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穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

本日はわたくしの誕生日なので、ちょっと久々、自分のためのBAND-MAID記事(笑)。いやもう、自虐は書き飽きたし(笑)。

 

 

 

 

今宵は、ここ最近お気に入り度が増しマシ状態の"Bubble”。

前から好きだったけど、改めていいなあ~って。

 

ベースとなっているのはオールドスクールなロックなのだが、そんな一言では片づけられない楽曲構成の妙が光りまくっている。まあよく練られてるというか、才能とセンスのたまものというか。

 

彩姫のヴォーカルの表現力、歌波のブルージーなギターワーク、そして茜の変幻自在なドラムの気持ち良さ、といったところが特に個人的ツボだが、あとはMISAが寝っ転がってベースを弾いてるシーンがセクシーでいいね~。

 

 

 

 

この曲が収録されている2019年のアルバム「CONQUEROR」。

「ロック・アルバム」としては一番の気に入りではないけど、「音楽」としての幅広さ、完成度は凄まじい。間違いなく名盤。

 

 

 

関係ないけど、世界的にフィジカルCDが滅亡傾向な昨今、名「盤」っていう言葉は死語になっていくんだろうか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以下余談。

 

14日の夕方、少し早めのお誕生日祝いということで、奥様とめっちゃ久しぶりに焼肉屋に行ってきた。

 前から評判を聞いてた近所のお店だったが、やはり美味し!当たりだったー。

 

 

 

 

あと、「娘」が父の日兼お誕生日祝いのメールをくれた。優しい娘やなあ(泣)。これらでもうしばらく乗り切れるな~。

 

 

 

 

 

 

古ネタを投棄~。

 

 

 

これを最初に見つけたのは、2010年1月4日のこと。

場所はこちら。山陽電鉄別府(べふ)駅の直下も直下、めっちゃアプローチしやすい場所。

 

この日は新野辺橋梁を潜るためだけにここまでやってきたのだが、思わぬ発見で嬉しかった。

 

 

 

 

 

まあこれが最初の出会いで、もう行くこともないと思ってたのだが、2017年9月20日に仕事でまた別府駅に降りたつことに。そうなると、お変わりないかどうかをやっぱチェックしますわな。

 

前回写真と同じ北側より…

接近できない環境も含め、以前とほぼ変わりない様子だった。

 

 

 

 

 

ズーム。

一枚目写真との間違い探しみたいな(笑)。お変わりなく安心。

 

 

ところで、前回からの7年半の間に多少の見識を蓄えたわたくし、改めてその特徴を認識した。これはここ以外でも見られるものではあるが、坑門上部が水平でなく斜めになっていることがわかるだろう。

 

二枚上の引きアングルなら伝わるかもだが、この暗渠、実は線路に対して斜交しているんですな。

 

 

斜交する煉瓦暗渠といえば、いわゆる「ねじりまんぽ」がよく知られている(どこの世界で?・笑)と思う。

ちなみに拙ブログでこれまで記事にした「ねじり物件」は、第272号橋梁六把野井水拱橋車場川橋梁円妙寺橋梁狼川隧道兵田川橋梁と(たぶん)六件あるので、ねじりまんぽをご存じない方はこれらを参考に見ていただきたい。

 

 

ただ、斜交するものすべてがねじりまんぽになっているわけではない。むしろ「じゃないもの」の方が多く、そうした「斜交しているけどねじりではない」物件の特徴が、ここのような「斜めになった坑門上部」なのである。

 

 

ねじりまんぽは、上から見たときに坑門と線路が平行に位置しているのに対し、こうしたねじりじゃないものは、坑門自体が線路の方向に対して斜めとなっている。なので、法面の勾配に合わせた角度で、坑門上部が斜めになっているわけだ。

 

 

 

 

 

まあ文字で読んでてもサッパリかと思うので、参考写真として甲大門西橋梁。記事にはしてないけど。

これと見比べていただくとよくわかると思う。坑門はあくまで線路と平行でアーチ橋の中心軸が斜めになっているので、アーチ環の端部もこのように鋸歯状に段差ができる(ツライチのものもあるけど)

そして坑門上部は、線路と平行ということは法面に対しても平行であるため、上部に角度をつける必要はなく水平。

 

 

 

まあ、写真で見てもサッパリかもしれんけど(爆)。

 

 

 

 

 

さてこちら、線路南側より。

こちらはご覧のように至近で観察できる。

 

 

 

 

 

しかし、

立ち入れないようになにやら張ってあった。

 

ご心配なく。わたくしスーツ姿なんで無理(笑)。つうか、この場所であそこに入り込むのは相当なメンタルを要求される。

 

 

 

このあと神戸へ移動し、仕事終わりにはねっこ橋を堪能。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

 

曲名的には、まさに今ジャストタイミング!な、さだまさしさんの名曲、「つゆのあとさき」を。

 

姉がさださんのファンで、わたくしも幼少の頃より耳にして育ったから、かれこれ半世紀近く前から親しんできたことになるなあ。

 

 

 

先日のある記事タイトルで「後先」というワードを使ってからふとこの曲を思い出し、そっから脳内リフレインが止まないので…といういつものパターンで、季節もピッタリだし、じゃあもう記事にしなさいよ、という流れ。

 

 

 

まあとにかく、

楽曲はもちろん、さださんの書く繊細で美しい日本語の歌詞も本当に好きで。この「つゆのあとさき」も複数の解釈ができる歌詞だが、とにかく言葉が美しい。

 

 

 

この曲が収録された1977年のアルバム「風見鶏」は(も)、とにかく名曲揃いで、多感な少年時代に耳にしたからというのもあるだろうが、なんか神がかっていたようなというか、子供ながらに「どれもすごい曲だな~」と感嘆していた記憶があるな~。

 

 

 

 

ませたガキでしたな(笑)。


 

2018年1月3日に敢行した、年頭奈良遊撃。この日のネタで記事にしているのは、奈良県道28号日の森峠不通区間探索伐田橋(仮)

 

今宵ご紹介するのは、この日最後に通りすがりに見つけた物件。これが異形だった。

 

 

 

タメなく、ドン。

スッキリとした細身の橋だが、ものすごく違和感を感じて緊急停止。場所はこちら

 

 

 

 

 

最初の一瞥では、「え?ボウストリングトラス!?」ってなった。

確かに上弦材がカクカクしてはいるが、トラス構造じゃないからそうは呼ばないな。

 

じゃあなんという形式なんだ?とか思いつつも、

 

 

 

 

 

強烈な「違和感」の正体を見つけて、思わず絶句。

 

吊り橋でもないのに、

なんで耐風索があるのかねキミぃ

 

 

 

 

 

これは他の橋での参考写真だが、

耐風索とは、端的に申せば、横揺れや捻じれを抑えるための、吊り橋に特有の構造物…

だと思ってたのに。

 

衝撃だった。こんな橋を他にご存じの方はおられるだろうか?

 

 

 

 

 

ただこの橋、

業務用の橋ゆえに渡れないのだった。…銘板が潰れて見えないな。

 

 

 

 

 

お名前がちゃんと掲げられていて、

「島谷管理橋」。そしてその下には「水資源開発公団」と。

 

じつはここ、室生湖への導水を行う「島谷水路」の取水地点であり、その付帯設備としての橋であるがゆえに、「管理橋」なわけだ。

 

 

 

 

 

ゲートの上から一枚。

あそこ、気になるなあ…この写真だと中央最上部に写ってる部分。

 

最初の二枚の写真だとより分かると思うのだが、ああいう細かいところも非常に気になる。

 

 

 

 

 

二枚目写真で橋の向こう側に写り込んでるこちらが、

「島谷水路」始まり部分だ。

 

 

 

 

 

最後にもう一枚。

結局のところ、これはどういう形式なんだ?実態としては補剛アーチ橋に該当するのかと思われるが、そもそもこのボウストリング的にカクカクしたこの上弦材をアーチと呼んでいいのか?

上弦材、桁ともに華奢であり、さらに剛性の期待できないエキスパンドメタルの床版であるがゆえに、耐風索を付加しているということか。

 

なんにせよ、大勢が渡ることのない、業務用の人道橋だからこそ可能な形式であると思う。

 

 

 

うむう、気になりすぎる橋、島谷管理橋。ザッと調べてみたが、これ単体で採り上げている変態は未だおられない様子。ならばわたくしがやらねばなるまい、と、こうして記事にしておいた。

 

 

 

まあ、誰も興味ないんだろうな(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

【前回】より続く。

 

 

 

皮肉なことに、

ここへ来てセンターラインが登場。ニクイねえ、わかってるねえ(笑)。

 

しかしながら(写真左下に写り込んでいるように)「ゆめみる」からすぐに、もう明確な「兆し」が…。

 

 

 

 

 

センターラインが現れたのにもかかわらず、

浸食された路肩と、波うちひび割れた路面!

 

「ゆめみる」の入り口にあったやる気のない「通行止」。やはりこの道は使われていない。にもかかわらず、ビシッと通行止めにしないのはなぜなんだろうか。いや、わたくしは嬉しいんだけど(笑)。

 

 

 

 

こことか普通に、

「徐行」ってなってるし。

 

 

 

 

 

さらにその先、

またようわからん…。

 

 

 

 

 

けどやっぱり、

通ってもいいようだった。

 

 

 

 

ここを過ぎると、

ちょっとしたストレート区間。しかし、そこはかとなく漂う「気配」は隠せない…。

 

 

 

 

 

また狭まってきて、そして左カーブ。

その先で…。

 

 

 

 

 

予想されていたとは思うが、

サドン・デス。いきなりの終~了~。

 

 

 

 

 

まさに未成道あるある、

惚れ惚れするほど鮮やかなぶった切れっぷりだった。

 

 

ここでようやく地図を。現在地はこちら

マピオン地図だと、ゆめみるとんねるが何故か「ひめみるとんねる」と誤記されていて、キラキラネームを超えてもはやカオスとなっている(笑)。

 

 

かねてから、ここのぶった切れっぷりを地図で見て気になっていたもので、これは間違いなく未成道でしょうと。

 

 

 

 

 

ふたつのトンネルだけは事前にネットで見ていたが、道そのものは初見であり、

期待に違わぬ「ザ・未成道」だった。この先に一切道の気配なし。

 

 

 

 

改めて調べてみて判明したこの道路の名称は、「九度山町道44号線」

果たしてこの道路がどのように生まれ、そして未成となっているのか。その事情を過不足なく知れる資料を発見した。


それは九度山町民に向けた議会レポートである「くどやま こんにちは!議会です」第111号(令和3年5月1日発行)、議員による一般質問とそれに対する町長答弁の中にあった。

 

山下晴夫議員の質問はまさに「町道44号線について」。以下にノーカットで書き起こしておく。

 

 

(質問)

昭和54年、国交省が「紀伊丹生川ダム」の建設の準備を進め、平成9年に「紀伊丹生川ダム建設事業審査委員会」が設置され、ダム建設のために動き出しましたが、その年の1月に「ゆめさきトンネル」が完成し、2000年3月には「ゆめみるトンネル」も完成しています。

このことから考えるとダム建設のためのトンネルではなかったと思われますが、道路建設の理由をお尋ねします。

 

(町長)

町道44号線については、老人福祉施設とゴミ焼却場の建設とそれらを利用するための道路として工事を行い、ゆめみるトンネルから奥720mまでは事業区間の終点で事業を完了しています。

 

(質問)

ダムの中止が決まったのは2002年5月16日になっていますが、この工事が終わったのも2002年頃と聞いています。何らかの関わりがあったのかお尋ねします。

 

(町長)

当時は、紀伊丹生川ダム建設の計画がありました。ダムの付帯設備として国道371号線の付け替え計画があり、2期工事として、国道371号線と町道44号線を繋げる計画をしていましたが、ダム建設が中止となったため、2期工事が廃案となったものです。

 

(質問)

44号線については、過去にも度々質問があり、「本町道の必要性は高い」とあります。今現在の進捗状況と方向性はどうなっているのかお尋ねします。

 

(町長)

県道の代替路線として県事業で実施するよう県及び県議会に要望を出していますが、現在までよい回答をもらっていません。町での事業が可能かどうかについて検討を考えております。

 

 

以上が質疑応答の全てだが、わたくしの知りたかったことも全てこの中に含まれていた。と同時に、いくつかの新たな疑問が生じた。

ひとつは、2期工事として見込まれていた、付け替え国道371号との接続について。町道と国道、それぞれどのようなルートが想定され、どこで接続する予定だったのか。これはまだ調べていない(たぶんこのまま調べない可能性大・笑)。

 

もう一点、なぜダム建設が中止となったのか?これは別途調べた(笑)。要するに、水需要の縮小、建設予定地の地質不良、そしてコスト抑制が期待できる代替案の存在、という複合的要因によるところのようだった。まあ至って「健全な理由」で事業中止となった印象ではある。

 

 

 

 

まあとりあえず、

「事業区間の終点で事業を完了」した姿がこれだということだ。

 

しっかり「完了」って言っちゃっているのと、最後の回答で「町での事業が可能かどうかについて検討を考える」って表現、要は町としてはやる気はないですよ、と同義だと読めるんだが、それは意地悪な見方?(笑)

 

 

とりあえず、今のままだと何の役にも立たない道路だが、南側の丹生川沿いをゆく県道102号宿九度山線は確かに比較的狭小かつ屈曲しており、また生活道路でもあるためにそれなりに交通量があるので、この町道44号を国道371号までつなげば一定のメリットはあるかも。かつ橋本市と跨ってもいるので、確かに県の事業としてやってほしいという町長の立場はわからなくはない。

ただ、R371もまあまあの酷道なので、ダム計画にあった通りこれも併せて整備しないと意味がない/費用対効果には見合わない、という判断なのかなやっぱり。知らんけど。

 

 

 

 

 こうした背景を知ると、浮ついた名前のトンネル…いやとんねるがなおさら悲しい。


つうわけで、夢の先には黄泉の国があったという戦慄のストーリーでありました。

 

 

 

 

 

戻りの「ゆめみる」。

夢も希望もない感じだけどな~(笑)。

 

 

 

 

ここで、一本の動画をご紹介。わたくしチャンネル登録している「和旅チャンネル」さんがここを採り上げられたものだ。

サムネ画がわたくしの写真とほぼ同位置(笑)。この町道44号の衝撃的メリハリがよくわかるので必見ですぞ。

 

和旅チャンネル」さんは和歌山を中心に、道路趣味者にも、そうでない人にも興味深い動画を精力的にアップされていて、楽しませていただいております。ご興味ある方は是非ご訪問あれ~。

 

 

 

 

 

 

 

最後におまけ。

 

 

同じ町道44号線だが、ここはゆめさきとんねるの手前(場所こちら)。

ここに

このようなカルバートが。

 

 

 

 

 

航空写真で見ていただいた方がよくわかるんだが、

この上を跨いでいるのも、未成道路…のような気がする。町道44号建設時に既存の小道を渡す目的で架けられたにしては、幅員が立派過ぎるからね~。

位置的に、もしかしたら県道118号高野橋本線の未成バイパスだったりして?

 

 

 

 

 

それを認識した上で見ると、

よけいに空虚な印象を受ける。向こうには「ゆめさき」。

 

 

 

 

 

なぜだか、この上に登って確認することはしなかった。

まあ実質この日朝一発目の物件で、まだまだ行きたいとこてんこ盛りだったから割愛したんだろうが、このくらいささっと見に行ってもよかったな~。

 

 

 

 

 

以上、ゆめ半ばで潰えた哀れな九度山町道44号線のご紹介でした。