前回の続きです。

 

 

キマリってなんだろう?(1)

 

 

 

 

 

 

幼い頃からを思い返してみると 

私はたくさんのキマリの中で

育ってきたんだなぁと感じます。

 

 

 

保育園では 

お歌を歌ってキマリを覚えました。

 

 

「ごあいさつ」のお歌 

「いただきます」のお歌 

「ごちそうさま」のお歌

 

 

「せーんせい みーなさん さ~よ~な~ら~♪」

 

とか今でも仕草付きで覚えてる^^

 

 

 

小学校では

 

廊下を走ってはいけません

廊下は右側を歩きましょう

 

と壁に張り紙があって。

 

 

 

中学は 

男子が学ラン 

女子はセーラー服

だったのだけど

 

男子が詰襟のカラーが割れて

 

「割れた所が首に当たると

 すげー痛いんだ」

 

と言っているのを聞いて

窮屈そうだなーと思ったし

 

かわいく見える

セーラー服の下に着るシャツが

まったくかわいくなくて 

女子はみんな 

ぶーぶー文句言ってたけど

 

それも校則という「キマリ」で仕方がなかった。

 

 

 

高校は公立で 

かなりゆる~い校則だったので

通学カバンも 上着も 靴下も

何でもOKだったけれど

 

息子が通った学校は私立で 

通学カバンやコートは学校指定のもの 

女の子は靴下も校章入り。

 

 

娘は私と同じく公立高校で

ゆるい校則で。

 

時代が変わっても

私立と公立の校則は

あまり変わらないみたい。

 

 

 

 

 

 

お歌を楽しく元気に歌い

廊下の右側を歩き

不満がある制服を着て

学校が違うと校則も違う

 

ということに

 

「だってそれがキマリだもの」

「キマリだから仕方がないよね」

「キマリは守って当たり前」

 

と暗黙の了解の元 生きてきました。

 

 

他のたくさんのキマリにも

一瞬 「?」 と思うことはあっても

深く考えたことって ありません。

 

 

 

お国が違うと

法律も違うけれど

結婚制度とか 税率とか 治外法権とか

 

日本と違っても

「ああ そうなんだ」

と すんなり納得している。

 

 

日本では問題と取り沙汰されて

法律上 罪になる不倫も

一夫多妻制の国では

問題でもなんでもないのよね。

 

 

 

「キマリは守るもの」

 

「キマリは正しい」

 

としていたけれど

そもそも そのキマリ 

自分が作ったものでも

決めたものでもなくて。

 

 

知らず知らずのうちに 

たくさんの「キマリ」が自分の中に入っている。

 

 

 

多くの「キマリ」で生活が安全に守られ

幸せの恩恵にあずかっていることも確かです。

 

 

 

だけど 今回 

映画と友人のお父さんの死

 

命に関わる医療的な「キマリ」に触れて

立て続けに 「?」 となりました。

 

 

 

命の瀬戸際で

 

・大切な人に会えない

 

・大切な人にしてあげたいことがしてあげられない

 

・大切な人がどんなに苦しんでいても楽にできない

 

 

3つ目の項目は 

その後 親友の彼女からのメールで

改めて知ったことです。

 

 

亡くなったお父さんが最期の4カ月間 

1滴の水も飲めず

延命の管を外してしまう恐れがあるので

手足が拘束状態だった と。

 

 

もうね

 

何も言えない気持ちになりました。

 

 

 

看られる方も

看る方も 

どちらの立場も辛い

 

 

そんな「キマリ」って

なんなの? 

 

と。

 

 

 

 

 

命の尊厳はもっともだと思うので 

扱いが簡単でないことはもちろんわかります。

 

 

延命治療については 

患者が死に至った時 

後で家族から訴えられることがあり

 

そのことを恐れる医師や病院が多く 

延命治療自体を断る場合がある 

ということも調べてみて知りました。

 

 

 

親友の彼女やお父さんの繊細な気持ちは

「キマリ」のずっと下に追いやられてしまい 

くみ取られる余地さえ

なかったのかもしれない。

 

 

お父さんが亡くなられた時

 

「楽にしてあげられて ほっとした」

 

と言っていた彼女。

 

 

私はさらに悲しい気持ちになりました。

 

 

 

学校が 病院が 国が 違えば

 

「キマリ」は違うんだよね?

 

 

同じ日本人でも 

地域によって 

自治体によって 

家庭によっても

 

やっぱり「キマリ」は違うよね?

 

 

 

それなのに 

 

「これが正しい」

「あれは間違ってる」

 

と善悪正誤の争いになること 

 

あるよね?

 

 

戦争は国と国とのその争いで。

 

 

 

 

本当に

 

キマリってなんでしょうね?

 

 

 

 

つづく

 

 

キマリってなんだろう?(3)

 

 

 

 

(緑)パワーオブフラワーカード 26 

Saguare Cactus サワロサボテン

 

父性 伝統 洞察 選択 

 

あなたは 受け継ぎ 引き継ぐ

お役目があるようですね

 

今必要なのは

じっくりと物事を見極める力 洞察力

そして大切に守るべきものに対する選択も

 

古の教えの源を尊重しながらも 

時代の流れに則って

変化させることがあるかもしれません

 

今まで信じてきたことを

違う意味で解釈出来ることにも

今のあなたはきっと気づけるでしょう

 

毅然と守りながら

柔軟に対応するイメージで進みましょう

 

 

 

 

(紫)タロットカード 11 THE JUSTICE 正義

 

ジャッジ つりあい バランス 調和

 

「これはつりあっている 正しいことだ」

 

外側の人や起こる出来事を自分の思いで計り

人は自分の心の中の天秤で物事を見て

つねに評価や判断を下しています

 

つりあっていれば 感情的にも平衡に保たれ

つりあってないと 重い怒や哀を感じて傾く

 

この天秤は人それぞれ 違います

 

なにを良い悪い 正しい間違いと感じるか

同じ場面を体験したとしても 喜怒哀楽 

もっと微妙に感情も違う反応をします

 

自分の正義の剣で対象を成敗するのではなく

相手の天秤を慮り自分の心に目を向けましょう

 

 

~ たまゆら占いより ~