライヤー等、作成させて頂きました。
 
image
 

現在、本殿にて清め祓いして頂いたカードを社務所にて頂けます。

 
女子神職さんのblogはコチラです♪→『三輪恵比須神社 ご神木に♥な女子神職』
 

 

***

 

 

『尼崎えびす神社』さま☆公式ポスター等、作成予定。
 
image
 
巫女さんのblogはコチラです♪→『幸せ 尼崎えびす 巫女さん日記』