日記「今日見た映画 2014」29『マレフィセント』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『マレフィセント』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2014年/アメリカ映画/97分
監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー/シャールト・コプリー/エル・ファニング/サム・ライリー/イメルダ・スタウントン/ジュノー・テンプル/レスリー・マンヴィル/ブレントン・スウェイツ/ケネス・クラナム/ハンナ・ニュー/イゾベル・モロイ/エラ・パーネル/ヴィヴィエン・ジョリー=ピット

■2014年 劇場公開作品 29本目

■第3稿 2020年 7月28日 版

見た理由は、「徹底した生き様の女」達が見た話をしてたから。「俺にとっちゃ… 少尉は まぶし過ぎるんだ 世界が違うんだな」となる、『アナと雪の女王』『ベイマックス』系の映画を見るのは、僕には「覚悟」が必要だった。

何とか「覚悟」を決めれたのは恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンジェリーナ・ジョリー」が出てたから。この時実は「エル・ファニング」を知らなかった。見終わってから調べ、あの恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ダコタ・ファニング」に、「妹」がいたことを思い知った。

この頃「妹」の「エル・ファニング」は、僕が「崇拝」する「姉」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ダコタ・ファニング」に、「絶対勝てない」と思った。実際『マレフィセント』の時の「エル・ファニング」は幼く、まだ “ダイナマイト・ボンバー・ギャル” ではない。

だが「2016年」『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を見て、この「暴言」を「謝罪」しなければならなくなった。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” に変化した「妹」「エル・ファニング」に「時間が止まった」。今は恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” へと変化した「エル・ファニング」を見て、これからはちゃんと「エル・ファニング」の映画も「確認しなければならない」と、「反省」してる。

見終わってから調べ、「ディズニー映画」『眠れる森の美女』の「リメイク映画」だと知った。だが「うっすら」ある子供の頃の記憶に、『眠れる森の美女』ってこんな話だったっけ? となり、「同じ話」に見えなかった。『眠れる森の美女』の方を調べたらやはり「かなり」違ってて、「魔女」「マレフィセント」の視点から新たに創作した映画だと知った。

初めて見た時「かなり」本当に「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと振り返る最近、「かなり」極限のくそリアリズムな『マレフィセント』にビビって震え上がった。「ちゃんと」見えてなかった自分自身に、「震撼」「驚愕」「絶句」。

初めて見た時「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」のかもしれないが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「エル・ファニング」が、「父親」「シャールト・コプリー」が死んだの見ても何も感じてない様子が「絶対納得できない」と思ったのかもしれない。

だが「今」見直してみると、『ヒミズ』とか『パッション・ベアトリス』とか『二代目はクリスチャン』とか…………、人間の道を踏み外した「親」は「かなり」「現実」にいる。人間の道を踏み外した「父親」「シャールト・コプリー」の最期が、「因果応報」でしかなかったように見えた。『パッション・ベアトリス』では、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリー・デルピー」が、「全裸」で「父親」に「強姦」された。「親」の死が絶対哀しいということがない「真実」も、極限のくそリアリズムに見えた。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「アンジェリーナ・ジョリー」「マレフィセント」が、血の繋がった実の「父親」より、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「エル・ファニング」を「愛した」「オチ」に、ビビッて大きい方を漏らしてしまった。

人間の道を踏み外した「父親」「シャールト・コプリー」が、『グラディエーター』の「コモドゥス」に見えた。「シャールト・コプリー」や「コモドゥス」のような歪んだ人間が「権力」を手にしたら、国が滅ぶという「教訓」にも見えた。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「エル・ファニング」が王国を引き継ぎ、「世界平和」となった最期が、『ヒミズ』のように、人間の世で、「悪人」の子が「悪人」になるとは絶対言い切れない「教え」にも見えた。

「ディズニー映画」『眠れる森の美女』の「リメイク映画」のはずだが、何か「かなり」「凄かった」。




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画像 2017年 4月