この時間は、福岡県の駅をぐるりします。
本日の駅は、日豊本線の苅田駅です。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。
また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。
では,最後までごゆっくり!
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本日から北九州市を離れ京都郡苅田町にある苅田駅をご紹介します。
意外と難読な地名で「きょうとぐんかりたまち」ではなく「みやこぐんかんだまち」と読みます。
国鉄当時なら東京の神田駅と紛らわしいので名称を変更しそうですが、苅田駅は明治28年開業、神田駅は大正8年開業ですから、「かんだ」の名称は、苅田駅の方が先取りです。
ただ神田駅の開業を控え、首都圏駅と九州の地方駅との知名度の差を考えたのか、苅田駅のほうを事前に「かりた」と改称しています。
改称はしたものの昭和34年に再び現在の名称に戻しているので地元での評判が悪かったのかもしれません。
なお同様の例は、福岡県の地方銀行、福岡銀行の支店名称にもみられ、東京にあったのが神田(かんだ)支店、苅田町にあるのが苅田(かりた)支店と呼ばれていましたが、こちらも神田支店の閉鎖により苅田(かんだ)支店と変更されています(変更の理由が真実かは銀行に確認していないので未確認情報です)。
あら、話が逸れてしまいました。
では苅田駅のご紹介です。
郡部の駅で接続路線もない駅なのですが、めちゃ立派な橋上駅舎があります。

苅田駅のある苅田町は、人口約3万8000人、北九州市の郊外でベッドタウンであると同時に、町内に日産自動車、トヨタ自動車をはじめ多くの大企業の工場がある上、海上空港である新北九州空港の南半分は苅田町に属しているため財政力がとても高く、福岡県で唯一、黒字財政を維持している自治体です。
そんな豊かな町プラス新北九州空港開業に伴う各種地元対策で、この立派な駅舎が建設されたようです。
駅前です。

新北九州空港開港に合わせて改築された駅舎ですが、改築から3年後の訪問で、まだ駅前は整備中でした。
こちらが浜手で、奥に臨海工業地帯の煙突が見えます。
東西自由通路、WEロードという名称です。

こちらが新しく出来た西側の駅舎です。

こちらは自然豊な山が見える景色ですが、石灰石の採掘で掘られた形跡のある形状の山々が目立ちます。

橋上駅舎の下を通過する道路はまだ通行止めでした。

では駅舎に入ってみましょう。
出札と自動券売機。

直営駅となっています。
自動券売機が旧来のボタン式のタイプと新しいタッチパネル式のものが併存していました。
訪問の数日前にSUGOCAが導入されたので、このような光景になっているのかもしれません。
待合室は狭めです。

改札です。

発車標は、LEDタイプでした。
自動改札機は、SUGOCA対応に置き換えられてばかりだったのでしょう。
構内、奥が大分・鹿児島方面です。

2面3線で、私が立っている場所のホームは待避線で上下列車が進入できるような信号設置になっていました。
駅名標です。

さて、ここからあとは、新駅舎が出来上がる直前の苅田駅をご紹介します。
仮設駅舎、プレハブではなくまるで小屋、昭和じゃないのになんでこんな仮設駅舎になっちゃんだろうと思いますが、右に見える業務部分はプレハブになっているので、トイレと通路だけ風雨から守るためにこんな小屋みたいになっちゃたのかなと思います。

いずれにしても一時的にしか見ることができなかった貴重な写真になりました。
駅看板、これは旧駅舎にあったものなのでしょうか?

実は旧駅舎は未訪問、全くどんな駅舎だったのかを知りません。
この駅看板、今も保存してありますかねえ。
当時の駅前です。

通路は小屋のなか(笑)

でもちゃんとLED発車標は持ってきたみたいですね。
自動改札機はまだSUGOCA対応ではありません。
(平成18年3月、平成21年5月訪問)
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福岡県の駅訪問に便利なホテル
苅田駅
駅から徒歩3分
駅から徒歩14分
駅から徒歩8分
*駅からの徒歩所要時間は、筆者がGoogleマップで検測したものです