日記「今日見た映画 2014」24『ベイマックス』 | やりすぎ限界映画入門

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■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ベイマックス』
☆☆☆☆★★[90]

2014年/アメリカ映画/102分
監督:ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ
声の出演:スコット・アツィット/ライアン・ポッター/T・J・ミラー/ジェイミー・チャン/デイモン・ウェイアンズ・Jr/ジェネシス・ロドリゲス/ダニエル・ヘニー/マーヤ・ルドルフ/ジェームズ・クロムウェル

■2014年 劇場公開作品 24本目

■第3稿 2020年 8月1日 版

この時僕がバイトしてた店で、「20年間」もいれば「最年長」なので、『インファナル・アフェア』の「ヤン」のようになって当然、僕は「サムの組織」での「トニー・レオン」と「殆ど同じ位置」にいた。

だが「現実」は映画と違い、僕が一緒に働いてた後輩は「キョン」のような若者ではなく、「女子大生」「女子専門学校生」達ばかりだった。「徹底した生き様の女」と出逢って「下僕」となったのも、まさにこの時だった。

この時自分の「正体」が「潜入」であることを、誰にも話すことができなかった。「就職する気がない本心」を明かせば、職を失う可能性があった。「休みの日に何してる?」と質問され、「答えられない」のは、自分の「正体」が「潜入」だとバレる「危険性」があったのと、これだけ知ってる映画の話をしないのには無理があったので、「逆に」、映画の話しかしないことで、「女にモテない映画ヲタク」に「なり切る」しかなかった。

この時一緒に働いてた「徹底した生き様の女」の「友達」で「後輩」、「女子専門学校生」の「Y奈」に、「D.B.G.さん本当に映画詳しいんですか?」と聞かれた。「俺は映画のことしか知らない」と答えると、「Y奈」に「映画に詳しいのに何で『ベイマックス』知らないんですか?」「何で『ベイマックス』見てないんですか?」「全然詳しくないじゃないですか」「嘘つきじゃないですか」と突っ込まれた。

「Y奈」に『ベイマックス』を知らなかったことを「大したことないですね」「全然ダメね」と言われ、『ベイマックス』を見る以外、「Y奈」から「人間の信頼」を回復する方法、「嘘つき」の「汚名」から逃れる方法の「選択肢」はもはやなかった。

「3年前」何か「よほど辛いことがあった」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」だったんじゃないかと「最近」「思い当たること」で、『ベイマックス』も、「冷静」に見れてなかったことを「また」思い知った。

『ベイマックス』の映像が、殆ど「実写」である真実を思い知った。登場人物が「絵」なだけで、背景の「極限CG」が「実写」にしか見えない真実に「震撼」「驚愕」「圧倒」「尊敬」「絶句」。「現代のアニメ」がもはや「実写」である極限のくそリアリズムを、僕は「Y奈」に「教えられた」。「Y奈」がいなければ、「現代のアニメ」の「真実」を今も知らなかったかもしれない。「今」もまだ「反省」してる。

かなりの極限のくそリアリズムな話が見えてなかった。「仕返し」「復讐」してはいけない。人間を「殺す」のではなく「救う」ために作られた「ベイマックス」が、「ちゃんと」見えてなかった。「兄」の想いが「弟」に伝わる凄い話だった。最期「ケアに満足ですか?」と聞くのは「泣かし」かもしれない。「カード」が残ってたのも「凄かった」。

「普通」に「確実」に「泣かす」『ベイマックス』を見て、「女子がアニメしか見ない気持ち」を、『アナと雪の女王』のごとく「これでもか」と思い知らされたのはもはや言うまでもない。


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画像 2016年 8月