『ボルトと戯れる?』
今回の素材です。何の変哲も無い「ステンレス キャップボルト」ですね。因みにサイズは、M10(並目P1.5)の首下60mmです。一般的なキャップボルトですね。ホームセンター等で、簡単に入手出来ます。昔は、これで満足してましたね。(笑)今回は、2通りの加工を施しました。一個目はM10→M8への変更です。比較です。ちょっとした訳があり、製作しました。( ̄∀ ̄)M8の「頭でっかちん」仕様?です。ψ(*`ー´)ψ次はこのネジが切られていない部分を使います。こんな感じになります。元のネジサイズはM10ピッチ1.5ですが、切り直したピッチは1.25です。並目から細目ネジへの変更です。買った方が楽ですが、自分で作るなら好きに出来ます。全ネジである必要がないので、ちょと変わった見た目になりましたね。(笑)同じ場所で使うボルトにも同様のテーパー加工です。ネジの頭部分のみをテーパー加工しました。こっちは、一般的な並目で良いのでネジ部には加工無しです。ブリッジボルトと同じ64チタンボルトも考えましたがぱっと見では、見分け付きませんしね。(笑)強度を不安視する意見もある様ですが、今までこの仕様で不具合はありません。休みの度に天気が悪く、一向に車体の方が進みません・・・。( ̄个 ̄)このままだと、バンジョーボルトやブリーダースクリューも変更したくなっちゃいますね。(汗)今回の失敗作・・・ベースは「ボタンキャップボルト」です。社外のブレーキローターボルトで良くあるヤツですよね。キャリパーサポート用に試作してみたんですが・・・ベースのボルトの精度が悪過ぎでした。( ̄个 ̄)前記の普通の方のキャップボルトも同様ですが、ボルトの頭のセンター(中心)に六角穴が打たれていないんですよね。(汗)もっと厳密に言うと、ネジ部の芯からボルトの頭自体がズレています。っと言っても、大抵のボルトはこんなモンです。一般的な使用目的でそこまでの精度は必要とされてませんからね。しかし、旋盤で加工するには致命的な数字です。ネジ部で芯を出すと頭の六角穴が大きくズレてしまいます。もちろんですが、六角穴で芯を出すとネジ部のセンターからボルトの頭がズレます。(笑)ボタンキャップボルトは、一般的なキャップボルトに比べてバラつきが多く話にならなレベルでした。( ̄个 ̄)って事で、ボタンキャップボルトの加工は諦めました。上の試作は、一見問題無さそうですがネジ部の芯とボルトの頭の芯がズレてしまっています。ズレていると言ってもコンマ数ミリの話しなんですけどね。性格上、これではダメです。精度の良いボルトもありますが、コスト的に自作する意味が無くなります。市販のテーパーキャップボルトを買った方が楽で安上がりになりますね。