吉本ばななさんのエッセイ。

このスピード命の現代社会で、モヤモヤしたり、傷ついたり、そうかな〜と思うけどやっぱり違う、ということを、軽んじないで、流されてしまわないで、ちゃんと感じて毎日を生きてゆくこと。その大切さを、日常のあらゆることを例にとり、丹念に丹念につづっていく、という感じ。

Noteでやってるメルマガを書籍化したものなんだけど、新潮文庫で出ていた日記本シリーズが終わってしまい、淋しく思っていたところに、あの日記本のような手触りのシリーズが始まって嬉しい!

長ーく続いてほしい!

あと、おかしなお店や、コンビニや、温泉宿に対する悪口が(笑)、以前はもっと冴え渡っていたように思う。でもだんだん、そうしなければならなかった人たちに憑依し、そちら側から見える景色を書いてゆく、という感じになってきた。あれもあれで威勢がよくて好きだったが、これもこれで、ちょっとシーンとするくらい迫力があった。

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●吉本ばななさんの本(隠居の本棚より)
 
~日記~
 
 
 
 
 
 
 
 

 
~対談~
 
 

 
~小説~
 

・『ひとかげ
 
~エッセイ~