【ついに対面】(5年3ヵ月20日)
●ついに対面!5年間続けてきたことが、正しい方向で、さらに結果が伴っているのか、ある意味答え合わせでもあった。本のセンセさん(以下、センセさん)もブログの内容と実体が同じかどうか気にされていたかと思う。胴体レベルがどうか、おそらく初対面の挨拶、いやドアを開けて部屋に入った時にセンセさんはすでに悟っていたと思う。椅子に座り、自己紹介から雑談に移り、自分の胴体がどうなのかは、最初のうちは特に話題にはならなかった。しかし、話の中で、「その胴体なら」のように聞こえなくもない言葉がほんの数回出てきてはいた。そんなこんなしているうちに、話は胴体の動きなどの話に移る。ここからは実践が伴ってきた。合気道や剣術など武道に関するものである。癒着剥がし運動が、その前後に数回挟まれることになるが、とりあえず言われるがままに見よう見真似でやってみる。特に問題無く出来る。この時点で自分は「なるほど、武道ってこんなに力を使わないんだ」っとただただ興味津々になっているだけ。また別の動きをしてみたりと、しばらく続く。自分が聞き逃していただけかもしれないが、ある前提を全くすっ飛ばしていた。それは何か。試しにやっていた動作は、「胴体(深部)が動かないと、出来ない動作」、だった。あろうことか、ここでようやく自分の胴体はちゃんと動くのだと認識する。あくまで主観でここまでやってきたので、客観的にみてどうかは、この時が最初だった。安堵に包まれる。何故なら、ここまでやってきたことがしっかりと実を結び、そしてこの対面で、センセさんをがっかりさせることがなかったからである。結論が出たわけである。「5年間の検証の結果、仮説は正しかった」具体的に言うと、「5年間、捉えて歩き、立ち、座ることを日常的に極力実践し、体操を続けた結果、胴体深部は活性化し、胴体が動くようになった」(嬉しいことに、かなりのレベルに達しているようです)自分ではあまり実感がないのが、正直なところ。おそらく胴体が動くようになって、それがある程度日常化している人にはわかってもらえると思うが、胴体の活性化の初期は、「おおー、身体がスゲー、この感覚は!」のように、変化量というべきものが大きいので、感じるもの大きい。しかし、日常化してしまうと、その動く身体が当たり前と身体が認識するので、そこをベースにさらに進化をするわけだが、そこまでの変化量ではない。確実に進化はしているのだが、進化の仕方が少し異なる。変化量は少なくなるが、変化の頻度が多くなる。その中には、意識に上がってくるものもあれば、無意識化でただただ勝手に進化しているものある。意識に上がってくる変化では、その変化の質がどんなものかを認識する前に、またすぐ変化が起きるので、ただただ忙しい。この状況を、自分は「胴体がうるさい」と表現している。言い換えれば、否が応でも「自分の身体と向き合う」ことになる。と、あっという間の対面でした(だいぶ端折りましたが(笑))! 身体の絶不調からここまで改善、さらには進化できたのは、重心力トレーニング無しに語れないのは確かである。センセさんに対面で感謝を伝えられたの本当によかった。どうしても伝えたかったので。改めて感謝申し上げます。●5年間(対面直前まで)胴体深部が動くことで出来ると思われる動作に焦点当て、5年間で出来るようになった動作を列挙する。CanDoリストみたいに「~できる」と書くことにする。・胸を腰から独立して動かすことができる。・腰椎を反らせすぎずに、骨盤の前傾を保ちながら、胸椎だけを反らすことができる。・首の付け根、鳩尾、腰の3点を独立して動かすことができる。・股関節の乗れ言われてたら、乗れることができる。・「捻る」で、骨盤を動かさず、90度捻れる。・仙腸関節で、腸骨と仙骨の境目を認識でき、力のようなものが流れるのが分かる。・立ちは座っているように、座りは立つようにできる。・バランスボード上で、「捉えた姿勢(上半身の重みを股関節に乗せた状態)」でほぼ「直立」できる。・バランスボード上で、直立から「ヒンジヒップ」のような体勢(膝を曲げて、股関節から折るように上半身を前傾させるが、上半身は斜めに真っすぐ)にしていき、上半身が地面と平行になるぐらいまで倒してから、ゆっくりと直立姿勢に戻ることができる(正直、まぁまぁ際どいですができる)。●5年間+対面(正確には対面中)上記にプラスアルファ、または進化した動作になった。・【進化】腰椎を反らせすぎずに、骨盤の前傾を保ちながら、胸椎だけを反らすことができる。 →胸椎の伸びがかなりスムーズになった。いわゆる癒着がとれた感じ。・【進化】首の付け根、鳩尾、腰の3点を独立して動かすことができる。 →お臍が加わり、4点に増える。・【進化】鳩尾、胸骨、首の付け根の3点の独立。・【進化】仙腸関節で、腸骨と仙骨の境目を認識でき、力のようなものが流れるのが分かる。 →さらに開眼(眼ではないが)! 臍下丹田の実態(実体)をつかむ!相手の重みを丹田に乗せることができる。・【進化】立ちは座っているように、座りは立つようにできる。 →さらに開眼(眼ではないが)! ●5年は短い?長い?率直に言えば、あっという間であった。上記で書いたように「胴体がうるさく」なってからは、それの対応に追われ時間はあっという間に過ぎる。どれぐらいで動くか動かないかは個人差による。自分は実際に動き始めたのは2年ぐらいからだと思う。残りの3年は繰り返すが「胴体がうるさく」、気づいたら今のレベルである。同じ5年を経ても、その間、色々試しても(セミナー行ったり、関係書を読んだり)、胴体が動かない人は動かず、5年前のままである。実際、自分もこの5年以外に、探り期として1年6ヶ月ほど費やしている(過去ブログで書いたと思う)(この期間セミナーなどは一回も行ってません。本も胴体力、などのいわゆるの本です)。あくまで比較した場合であるが、つまり、5年が経っても胴体が動かないことと比較したら、5年経って胴体がかなりのレベルに進化したのだから、結果オーライだし、正直もう年数は気にならない。●おわりにとりあえず、ここをひとつの節目としたい。別にブログをやめるわけではありません(笑)。ここからは意味合いが少し変わるので、たまーに更新されるブログの内容は「対面後」であることを踏まえた上で書きます。いずれにしても、この5年間の「北京原人生活」は実を結んだことは確かで、胴体は相当動くようになった。ただ1つ注意事項がある。「体操だけ」をいくらやったところで、成果は得られにくいということ。日常を変え、「日常の捉え姿勢」も「体操」も続けることが肝要だと思う。自分は愚直なまでに、これらを5年間「継続」しただけ。ちなみに「日常化(習慣化)すれば勝手に継続」される。ちなみにちなみに「体操」の種類であるが、最終的には2種類、①捻る+反る丸める、②捻る+伸ばす縮める+反る丸めるの複合体操しかほぼしていません(笑)。回数も10回ぐらい。しかも、一日に1セット。たまに朝晩かな。他の体操や運動も気が向いたりした時にやる感じ。この2種類、いやたまに1種類だけの時もあったと思う。とはいえ、ほぼ毎日この2種類は続けたとは確かだが。バランスボードに関しては、導入当初にまぁまぁその時は乗ったぐらいで、今となっては月に1回乗ればいいところ。いや、そんなにも乗っていないかも。間違いなく日課でない。何故たまに乗るかと言うと、面白いことに、たまに乗るとその前の時より、乗れるからである。「あ、やっぱり無意識に胴体は進化しているんだな」っと、ほんの少しだけ実感が湧く。さぼってはいないのだが(ほぼ毎日続けているので)、種類・回数は減ったのにもかかわらず進化は止まらなかったことから、いかに日常の捉え姿勢が大事か分かる。「体操で得た感覚・回路は、日常の不良姿勢(捉えが無い姿勢)で容易に無かったことになる。」これは北京原人生活のある時から肝に銘じて、なるべく、「体操で得た感覚・回路が、一日中続く」ことを目標にして日常を過ごしている。これには「日常の捉え姿勢」が絶対条件になる。そして気づけば、人によって落差の違いはあるものの、「身体のシルエットの変貌ぶり」に周りが指摘せざるを得なくなっている。少なくとも自分は、周りに指摘された。「あれ、お前、こんな身体つきだったけ??」自分は昔、動かない胴体でサッカーをやっていたので、いわゆる胴体が動かないサッカー選手の典型的なシルエット、「猫背+O脚」であった。そりゃ、今の自分は別人だ!(笑)「胴体深部が活性化し、深層から動き出せば、その結果として身体のシルエットは確実に変化する」大事な指標だと思う。と、なかなか終われないので(笑)、終わりにします!