(参考動画を追加しました(2019NOV04))
これは万人受けするかは分からないが、ちょっとした気づきである。
●用意するもの:ペットボトル500mlを2つ。水を入れておく。
●やり方
1、北京原人姿勢(誰でもできる股関節の捉え姿勢)をとる。
→これを崩しては意味が無いのでしっかりととる。この姿勢で少なくとも股関節・大腰筋・鳩尾にスイッチが入った状態になる。
2、両手にペットボトルの下の方を持つ。キャップが地面を向く。
→この時、野球のバットやテニスのラケットや木刀などを持つ時の要領で、小指・薬指を中心に持つ。極端だが、人差し指・中指は外して問題ない。親指は軽く添える程度。
3、重みで基本姿勢が崩れないようにする。特に鳩尾が丸まらないように気を付ける。
4、ペットボトルを持っている手の力を極限まで抜く。やり方は簡単で、これ以上力を抜いたら落ちてしまうと思えるぐらいまで力を抜く。
5、しばらくその状態でいる。
★参考動画(2019NOV04)
(映像提供:本のセンセさん)
●反応
これは人によって差はあると思うが、次のような反応があると思う。
・肩がどんどん下がっていく感じ。
・腕が長くなっていく感じ。
・腕・肩が外れそうになる。
・自分の腕では無いのではないかと思えるぐらい力が抜ける。
・ペットボトルが重いなぁ~と思っていると、いつの間にか重さが消える。
で、おそらく上手くいっていると、何か両脇に感じるものがあると思う。そう、前鋸筋がオンになるのです。背中側に何か感じかもしれない。広背筋です。人によっては背中に何かくっ付いているものが浮き出るように感じるかもしれない。それが肩甲骨です。
5の状態で、軽く前後に腕を振ってみる。姿勢は崩さないように気を付ける!
人によってはさらに上記で書いた反応が強くなるかもしれない。
●考察
肩が下がらない理由はいくつかあると思う。肩甲骨と胴体の癒着や可動域の問題など。
ただ、本来は肩や腕・手の重みで、肩は上がらない構造になっているのではないか。
重みが出るには少なくとも脱力がないとできない(癒着ももちろんある)。
「脱力できない→重みが出ない→肩が下がらない」
ではないかな。
ペットボトルの重みを利用せずとも腕の重みが感じられるぐらい脱力できれば方は上がらないのでは。
ちなみに上記の動作の後、普段と同じようにスマホを持ってみましょう。
意外にも重く感じると思います。そして、手で持つというより、脇の下や肩に重みを感じてそこで持っているような感覚になると思います。
肩がまさかのスマホの重みで上がらないと思います。
で、その状態でしばらくしていると重みが消えるとおもいます。
おそらく、それが
「末端が胴体と繋がった」状態だと思う。
それから人によっては股関節や腰が軽くなるかもしれません。全身の連動です。
さらに人によっては、スマホの重みを股関節で感じれるかもしれません。これを感じれたなら、さらに重みを足の裏に流してみる。
これが胴体(全身)を使ってモノを持つという感覚だと思います。
さらに言えばこれは「最小限の力」の使い方の第一歩だと思います。
あくまで個人的な見解ですので、万人受けするかは分かりませんが、自分で感じたことなのでメモしてみた。
これはあくまで一時的な作用であるため、これを常態化するにはそれ相応の継続的な努力は必要になると思います。