「変えることのできるもの」と 「変えることのできないもの」について。 | 「自分のままで“養護教諭”になる」YOUKYOUカフェ・柏木むつき

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先日、「ニーバーの祈り」という言葉に出会いました。

 

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

Reinhold Niebuhr

神よ、

変えることのできるものについて、

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、

変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)

 

アメリカの神学者で倫理学者であるニーバーが、

とある教会で説教した時の言葉だそうです。

 

 

「変えることのできるもの」と「変えることのできないもの」。

この2つを混同して、

「何でも変えることができる」

と思い込んでいたり、反対に、

「何も変えることなんてできない」

と勘違いしていたりしていないでしょうか。

 

また、

「変えることができる」と分かっているのに、

勇気がなくて一歩を踏み出せなかったり、

そんな自分を認めたくなくて何かのせいにしてみたり。

 

「変えることができない」と分かっているのに、

力づくでコントロールしてみようとしてみたり、

できないことに絶望感を抱いてみたり。

 

「ニーバーの祈り」の中で、

最後の一文、

変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵

知恵≠知識。

ニーバーが「知識(knowledge)」ではなく、「知恵(wisdom)」を神に祈ったところに意味があると私は思っています。


一般的に、「knowledge」は、知っている状態。

wisdomは、知っているもの(knowledge)を運用できること。

だそうです。

知っていてるだけで活用していなければ、それは「知恵」でないのですね…。



 

 

ドイツの哲学者、エーリッヒ・フロムは、

「勇気とはあえて危険をおかす能力であり、苦痛や失望をも受け入れる覚悟のこと」

といっています。

 

勇気を出せば、

「変えること」ができる。

知恵があれば、

「変えることのできるもの」と「変えることのできないもの」を識別することができる。

そうすれば、

「変えることのできないもの」に出会っても、

冷静さを失わずに済むのかもしれません。

冷静さを失わずに済むということは、

自分を見失わずに済むこと。

自分を見失わずに済めば、

「自分」のままでいられる。

そうすれば、また勇気を出して、

「変えること」ができて・・・の繰り返し。

 

そうやって人生は螺旋階段のように、進んでいくのだと思います。

 

 

 

 

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