自然と何度も目や耳に入ってくる言葉
(あれ！？ まただ…）
と しばらく心に引っかかる言葉
私はそういう言葉がとても気になります
そんな時は
「見聞きした文脈からわかることだけじゃなく
その言葉の中に大切なことがあるはず」
とタロット・オラクル７種類の中からカードを引いて
カードの絵を見て感じることから整理してみます
今回 気になった言葉は
「きれいごと」
ドラマのセリフで
テレビ番組のインタビューで
立て続けに聞いて気になりました。
セリフでは
「きれいごとじゃない」
「きれいごとを言うな」
インタビューでは
「きれいごとではなく」
などとどれもきれいごとを否定する文脈で
それも気になったのだけど。
まず きれいごとの言葉の意味を確認
ドラマのセリフやインタビューの
「きれいごと」
で私が感じたのは上記の意味にあった
見かけ 体裁 うわべ 表面上
などの言葉からしても
本当のことを覆って
実際よりもキレイに見せようとする
そんなイメージ。
でも ドラマもインタビューも
きれいごとを否定していたので
「何も隠すことなく そのままを見せる」
という意気込みがあったと思えます。
さて では今
「きれいごと」
で気づくべきことはなにか
カードの見解を見てみましょう。
まず１枚目
荒野にどっしりと立つサボテン
そのサボテンと一体化しているような
長老のインディアンの酋長
サボテンには羽根の付いた杖がかけられ
根元には太鼓と２つの花があり
彼は遠く彼方をじっと見つめています
このカードのキーワードはズバリ！
見極め
冷静に物事を正確に見極める力の発揮を促します。
現実的にはある出来事について
この酋長のようにこれまでの自身の経験を活かし
見定め 選択し
決断することがある
そのような状況がある方がよく引きます。
酋長が遠い目をしているのが注目点で
彼は実際に目に見えることだけでなく
感覚 感性 経験値など
目に見えないものも取り入れて
今後 最良の策となるよう判断しているのね。
彼の持ち物と思われる羽根の付いた杖は
これまでの経験の象徴
根元にある太鼓は聴覚
５つに分かれたサボテンは五感を表し
２つの花は見えないものをキャッチする感性
そんな風に感じて。
「きれいごと」に当てはめると
彼のような
どっしりと落ち着いていて冷静で
感覚的にも鋭く優れ
豊富な経験をしてきた人には
「きれいごと」は通じないでしょうね。
本当の所がわかって
そんなのすぐに見破られてしまうから。
言葉っていくらでもきれいに飾ることが出来て
事実を違うものに変えてしまうし
本当の所を知らない時には
飾ったまま受け取ってしまうこともある。
だけど 理論で説明出来なくても
「ん？ なんかそれ 違ってない？？」
と感じるセンサーが人間にはある。
インディアンの酋長ほどではないとしても
感覚 感性は全ての人に備わっているし
経験値でその鋭さもどんどん高まる。
「きれいごと」かどうか
自分が何かを見聞きする時も
自分が言ったりしたりする時にも
本当の所と合っているかどうかを見極める
その判断力 経験の積み重ね
感覚感性を磨いておくこと
が大事ですね。
では もう１枚
自分の羽根で身体を覆っている天使
羽根も身体も薄汚れているので
彼女はこれから自分を綺麗にするようです
これは「きれいごと」を具現化したように見える。
天使は綺麗な羽根（きれいごと）で
自分を覆っているつもりでも
はたから見ると全体が薄汚れていて
かえって不自然なんだよね。
このカードの名前は
「Detox デトックス」
不要なものを外に出しましょう
自分自身を守りましょう
と浄化する必要がある時によく引きます。
「きれいごと」ってそもそも
そのままの 本当の所を
見せたり認めるのが怖くて
隠すのが目的なんだよね。
そのままの本当は
醜かったり 悪だったりして
非難や批判を浴びる可能性があるから。
そういう保身で自分を守ろうとするけれど
「いやいや 守り方が違うよ！」
とこのカードは言いたいのでしょう。
結局 覆って隠そうとしても
この天使の羽根や身体のように
醜悪は醸し出てしまい
どうしても薄汚れて見えてしまう。
そして 薄汚れていることを
１番よーくわかっているのが自分で。
たとえ きれいごとで外をごまかせたとしても
この薄汚れがずっとあるのは自分がキツイ。
だから 天使の彼女もデトックスして
きれいにすることに決めたのね。
現実的になにか醜悪な事が発覚する時
それを自ら打ち明けたか
他から暴かれたか
その後の印象でも違ってくる。
「自分が間違っていた」と認める潔さや
「自らきれいにしよう」とする改心は
たとえ醜悪な事態が元でも
良い印象に変わっていくものね。
１枚目の人間に備わっているセンサーは
そのような機微もしっかり捉えるだろうから。
どちらのカードも
ハッキリとは目に見えないものに対して
のことを言っている。
１枚目は目に見えない違いをどう見極めるか
２枚目は目に見えない薄汚れにどう対処するか
それには感覚的なものや経験が必要だと。
１枚目の酋長は耳の部分をサボテンに覆われ
２枚目の天使は目をつむり
翼で何かを遮断しているようにも見えたことから
必要のないものを見聞きしないようにする
外からの情報を閉ざす
は感覚を研ぎ澄ませ
自分で見極め 判断 対処するためにも
大事なのでしょう。
そして 共通して感じたのは
そのままの 本当の所を 守りたい気持ち
間違っていても
合っていなくても
醜くても
悪でも
酋長は「まあ そんなこともある」
天使は「私も薄汚れてたことあるわよ」
なんて言ってくれそうで
大きな包容力を感じたから。
私自身「きれいごと」はこれまで
日常会話で使った覚えはないのだけど
もし 今後使いたくなる時があったら
しっかり見極め 対処して
隠したいこともまるっとひっくるめ
酋長や天使のように言えるようでありたいな。
以上「きれいごと」のリーディングでした。
下記も参考にどうぞ。
以下はカードリーディング例です
「自分にとって大切なこと」を受け取る練習や
直感のお試しとしてご利用ください
タロット・オラクル７種類
オリジナルカードメッセージ
３枚の中でパッと見て
気になるカードはどれですか？
直感で選ぶ三択メッセージ
何度も見聞きした言葉を
２枚のカードでリーディング
今 気になる絵のカードはどれですか？
質問に従って１枚のカードを読む練習
１枚のカードを直感で読んでみよう