2018年1月3日に敢行した、年頭奈良遊撃。
遊撃と言いながらも、実は唯一確固たる目的地があった。それを新年一発目のネタとして、拙ブログでは異例の(笑)翌日アップにてお届けしようと思う。あ、でも大して内容ないんで期待しすぎないように(笑)。
ちょっと、雰囲気あるでしょ(笑)。
ここは吉野町の最東端、奈良県道28号吉野室生寺針線上にいる。
場所はコチラ→https://www.its-mo.com/z-123943773-489509186-12.htm
ここで地理院地図に登場いただいて。
こうして見るとなんてことない左カーブだが、ほとんどの地図で、県道色が付けられているのがちょうどここ(写真手前側)まで。道は途切れていないのに、である。
矢印のところが現在地だが、なんと地理院地図では県道色が途切れていない!
だがそれは、たくさんの轍が残る左カーブ方向ではなく、
コッチですよコッチ。
つまり、コレはいわゆるひとつの分断県道。ここから国道166号まで、吉野町と東吉野村の境をなす日の森峠を挟んだ約1kmほどの区間が不通区間となっているのである。(ちなみにr28は、R166としばし重複して6.5kmほど東進、平野地区で国道と別れて再び単独となる)
以前からこの分断区間が気になっていて、一度はそのために訪れたこともあったのだが、前回はなぜか気が乗らずやめてしまった。本日ようやくコイツを踏破してみよう、というわけで。
不通区間と言えども車の出入りもあるようだが、どう考えてもノートさんで突っ込む道ではないので、徒歩でアタック。
手早く準備をして、いざ出発!
道は、分岐から数mでダートに。
様相は完全な林道。
でもすぐに見つけたのが、
こんな石積みの土留め。
すわ、やはり県道スペックたる証か?とテンションが上がったものの、結果的に言えばこの手の石積みを確認できたのは超序盤のここだけだった(見落としてる可能性はもちろんある)。
思えば先ほどの分岐点にも、道路の管理者を示すようなものは何もなかった(と、この時は思っていた)。今辿っているこの道にもなんにもないのかな~・・・
と思った矢先に見つけたのが、コレ。
「筆界基準」の杭。なんじゃそれ?
筆界(ひっかい、ひつかい、ふでかい)とは、不動産登記の手続きにより決定された一筆の土地の範囲を示す界のことであり、「公法上の境界」ともいわれる。(Wikipediaより、以下略・笑)
わかったようなわからんような。保安林と道路の境界を示すものだと思うが、直接に県道を示すものではないのでは。この少し先でもう一本同じものを見つけたが、もう撮らなかった・・・という程度のテンション(笑)。
それとは関係なく、
道としてはなかなかいい雰囲気。
自然林ならなおいいんだけども、この植林された杉木立の「全てがビシッと直立してる感」、けっこう嫌いじゃないわたくし。でも・・・ここにヘキサの一本もあれば、マニア垂涎のスポットになるのに・・・(笑)。
一か所だけ、こんなとこもあった。
行程中もっとも地形的にハードな、河岸を拓いた部分。そこではこのような金属板による簡易桟橋も。
林道・・・もとい県道に寄り添う、
その川の名は小名(こな)川。紀の川水系の一級河川である。
県道と小名川の高低差、このあたりがもっともあったかな。
ググッと曲がる川に追随して、
県道もググっとカーブ。
峠に向かっているのだが、さほど勾配はきつくない。コレは何を意味するか。
ちなみにこの道の下をくぐる暗渠は、
すべてこのような土管。
うーむ、どうも今ひとつ萌えんな(笑)。最初の石積み土留め以外、少しでも古そうな道路構造物はまったく見られない。
これじゃあ、林道を歩いてるのと全然変わらんぞ!
まあ、ポイントによって雰囲気だけはいいんだけども(笑)。
あっ・・・
見なかったことに(笑)。
正直、投棄物はよく目にした。でもアレは違うような・・・。まあいい、今は。
進軍開始から12分。
グッと勾配がきつくなってきた。
ホンキ出してきたか?・・・いや?
急勾配を登りつめた先でまた下ってるぞ!?なんだこれ?
・・・と思ったら、頂点に見えたところが
分岐になっていた。
おおっ・・・今日初めてちょっとアガる展開。チェーンゲートが設置された右へと下っていく道のほうに、もうすぐ奥が源流となる小名川もついていく。・・・そして、すべての轍も。
いよいよ、真の不通区間の始まり。
つまり、県道・・・日の森峠は、
まっすぐだ。
【2】に続く。