この時間は、福岡県の駅をぐるりします。
本日の駅は、香椎線・伊賀駅です。
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伊賀駅について
所属:JR九州 香椎線
開業:明治37年1月1日
場所:福岡県糟屋郡粕屋町
形状:コンクリート平屋
乗換:なし
伊賀駅へのアクセス 伊賀駅と博多駅・福岡空港
NAVITIME 博多駅から伊賀駅 博多↔伊賀 長者原乗換 最速約13分(乗換時間含まず)
NAVITIME 福岡空港駅から伊賀駅 福岡空港↔伊賀 博多・長者原乗換約18分(乗換時間含まず)
タクシー利用 福岡空港国内線タクシー乗り場↔伊賀駅 約15分・約2190円
伊賀駅の写真と訪問記
香椎線、ここから宇美駅までは福岡市を離れ糟屋郡という郡部を走行します。
郡部ではありますが、糟屋郡というのは、香椎線だけでなく新宮中央駅がある新宮町など鹿児島本線沿線にも広がっていて、その人口は約23万人、日本でいちばん人口の多い郡となっていて、平成の大合併でも全く広域合併しないまま現在に至り、粕屋町(人口約4万8000人)、志免町(人口約4万6000人)と、いずれ単独で市制移行できそうな町もあります。
そうなるとこのエリアをかつて走っていた国鉄勝田線を廃止していなかったら、もっとこのあたりの交通網は変化して便利になっていたと思うのですが、昭和後期は、まさかここまで人口が急増することは予想できなかったのかもしれません。
国鉄末期までは、同じ福岡県の筑豊地区と同様に、炭鉱の閉山で廃れていく地域という認識が地元にもあったのではないかと思います。
さて、そんな他所者であるワタシの想像話はもうやめて伊賀駅の紹介をしましょうね。
伊賀駅は、新設駅ではなく、明治時代から存在した歴史のある駅です。
駅舎は平成5年の建築、ハーモニーホール伊賀という地元のコミュニティ施設との併設駅舎となっています。
駅前です。
粕屋町の中心地からは離れていますが、粕屋町自体が福岡市のベッドタウンであちこちで新しい街ができているので、農村地帯というわけではありません。
駅舎に入ってみます。
あまり綺麗とは言えない駅舎、タッチパネル式自動券売機とベンチがあります。
無人駅です。
正面に改札通路、このあたりの構造は土井駅とよく似ていますが、左手にコミュニティ施設があるのが異なります。
コミュニティ施設の入口には別に待合ベンチがあります。
コミュニティ施設自体は無人でイベントなどで使われているのでしょう。
では改札から構内に入ります。
構内は相対式の…ではなく現在は棒線駅のようです。
以前は千鳥配置の相対式ホームがある駅だったようです。
奥が香椎・西戸崎方面です。
こちらは長者原・宇美方面。
ん?DENCHA用の充電設備???…ではなく、DENCHAが運行前からここにある訓練用の施設です。
こういう施設って電化区間には設置しない(保安上の理由?)みたいでたしかJR西日本の岩徳線にもあった気がします。
ところで、上写真、よく見ると奥のほうに列車が停車しているのがお分かりでしょうか?
スマホのカメラをズームしてみると…
次の長者原駅に停車している列車でした。
伊賀駅と長者原駅は距離にして約1kmしかありません。
長者原駅は、篠栗線とのクロス地点に民営化直後昭和63年に設置された駅、それまでは長者原駅は存在しなかったわけですが、 歴史を遡ると明治41年までは、伊賀駅が長者原駅を名乗っていたそうです。
最後に駅名標です。
駅キャラクターは、「いがすけ」、頭はブロッコリー、長者原駅の駅キャラ「ちょうじい」のブロッコリー好きに感化されて弟子入り、頭をブロッコリーにしてしまったという設定だそうです。
(令和6年8月訪問)
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福岡の駅をぐるり 記事リスト
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