興奮し・・・錯乱状態に近かったパピ・・・
包丁を手に取り・・・
何が何なのか訳の分からない状態だった・・・
そんなパピを見て近づこうとする千尋・・・
包丁を千尋に向け
近づこうとするのを阻止するパピ・・・
今思えば・・・
あの時何故包丁を手にしたのか・・・
あの時千尋に何と言ったのか・・・
どういう考えだったのか・・・
殆ど覚えていない・・・
覚えているのは・・・
「千尋を別れるくらいなら死ぬ」
と言う言葉だけ・・・
右手に包丁を持ち左手首に当てようとした時
千尋がパピの右手を掴み阻止した・・・
千尋が包丁を奪い取ろうとしたが・・・
パピも取られまいとして一生懸命だった。
もみ合いみたいになり千尋の手に渡った包丁を左手で掴んだ
その時に右手も添えようとしたら・・・
弾みで右手首に包丁の角が刺さった・・・
それに気付いた千尋が慌てて包丁をパピの手が届かないトコ
に置いた・・・
そして・・・
パピの右手首からはポタポタと血が流れ始めた・・・