よしもとばななさんの日記本。
なんか、人って放っておくと、自分や他人の気持ちや、本当はおかしいと思うことに日々気づかないように鈍感になっていって、それっていちいち気づきまくってたら生きていけないから、もしや現代社会の生存戦略なのか?と思いそうになるんだけど、やっぱ違うじゃん、と思える本です。
忙しいとそうなりがちだと思ってたけど、よく考えたら忙しさよりも怠け心がいちばんの原因で、ほんとはどんな毎日も真剣に生きることはできるなぁ、と読みながら自分を省みる。
自分がいかにインチキな言動をしているかに自覚的で、気づいたときにすぐ子どもに説明する姿勢など、作家の仕事ってもしかしてほかの大人の気づかないところまで気づく、っていうことかもしれん。なかなかどうして、できることじゃないもの。
しかし生きているだけでこんなに不動産や銀行やお店とトラブルって起きるの?私の周りはなにも起きやしないんだが。私が独身だから?
●よしもとばななさんの本(隠居の本棚より)
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