(追加動画は★の箇所)
コツで多少良くなったが、まだまだ秒で、分にはいかない。
ちなみに前回の記事は以下。
★(追加)動画【バランスボードの実演・解説】(2019DEC14)
(映像提供:本のセンセさん)
で、そんなにまだ静止できないがあることに気づいた。
ボードに乗って静止できる(ハマって水平が保たれる)状態の骨盤・股関節の感覚がだいぶいい感じなってきたので、ボードを外してその感覚で立ってみた。
そうか、バランスボードの重心に身体の重心を合わせるということは、つまり地球の重心に一致させることでもあるのか、と。
いかに身体の重心を地球の重心と一致させられるか。それを養うトレーニングなのではないか。
地球の重心と身体の重心の一致??
(「水曜どうでしょう」風に)
説明しよう!
まず、地球、バランスボード、身体という物体があって、それぞれ重心がある。質量があるものは必然的に重心と、さらにほかの物体を引き付ける、いわゆる引力がある。
我々が宇宙に飛び出さないのは、地球に引っ張られているから。つまり重力が働いている。厳密に言えば、ヒトの身体そのもにも引力があるといえる。
言わずと知れた万有引力の法則。
地球とバランスボードの関係から見ていく。ボードは地球に引っ張られている。ボードは、ボードの重心と地球の重心が一致すると水平になるように設計されている。
だから、ボードはそのままにしておくと、涼しい顔して何もせずとも水平になっている。
ここで大事なのは「ボードには筋肉が無い」こと。
しかし、このボードに身体を乗せると、いきなり暴れはじめる。身体が乗ったことで、ボードの重心が地球の重心と一致しなくなるからである。
そこで、今度は身体の重心とボードの重心をボードが水平になるように一致させる。この時、水平を保つためには、大元で引っ張っている地球の重心とも一致させなくてはならない。
地球、ボード、身体の3つの重心が一致すると、あらら不思議、ボードの暴れが収まり、水平が保たれる。
ボードの暴れが収まったのは身体の重心が他2つと一致したからである。
これは非常に大事な点で、暴れを筋肉でおさえてはいけない。あくまで重心を一致させることでおさめる。
そんなことが可能なのか?
思い出してほしい。ボードには筋肉は無いが、地球との重心の一致で水平が保たれる。
同じ物体である身体に同様のことが起きてもまったく不思議ではないのである。
いわゆる「最小限の筋肉で立つ・骨で立つ」だと思う。
面白いのは、身体の重心がある骨盤(股関節)がボードと地球の重心と一致していれば、身体が前傾していもボードは水平が保たれる。
「北京原人姿勢」おそるべし!
ここから、今度は、骨盤の重心に、胸の重心、そして頭の重心を同一線上に一致させる。
そう中心軸である。
そうすると、頭の重心、胸の重心、骨盤の重心、地球の重心が一致することになる。
そしてこの4つが一致した場合は、バランスボードが勝手に水平を保つように、人間の身体も最小限の力で水平に立つようにおそらく本来は設計されているのだと思う。
こうなると地球は身体を過不足なく、つまり無駄なくある意味「真っすぐ真下に」引っ張ていることになる。
そうすると、身体は引っ張られていることに気づかず、軽く感じるのではないか。重力に対する負担が最小限だから、動きが軽くなる。
さらに、無駄なく最大限に引っ張られているので、いわゆる当たり負けしない状態になるのではないか。
無駄がないというのは、最小限とも最大限ともいえる。
一見矛盾する2つの事象が同時起こる。
地球の重心と身体の重心が一致している状態を身体に教え込み覚えさせられれば、今度は、他の条件が全て等しいとした場合、バランスボードが勝手に地球の重心と一致して水平になる・戻るように、身体も勝手に地球と重心が一致して中心軸が勝手に形成されるのではないだろうか。
「身体が勝手に中心に戻る(身体の重心と地球の重心の一致)」が起きるのではないか。
まぁ素人の見解だから、真意は分からないがこんなことを感じた。