久々の更新です。

 

前に書いた時に細分化ラインについて書いたが、さらに色々な変化が出てきた。

 

●3か所の細分化ポイント

1つ目は、骨盤で、仙骨と腸骨のライン。

2つ目は、胸郭で、肩甲骨と肋骨のライン。

3つ目は、後頭部で、側頭骨と後頭骨のライン。

 

これら3つは(おそらく解剖学上も)感覚的に非常によく似ていて、互いに連動関係にある。

 

・腸骨―肩甲骨―側頭骨

・「腸骨+大腿骨(股関節)」

 ―「肩甲骨+上腕骨」

 ―「側頭骨+顎関節」

・腸骨は仙骨を通じて、肩甲骨は肋骨を通じて、側頭骨は後頭骨を通じて、背骨に繋がっている。

 

これら3つのポイントがしっかりと細分化されると、上記で書いた関係にあるため、あることが起きる。

 

背骨が自立する

 

3つのポイントは全て左右から背骨に触れており、これが開放されることにより、背骨が自ら立つ

 

自分はさらにもう一段階、特に胸椎が伸びた。おそらく側頭骨のせいで、後頭骨が緩まず背骨が伸びようにも伸びれなかった可能性がある。

 

背骨が伸びると言うと、全て伸展すると思われるが、「背骨の自立」が促されると、S字の湾曲を維持したまま垂直に伸びる感じなる。バネ(スプリング)の一つ一つの間が縮まっていたのがそのままの形で伸びて、間が空く感じになる。

 

そしてさらなることが起こった。これはまだ常態化には至ってないが、こんなことが起きた。

 

脳みそフロート

 

側頭骨の溝である耳の上あたりから上が、それより下の部分と分離して、脳みそだけが浮いている感じになったのである。

 

●細分化ラインは複合ライン

細分化ラインは以下の複数の事項が一気に達成されるラインのようだ。

 

・胴体(背骨)と四肢(頭)との分離

・胴体(背骨)と四肢(頭)との連動

・胴体(背骨)と四肢(頭)の脱力

 

言葉にすると一見矛盾している項目が並んでいるが、これが一度に起こる。

 

自分はこの3つのラインを「立つ、座る、歩く」はもちろんのこと、体操時の姿勢や、出来る限りあらゆる姿勢で維持できるようにしている。

 

面白いのは、立つのように直立姿勢でなくても、ちょっと変な体勢でも、この3つのポイントが維持されていると変に力みが消える。電車で急に揺られて耐える時に、瞬時にラインに乗れると、力まず力を受け流せるのである。

 

この3つのラインに乗ってする体操とそうでない体操では体操後の感覚が全く異なる

 

そう、体操の質が格段に上がったのである。

 

同じ動作なのに、まったく質のことなる動作に感じるのである。

 

日常では、先ほど書いたように3つのラインから外れないように歩いている

 

上記の複合項目を読み返してほしい。

 

そう、すでに日常で歩いているだけで、胴体(背骨)と四肢(頭)との分離・連動・脱力がトリプルでどんどん促される。

 

上手く3つのラインに乗れて歩けて職場に着いた時は、朝から「軟体動物」です(笑)。

 

●真の「動きをみにつける」へ

以前紹介した、こちら→記事にある内側運動制御系が主導で動くことが「動きを身に付ける」である。

 

この記事ある、脳内の臓器名に注目してほしい。

 

大脳基底核、視床、小脳」(引用)

 

これらはどこにあるのか?

 

脳内の中心部でそれに関係している骨は何か?

 

後頭骨や蝶形骨である。

 

今回解放が始まったのが後頭骨である。後頭骨は蝶形骨ともちろん関係している。

 

ようやく扉が開かれた感じなのだと思う。

 

今までは内側運動制御系の主導で動こうにも後頭骨が開放されていないから、なかなかそうはならなかったのだと思う。もちろん、刺激は行っていたはずである。

 

●おわりに

良いのか悪いのか、巷の体幹トレーニングや○○トレや○○理論みたいなのに疑問しか感じなくなってしまった(笑)

 

色々紹介されている動きやトレーニングは、「胴体深部」を使ってできて初めてその効果発揮する。しかし、これらの動きを「胴体深部」を使ってこなすのは容易じゃない。

 

上記でも書いたが、同じ動きでも、「胴体深部」を使っているかどうかでその効果は天と地ほどの差がでると思う。体感や質が全く異なるから。

 

個人的に現段階で一つ言えることは、マジで!マジで!「基本姿勢」の維持は大事。

 

背骨を伸ばす姿勢は窮屈だから伸ばしてはいけないと言って、伸ばさないといっこうに「背骨の自立」はありえない。自立です。伸ばそうとしなくても良い感じに背骨が自ら立ってくれるのです。さらに背骨の自立と細分化はおそらく表裏一体。

 

かといって、確かに背骨は伸ばすべきだが、反り返ってはいけない。

 

これらの事実が分かっていても身体で分かっている人が少ないよいうに思う。何故なら「胴体深部が動かない住人」のままで検証しているからである。

 

トレーニングの開発ばかりに目が行って、大事な大事な日常の姿勢に全然目もくれない。「大事だ」と言葉でしか言わない。「真の進化」は日常で起きているのにも関わらず。

 

さらに臓器のことも気にかけない。骨盤と肋骨の間がしっかり開いていることで、消化器系の内臓が活性化する。それには背骨が伸び伸びすることが大事。背骨は脳に繋がっている。背骨が活性化すれば脳も活性化する。脳が活性化しなければ「動きは真に身に付かない」。

 

上記の背骨問題を解決するのが、少なくとも自分の解決策になっているのが、

 

そう、「北京原人姿勢」である。

 

はじまりはいつも北京原人から。

進化は日常ですでに起きている。