「人生のこつ」と銘打っているだけあって、小説とはまた違う役に立ち方をするのでおもしろく、このよしもとばななさんの日記本シリーズはぐいぐい読んでしまう。


人生のバランスのとり方のところなんてほんとに首がもげるほど頷いた。


たとえば、理屈で立ち向かえない悪というのが世の中にはあって、そういうときには説得しようとせず、「すぐUターンする」。


ふだんから「自分をだらしなくさせるものに接しない」。


そういう人がいるのはしかたないから認める、でも変えようとせず、ただ自分が持って生まれたものを大切にしていこうよ、という姿勢。


読み終わると、大変な時代だけど私にもたしかに残されている、見落としがちな小さい自由に気がつく、そういう本です。再読棚に決定!





 
 
●よしもとばななさんの本(隠居の本棚より)
 
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